囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

お墓参りツアー 3

2013-04-05 21:20:28 | 日記
お墓参りツアーの最後に、母親の実家に行きました。
実家に行って驚きました。



家の前の田んぼに重機が入り、道路工事をしていました。重機の向こう側が母親の実家です。
私は、太平洋戦争中の1944年から約2年、アメリカ軍の空襲を逃れてと母親と東京から疎開してきました。東京の家は疎開して間もなく、空襲で跡形もなくなりました。疎開がもう少し遅れていたら空襲で命を落としていたかも知れません。
その頃、父親は徴兵されて朝鮮半島に派兵されていました。母親と子ども3人がここでお世話になっていました。



駅から約4km、小学校までも同じ位の距離があるのどかなところです。ところが前の田んぼを潰してバイパス道路ができるというのです。庭先がバイパス道路になりそうなので、「のどか」どころではなくなります。

実家のお墓は裏山にあります。



疎開していた頃よく遊んだ山です。母親は山道が登れないので家で待機していました。私なども息切れしそうな道のりでした。



お墓の前から見下ろした道路工事現場です。昔の農道の影はなく、道路工事が着々と進んでいました。あの辺りの農道が疎開していた頃、小学校に通った道です。



帰りに通った道です。完成するとこんな道路になるそうです。
この道路、某自動車メーカーが町に大工場を造成したため、車両の通行量が大幅に増えるために造ったそうです。工場一つでバイパス道路、何とも驚きました。こんな静かなところにバイパス、どうも予想通行量を大きくサバを読んで無理やり道路を作ってような気がしてなりません。

母親の実家は、短期間疎開していたこともあり、私のふるさとでもあります。ふるさとは田んぼと里山に囲まれたものであって欲しいと思いましたが、あと何年かで喧騒の中に埋没しそうです。
残念な気持ちで、お墓参りツアーを終わりました。
コメント
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