「見える化」
ローランドベルガー社のコンサルタント遠藤功さんが2005年に提唱したコンセプトです。
TOYOTAなどで実践されていた可視化マネジメントを理論化しました。
あれから17年・・・見える化はしたものの、日本企業はなかなかイノベーションを起こすことが出来ません。
今週の日経ビジネス誌2022.10.24号の特集は「可視化経営 人的資本もリスクも掴む」。
興味深く読むことが出来ました。
Contents
Part1 「経営の聖域」が消える 勘と経験よ、さらば 何もかも見える時代
Part2 リスクを防ぐ適時予測 コロナ、災害にも効果
Part3 非財務情報に価値 社員の採用を戦力に
この特集では、ローソンやソニー、日立、オムロン、大日本印刷などのケースが紹介されています。
面白かったのが、Part3の非財務情報の記事。
ISO30414や伊藤リポートなどもあり、人的資源の可視化、有価証券報告書への記載などはESG、ガバナンスのためにも上場企業が取り組まなければならない必須の仕事になります。
レイヤーXの福島CEOが「可視化経営を実践する3つの極意」について指摘しています。
1 シンプルなKPIを定め、時系列で数値を追う
2 データ分析はプロジェクトの実行者に任せよ
3 可視化は必ず成長戦略とセットで考えよ
可視化経営は、DX、SXとも親和性があり、上場企業が取り組まなければならないミッションということが出来ます。
本当の「見える化」経営は、今からが本番です。