囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

同感です・・・

2020-10-14 16:11:37 | 囲碁きちのつぶやき
東京新聞には「私の東京物語」という連載記事があります。各界の人が、自身と東京とのかかわりをまとめたものです。
今は、女優の小泉今日子さんが書ています。
毎回興味深く読んでいますが。



特に今日の回には得心しました。

「オレはね。世の中というのは時代とともに、だんだんとよくなるとばかり信じてたらそうじゃないんだね。今のオレは何も信じられないような気持ちだよ。地球が丸いなんてのもウソじゃねかな、全く。」



これは小泉今日子さんが引用した俳優の殿山泰司さんの文章だそうです。

1967年に殿山泰司さんが書いた文章に、小泉今日子さんは「そのまま今の私の気持ちのような気がする。」と書いています。
これを読んで、小泉今日子さんと同じように私も「そのまま今の気持ち」のような気がしました。

調べてみたら、殿山泰司さんは私の母親より年上でした。映画でいろいろ見たのでもっと若いと思っていました。
エセイストとしても有名で沢山の本をさしているそうです。

「世の中、だんだん良くなる」と思いづづけたいが、私には「世の中、ドンドン悪くなっている」としか思えません。みなさん、どう思われますか?

でも、小泉今日子さんも最後に書いています。

「それでも未来は明るいものだとなんとか信じて今日も元気に生きるしかない」と。

殿山泰司さんのエッセイにも、小泉今日子さんの文章にも、全く得心した私でした。

コメント
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