日経ビジネス誌2022.2.21号の特集は「解剖キーエンス 人を鍛える最強の経営」。
噂には聞いていましたが、キーエンス社の経営のスゴさを改めて認識した次第です。
同社は、大阪市に本社を置く自動制御機器、計測機器、情報機器、光学機器などを製造販売する会社。
時価総額は、トヨタ、ソニーに続く第3位・・・NTTや三菱UFJよりも時価総額が高い会社です。
日本の国際競争力、ものつくりの底力が低迷している中、こんな会社もあるのです。
キーエンス社を日経ビジネス誌の特集で取り上げるのは、19年ぶりとのこと・・・。
その間、同社は順調に発展を続けてきました。
CONTENTS
Part1 利益率は脅威の55% 神出鬼没の営業術
Part2 ロープレで磨く提案力 妥協を許さず高稼働 接待厳禁
Part3 次の商機は工場「外」 分析ソフトを外販
Part4 キーエンスは現代の奇兵隊 習慣化は強さを生む
自己資本比率は、95.2%。
1人当たり売上高は、8700万円。
平均年収 1751万円・・・三菱商事よりも高い。
売上高営業利益率 55.4%。
取締役就任時平均年齢 41歳。
すごい数字が並びます。
こんなメーカーが日本にもあるのです。
メーカーというよりは、総合商社に近い営業会社だと思います。
「ロープレ」→「外出報告書(アポ時間を分単位で)」→「ニーズカード(商談)」→「ハッピーコール(上司から顧客に電話)」というサイクルを回し続ける営業スタイルを取っています。
いち早くSFAを自社開発、導入し、ウエポンとして活用しています。
参考になったのが「キーエンスり豆知識」。
やはりただモノではありません。
ワイシャツは白
顧客との飲み会は禁止
スターバックス持ちこみNG
飲みに行くぞ!もNG
近くまで行くのでお伺いします
「何で?」「目的は?」
スケジュールは1分きざみ
新入社員も上座に座る
会話は「さん」付け 丁寧語
高給取りでも「部活」カバン
部下の電話を上司がモニター
やはり、やはりただモノではありません。
小職なんぞは、3日でクビになりそうです(笑)。
社長の中田有さんは47歳・・・若い!しかも同族ではありません。
中田社長は「他社にはまねできない」と胸を張ります。
キーエンス社・・・確かにマネの出来ないスゴい会社です。
製造業や営業会社の経営者、管理職必読の今週号の日経ビジネス誌です。