能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

上海の風水事情・・・高層ビルからお店まで中国の皇帝が秘匿していた風水のコンセプトが活かされていました

2019年12月17日 | 学問

上海へ行く目的の一つに風水地理学の研究がありました。

中国四千年の歴史を持つ風水・・・皇帝だけが秘匿していた環境地理学。
ちょっと怪しいジャンルですが、バランス、中庸を重視する風水学は昔の科学として意味あるものだったのでしょう。

中国発祥の風水・・・それは、高層ビルをはじめとする近代建築にも大きく影響しています。

香港で勃発した銀行間の風水戦争が有名です。
仕掛けたのは香港上海銀行、中国銀行のとなりに風水の納気法を用いて鉄パイプ、鉄骨むき出しの要塞のようなビルを新築したことから始まります。
中国銀行もこれに対抗して防御ビルを建てます。
両行とも、獅子やライオンを置き、風水の形煞や化煞といったオフェンス、ディフェンスを繰り広げることになります。

きっと資本主義と共産主義の代理戦争だったんでしょうね。

上海の街を歩いても、龍や獅子、蛙といった風水をイメージさせる置物や飾り物を目にします。

一般庶民にも風水信仰はあるようです。

地元の人に聞くと、風水師もいるそうで、店舗診断や新規店舗のアドバイスやコンサルティングなどもしているとのこと。
日本の中小企業診断士に例えていました(笑)。

お土産には、風水尺、龍の銘板、中国算盤のキーホルダーを買ってきました。

ラッキーをいただけそうです。


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