「所沢保健所復活を!」公約に掲げた小野塚市長が誕生しました。保健所復活が本当にできるのか、市民の側から考えるための学習会が開かれ、私も参加しました。
講師は長い間、上尾市役所に勤め、現在は埼玉自治体研究所の事務局長をしている渡辺繁博さんでした。
沢山の資料に基づきいろいろ説明してくれました。
★ 基本の基から学びなおすことが出来ました。
法律と条令の関係 国=法律 自治体=条例 法律に違反する条例は造ることはできないが、自治体は自治体に即した条例を作ることはできる。前市長が行った「育休退園」は条例でないので新市長が廃止できた。
★ 中核市になれば出来ること
自治体には、指定都市、中核市、その他などの市があるが、所沢市は市の申し出に基づき「中核市」になることが出来る。
中核市に移譲される職務のひとつに保健所業務がある。
★ 中核市になることにより多くの職務を所掌することになるが、それに伴う職員や予算が必要になる。
これらをいかに具体化するかの難しさを知りました。
議会や市民との合意を得るのは当然必要ですが、その作業は並大抵ではありません。
口で「保健所復活」を叫ぶことは簡単ですが、それを具体化することの難しさを改めて学びました。
「市民の市政をつくる会」に協力して、その作業のお手伝いをしなければと思いました。