西日の強烈な光を見つめて
目がクラクラしてしまった。
久しぶりに西側に窓のある自分の部屋から
西日を眺めた。
確実に寒くなってきているのだが
日中は日差しがあると部屋は暖かい。
休みになっても
ゴロゴロできない。
あれとこれとあれとこれと
メモに書きつつ用事をこなしている。
ブログを休んでいる間に
歯痛になった。
鎮痛剤でごまかしてはいたが
とうとう効かない状態になった。
歯科に駆け込んで
「死にそうです。」と痛みを表現した。
土曜日の午後に駆け込んだので、治療は無理かと思ったが
即治療してくれた。
歯科に行くのって、いつもながらいやですよね。
ところが
麻酔、痛かったら左手を上げてくださいとか言われたけれど
全然痛くなく、
却って眠くなるほどの快感だった。
それ以来、歯科に通うことが楽しみになった。
歯槽膿漏のチェックとか歯石取りとか、大変気持ちよかった。
良い歯科医に出会えた。
夫もそこに通いたい、と言っていた。
町内会で
道路の件で
夫と義母の印鑑証明書が必要になった。
義母に
登録カードと実印を用意するように言ったが
案の定
そんなもの、存在すら知らない、オトコが持っていったに違いない、と
探す気さえない。
私も忙しいので
すぐに探すことができず、ようやく時間が取れたので
探し始めた。
ようやくようやく、それらを探すことができ、
今後それらを預かることにした。
そして書類書き。
その手間のかかること。
自分の名前、住所、電話番号を何枚かの用紙に書くだけのこと。
スムーズにできない。
2丁目を2町目と書いたり
自分の電話番号も言えるのだが、-を入れることを知らない。
「お義母さん、何回も書くことによって、自分の住所、名前を
いつかどこかで書くときに役立つのだから、きちんと書けるように。」と言う。
そこまでボケてはいない、甘えだと思っている。
何でも嫁がやってくれる、と60代の頃から思っている。
義父が生きていたころは、それら一切義父がやり、
義父が亡くなったあとは、嫁がやり、
全く彼女は頭を使っていない。
だから、決して難しいことではないので、これらは書かせることにしている。
頭、手は使わなければ、ますます退化していく。
夫と義母の用紙のチェック、読み合わせも彼女につき合わせた。
面倒なことはしたくない(これは夫もその傾向あり)、やれる人がいれば(嫁)
その人がやるべき、という考え。
この間も
お寺に送る現金書留の住所を書いているのだが
トモロッシちゃん、見てちょうだい、と
歯科に行く前に言われた。
それを横でチェックして
終了後、私は出かけた。
そして
帰宅後(2時間くらい)
玄関にすぐやってきて
「また、やられた!オトコに隠された!持っていかれた!」
と言うので
「そんなはずはない。お義母さん、どこかに隠して忘れたんでしょ。」
と探し始める。
本人は、どこに隠したか忘れた、というより
オトコに持っていかれたので、またも探す気なし。
「お義母さんが、隠したいと思う場所はどこ?」
「う~ん、納戸かな。」
ということで納戸を中心に私は探す。
そして見つかったのは
まず、カレンダー。いろいろな妄想のつぶやきを書き込みしていたカレンダーを
何ヶ月か前にオトコに持っていかれた、と言っていたのが
洋服の入ったケースの下から発見。
次に
バッグのケースから、現金書留の封筒3枚。これは失敗したときの予備。
これは近い、とその辺を探すと
さっき書いた書留が出てきた。
あちこちに隠しすぎて、移動しすぎて
もう自分でわからなくなっている。
そしてそれらを入れた布袋を腰に巻きつける。
それが一番いい、と私も言った。
そして私はその袋に鈴をつけた。
探すにも、箱やケースを揺らせば
鈴の音を聞くかもしれないので。
そのうち
それらはとうとう私たちの生活範囲のほうに隠すようになった。
オーディオルームにある
ダイジロー専用のコタツの布団の下に隠していた。
私は
隠す場所の範囲を広げるな、と言った。
お義母さんの生活範囲でさえも、探すのにしんどいのに
こちらまで伸ばされては
探す方も大変だ。
夫に言うと
いいんじゃないか、との返事。
なんだかモヤモヤします。
明日も3時起き。
これから寝ます。