25日(火)。昨夕、これまで当ビルの清掃責任者を務めてくれたT社のYさん、その後任の責任者F君、そして当社管理部3人で、西新橋のイタリア・レストランBで慰労会を開きました ワイン音痴の私に代わり、イタリア・スペイン通のAさんに白を、次いで赤を選んでもらい、コース料理を楽しみました 結構、塩とバターを使っているようなので、私にはちょっと濃かったかな、という感じですが、どれも凄く美味しかったです 西新橋の裏通りにあるこじんまりとしたレストランですが、隠れ家的に使えるかも
Yさんは20数年も今の仕事に携わって来られた頼りになる大ベテラン これからしばらくの間、残りの課題をF君にしっかり引き継ぎしてもらいます まずは一区切りということで、Yさん長い間お疲れ様でした F君、7月からは所長だよ。頑張ってください
閑話休題
相場英雄著「震える牛」(小学館文庫)を読み終わりました 相場英雄は1967年、新潟県生まれ。2005年に「デフォルト(債務不履行)」で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しました
警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川は、発生から2年が経ちいまだ未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件』の捜査を命じられる。当時の警察は、殺された二人に面識がなかったことから犯人を不良外国人による犯行と決め込んでいた しかし、田川は持ち前の根気強さで関係者の証言を再度積み重ねていき、新たな容疑者をあぶりだしていく 事件の裏には、大手ショッピングセンターの地方進出による地元商店街の”シャッター通り化”、加工食品の安全性問題が横たわっていた
文芸評論家西上心太氏が「解説」に次のように書いています
「ワンコイン弁当に、300円でおつりがくるファストフード・・・・『安全』な食材を仕入れ、従業員に適正な給与を払い、きちんとした利益を出す。経済活動におけるそんな当たり前のことが、はたしてできているのか 『企業努力』という美名のもとに、どこかにしわ寄せが及んでいるのではないか。『安さ』という言葉に、なにやら危うさを感じてしまうのである」
この本を読み終わってから、日常の買い物を振り返ってみると、スーパーで売られている安いハンバーグなどは怖くて手が出ません ひき肉の中身は何の肉なのか?本当のところは製造者に訊かなければ分かりません。また、中国毒餃子事件など海外発の食をめぐる事件もあります この本は日常の食の安全についてあらためて考えさせられる警告書です