最近、若い社員が辞めた・・・という話を聞くようになりました。
コロナのせいかなあと思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。
ホワイト企業と呼ばれる社員に優しい会社からも、優秀な若手社員が去っていきます。
若手社員は、優しすぎる会社では自分のキャリア、スキルが伸ばせず明日が不安になり、よりハードな職場に転職していくそうです。
キャリア教育を中高生時代からキャリア教育を受け続けてきたZ世代・・・なかなか期待を持てます。
日経ビジネス誌2023/2/20号の特集は「大転職時代 引き留めるより引き付けよ」。
若手社員をいかに惹きつけて戦力化していくかを事例、ケースをもとにして丁寧な取材記事にまとめています。
Contents
Part1 均質な組織を崩す変革の起爆剤たれ
Part2 「待ち」では出遅れる 総スカウト時代に突入
Part3 面接対策、リファラル採用・・・キャリア人材を獲得 先進企業の攻略法
Part4 20代が集まる人気企業の条件
エピローグ 人材戦略は「脱・囲い込み」選ばれる企業を目指せ
NECでは、人事制度改革、働き方改革、コミュニケーション改革という三本柱でキャリア採用人材、組織改革に取り組んでいるとのこと。
三井化学、リクシルでは面接スキルをあげてミスマッチを防いでいるそうです。
サイバーエージェント、マネーフォワードではリファラル採用を社員総力戦で取り組み成果出。
そして、ヤマハ発動機ではリモート、地方での働き方を可にすることにより柔軟性で人を引き付ける戦術を取っているとのこと。
各社各様に、優秀な若手社員を採るために様々な創意工夫をしています。
20歳代のビジネスパースンの企業評価もなかなか興味深いです。
20代に高評価の業界・・・インターネット、コンサルティング、シンクタンク、総合商社、情報サービス、監査法人、税理士法人
20代に低評価の業界・・・食品、飲料、住宅設備、紙パルプ、警備、受託製造
頭脳系ホワイトカラーが人気のようです。
「マネジメントの父」と言われるピーター・ドラッカー博士は、言います。
「学校を出て最初に就く職業は、ギャンブルである。」
確かにその通りだと思います。
ただ、転職をやたら繰り返すジョブホッパーもちょっと???だと思います。
ある部署で3年間思いっきり仕事をしてスキルを高めて、その時点で立ち止まって振り返る・・・。
そして、30歳までに自分の軸を確立して、好きな仕事をしていく・・・キャリアをうまく構築している成功者の歩みです。
職業人生の中で、最も大切なのは20歳代・・・がんばれ!ニッポンの若者たち