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知的な老い方・・・外山滋比古さんが遺したスタイリッシュ・エイジング論 お洒落でカッコいい爺さんになろう!

2021年07月16日 | 本と雑誌

書店の外山滋比古さんコーナーで見つけた一冊。

楽しく読むことが出来ました。

知的な老い方

外山滋比古著 だいわ文庫 650円+税

 

外山さんは、お茶の水女子大学教授などを務められた英文学者。

「思考の整理学」は、212万部のベストセラーになりました。

整理整頓が苦手だった外山さんが、「整理学」というタイトルの本でスポットライトを浴びるとは、世の中分からないものです。

 

「知的な老い方」は、外山滋比古さんが遺したエイジング論。

エッセイ風に書かれているため、寝転んで気軽に読むことが出来ます。

著者が93歳の時に遺した一冊です。

 

目次

第1章 スタイリッシュ・エイジング かっこよく年をとる

第2章 いきがいの作り方

第3章 知的な生活習慣

第4章 緊張感をもって生きる

 

年を取ることに抗わずリベラルに生きていく・・・ということを外山さんは主張します。

・晩学に取り組む

・お山の大将になる

・80歳で起業する

・人にご馳走する

・朝を活用する

・おしゃれする

若き日は、本は買ってもファッションには無頓着だった著者。

理容室にも行かず髪はボサボサ・・・ベートーベンというニックネームが付いていたそうです。

高齢になって、高価な櫛を買ったり、ネクタイを山ほど買ったり、メガネを買ったりしたことが面白可笑しく綴られています。

「心にもおしゃれをさせなくてはいけない」

音楽会に行ったり、絵画を買ったり・・・加齢とともに外山さんは素敵なお爺ちゃんを目指します。

 

・雑談が健康を生む

・眠りは、王者の楽しみ

・ホテル暮らしのすすめ

一番最後のエッセイは「ホテル暮らしのすすめ」・・・老人施設ではなく、ホテルで晩節を過ごそうとした外山さん・・・とってもオシャレです。

理由は、ホテルにはたくさんの若者がいるからとのこと。

そして、断捨離・・・身の回りのものを整理しなければホテル暮らしは出来ません。

 

96歳まで生きた外山さんは、エスプリとユーモアを持ったジェントルマンになろうと努力されていたのだと思います。

お洒落でカッコいい爺さんになろうと思います(爆)。


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