3日(木・祝)。わが家に来てから今日で1309日目を迎え、米NBCニュースが4月30日、政府高官4人の証言として、ホワイトハウスの職員を統括するケリー大統領補佐官がトランプ大統領のことを「バカ者」と呼んでいたと報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ティラーソン氏は「間抜け」と呼んで解任された ケリー氏もバカ正直だからなぁ
昨日、夕食に「プルコギ」「生野菜とアボカドのサラダ」「ホウレン草のお浸し」を作りました。なお、今日から5日までの3日間は、「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」で1日中コンサートを聴くため 夕食作りは一時休止する ということで 反問店で娘と合意が成立し 調印しました
昨日、池袋の新文芸坐でジャン・リュック・ゴダール監督による1965年フランス・イタリア合作映画「気狂いピエロ」(105分)を観ました
「ピエロ」と呼ばれるフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)は、退屈な結婚生活から抜け出したいという衝動に駆られ、偶然再会した昔の恋人マリアンヌ(アンナ・カリーナ)と一夜を過ごす 翌朝、見知らぬ男の死体を見つけた二人は車を盗んで逃避行を始めるが、やがてマリアンヌはフェルディナンに嫌気がさし、ギャングと通じてフェルディナンを裏切る
この映画に限らず、ゴダールの作品は一応のストーリーはあるものの、登場人物が急にミュージカルのように歌い出したり、何の脈絡もなく目先がクルクルと変わり、まるで映画のパッチワークを観ているようです 主人公のフェルディナンは「音楽よりも文学だ
」という主義で、全編を通して「詩」が朗読されます
間違いなくフランス語の韻を踏んでいると思われますが、日本語字幕では伝わってこないのがもどかしいところです
マリアンヌは一貫してフェルディナンのことを「ピエロ」と呼びますが、そのたびに彼は「俺の名はフェルディナンだ」と訂正します
しかし、彼は彼女を信じていたのに最後には裏切られることになるので、やっぱり「ピエロ」なのです
さて、私が興味のあるのは音楽です 映画の序盤のパーティーのシーンで、何故かベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調”運命”の冒頭のテーマ「ジャジャジャジャーン
」が鳴って「第1章」というタイトルが出ます
これは彼の運命を暗示しているのだろうか
また、二人が 盗んだ車でドライブしているときには ヴィヴァルディの「フルート協奏曲ニ長調”ごしきひわ”」の第1楽章「アレグロ」の軽快な音楽が流れていました
フェルディナンがペンキで顔を青く塗り、顔にダイナマイトの束を巻き付けて「くそっ、こんなことで死ぬなんて」と言い残して自爆するラストシーンが印象的です
彼は 本当は死にたくなかったに違いありません
”はずみ”は恐ろしいです。やっぱりフェルディナンは最後までピエロだったのです