朝7時ごろにゴミ出しを終えて
ダイジローに胴輪をつけ、庭に放し
私は黙々と
草取りをしていた。
すると
ポポーポポーと野太い鳩の声。
上を見やると
あの電線の上に鳩がいた。
「Pちゃん!!」と声をかける。
私はすぐに玄関に
Pちゃん用の鈴付きポーチを取りに入った。
それを持って
外に出るともう姿はなかった。
Pちゃんか?それとも別な鳩か?
答はわからないけれど
俄然、心が明るくなった。
昨夜は
fairyさんに、Pちゃんのことをコメント返事をしたばかりだ。
噂をすれば・・・ということかな。
朝、全然期待していなかったんだ。
夢中で草を取っていて
ダイジローの動きをたまに見ていただけ。
下を向いているので
頭上のことはわからない。
そんな私に
わざわざ、声をかけて存在を知らせてくれたんだ(と私は思っている)。
声をかけてくれなければ、全く気が付かなかったのだから。
すぐに消えてしまう。
今日も1羽。
1羽でやってくる鳩って珍しいよね。
あの電線の止まる位置まで以前見たときと似ている。
そんなに
どの鳩も同じ場所に止まるか?
人間にも個人のクセってあるでしょ。
端っこに座ることが多い、とか
行き着けの店で座る場所が大体決まっているとか
今朝の鳩も
電信柱からほぼ同じ距離を離れて、同じ電線に止まっていた。
電線は長いよ、2件先の家の前の電線でもいいじゃないか。
なぜ、ここなんだ?
なぜ、私がいるときに鳴くんだ?
などと
ニヤニヤしながら想像して私は庭にいた。
隣のおじさんに「おはようございます。」と声をかけられても
すぐに気づかなかった。
気づいたときは私の顔にニヤニヤが残っていた。
それにしても滞在があまりに短い。
もっともっと長くいてもいいのに。
あとからすぐに戻ってきてもいいのに。
幻のように現れて、あっというまに姿を消す。
鳩よ
もっと遊び心を持って長くいてくれよ。
もっと
私の心を弾ませてほしい。
明日は台風だ。
どうか元気に、無事にいてください。
また会おうね、鳩よ(Pちゃんよ)。