能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

横丁が都市住民を救う・・・きわめて人間的な「逃げ場」スペースが街を活性化させると思います

2015年04月23日 | まち歩き

メインストリートから少し入ったところには、飲み屋さん、焼き鳥屋さん、おでん屋さん、居酒屋、バーなどのB級グルメ店・・・怪しい風俗店までもが雑踏然として集積しているケースが多々あります。

消防車も入れないような路地、エアリ・・・。

横丁・・・と呼ばれています。

でも、そこには、毎晩毎晩同時に生活感のある人間ドラマが展開されています。

酔っ払いのサラリーマン、飲み屋のおかみ、上司と部下、カップル、同僚や後輩などなどが、杯を酌み交わし、会話に花が咲いています。

きわめて、人間的な「空間」・・・サードプレイスが、そこにあるのです。

最近では、アジアや欧米からの外国人観光客も交じり合い、さらに面白い状況になりつつあります。

東京にも、様々な「横丁」があります。

人形町の「あまざけ横丁」

吉祥寺の「ハモニカ横丁」

渋谷の「のんべえ横丁」

新宿の「しょんべん横丁」・・・。

歴史のある横丁です。

東京駅の「黒壁横丁」、二子玉川の「柳小路」などもありますが、ちょっと違いますよね。

 

無機質で、機械的、機能的なスペースで、人は生きて行けません。

人工的に作られた都市では、自殺者が増加したり、子どもたちが非行に走ったりという社会的な問題が多いと言われています。

ニッポンの横丁文化・・・人間が活きるための空間として大切にしていかなければならないと思います。

 

昔あった、サントリーのウイスキーのコピーを思い出します。

開高健さんか、山口瞳さんの作品だと思います。

人間らしくやりたいなあ 人間なんだからなあ

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