打ち合わせがあり、広島大学・東千田キャンパスに行ってきました。
現在、広島大学は東広島市に移転していますが、もともとはここ千田町にありました。
近くの鷹野橋商店街をはじめ、喫茶店、居酒屋、書店、古書店、雀荘などで学生街を形成していましたが、今では閑散としています。
広島大学の旧理学部本館が遺されています。
広大の前身、広島文理大学の本館・・・被爆建物として保存されています。
教員の世界では、「西の筑波(東京教育大)、東の広大」と言われています。
この被爆建物は、改修して研究施設が入るとのこと。
広島の街の歴史を残すための大切な建物になるといいなあと思います。
広島大学は、創立150年を迎えます。
お隣の街・東広島市に移転した広島大学ですが、法学部だけが東広島市から都心回帰して、この場所に帰ってきました。
社会科学を学ぶのであれば、やはり都会の真ん中でたくさんの人たちに交じって学んだ方が良いと思います。
さらに法科大学院(ロースクール)や弁護士会などとの連携で学びが深まっていくと思います。
名門・中央大学法学部も八王子から茗荷谷に都心回帰しました。
ただ、キャンパスに学生の姿を見ることが出来ませんでした。
法学部生の数が少ないんでしょうか?
それとも、みんな校舎の中で一所懸命、勉強しているのでしょうか?
(ここの法科大学院の司法試験合格率は低調です・・・)
東京のド真ん中・神田神保町で学生時代を過ごしました。
ここで、学び、遊び、食べ、飲んだことは一生の宝物になっています。
社会の雑踏の中で、法律を学んだり、商学、経済学を学ぶことは有効だと思います。
法学部法律学科法職課程で生きた法律学を学ぶことが出来たと思っています。
感謝!
広島市が今一つ活力がないのは、大学と空港を郊外に移転したことに起因していると思います。
広島大学は東広島市へ、広島空港は三原市へ・・・。
中核となる都市機能の移転は、大きな打撃でした。
この東千田キャンパスには、タワマンが林立し始めました。
副都心的な機能を持つようになるのでしょうか?
広島の街の都市再開発、見守っていきたいと思います。