所沢・地底のうた合唱団の4月14日の舞台発表の催事予告を、今日のしんぶん「赤旗」の首都圏版の「くらしの情報」欄に掲載してもらいました。
早速、東京の女性の方から「ぜひ、聞きに行きたいので、会場への道順を教えて欲しい」との問い合わせの電話をいただきました。
ありがたいことです。一人でも多くの方に会場にお出で頂きたいと思います。
ところで、作曲者の荒木栄や地底のうたをご存知ですか。
荒木栄は昨年、没後50年を迎えた労働者作曲家です。三池炭鉱に働き、作詞や作曲の活動をしてきましたが、38歳の若さでガンのため亡くなりました。
「地底のうた」の背景は、1950年代アメリカ石油メジャー資本の圧力で、日本は石炭から石油へとエネルギー政策が転換されました。そのため炭鉱では、合理化や大量の首切り、保安軽視の落盤事故などが起こりました。これに対し、三池炭鉱労働者はストライキで対抗しましたが、この闘争の中で生まれたのが「地底のうた」です。
会社は第2組合を作り、三池炭鉱労働者の闘いをつぶしのかかりました。いわゆる「総資本対総労働」と言われた労働争議です。
今、新自由主義が世界を覆い、貧困と格差が益々広がっています。日本でも、非正規、不安定雇用が横行し、労働者の働く環境は日に日に劣悪になっています。
正に、三池闘争の時代と同じことが起きています。働く人の労働条件や働く人の人権を取り戻すために、今こそ「地底のうた」を現代の仲間に伝え、連帯して運動に立ち上げることを訴えたいと思います。
ぜひ、聞いに来てください。