人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東京藝大「管楽アンサンブルの極み」(6/30)のチケットを取る / 「ヒトラーに屈しなかった国王」、「人生はシネマティック!」を観る~ドヴォルザーク「弦楽四重奏曲”アメリカ”」も流れる

2018年05月10日 07時53分25秒 | 日記

10日(木)。わが家に来てから今日で1316日目を迎え、トランプ米大統領が8日、欧米など6か国とイランが結んだ核合意から離脱すると表明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                トランプ氏は「いらん合意だ」と主張してるけど 11月の中間選挙目当ては明白だ

 

         

 

昨日、夕食に「ぶりの照り焼き」「マグロの山掛け」「生野菜とアボカドのサラダ」「豚汁」を作りました あとは「クジラのベーコン」が美味しそうだったので買ってきました

 

     

 

         

 

6月30日(土)午後2時から東京藝大奏楽堂で開かれる東京藝大・管打楽器シリーズ「管楽アンサンブルの極み」のチケットを取りました これはベルリン・フィル首席ホルン奏者のシュテファン・ドールのプロデュースによるコンサートです プログラムはドヴォルザーク「セレナード」、R.シュトラウス「組曲」、バーンスタイン/クリーズ「ウエスト・サイド・ストーリー組曲」他です 出演はクラリネット=N響首席・伊藤圭、オーボエ=藝大教授・小畑喜昭、ホルン=藝大准教授・日高剛、チェロ=藝大教授・河野文昭、コントラバス=都響首席・池松宏ほか、指揮はシュテファン・ドールです チケット代は全自由席で2,000円です

当日は1時15分からシュテファン・ドールと日高剛によるプレトークがあるので、いつもより早めに行って前の方の席を確保しようと思います

 

     

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐で「ヒトラーに屈しなかった国王」と「人生はシネマティック」の2本立てを観ました

「ヒトラーに屈しなかった国王」はエリック・ポッペ監督による2016年ノルウェー映画(136分)です

1940年4月9日、ノルウェーの首都オスロにナチスドイツが侵攻した ノルウェー軍も反撃するが、圧倒的な軍事力により主要都市が次々と陥落し占拠されていく ドイツ軍はノルウェーに対し降伏を要求し、ドイツ公使とノルウェー政府国王のホーコン7世との謁見の場が設けられる。ホーコン国王は、在ノルウェー・ドイツ公使から いたずらに若者たちを犠牲にしないために ナチスの要求に従うよう迫られる その時 国王の頭にあったのは「すべては祖国のために」という理念だった

 

     

 

この映画で一番印象に残ったのはホーコン国王を演じたイェスパー・クリステンセンの圧倒的な存在感です そこに居るだけで国王を感じさせます。ホーコン国王はナチスドイツの要求を拒否し、立憲君主国家としての威厳を示したという意味では確かに立派でしたが、この映画を観る限り、皇太子のオラフ(現在の国王の父親)も立派だったと思います 国民が戦っているのに皇室だけ逃れていていいのか、として戦線に加わることを父・国王に伝えます また、敵国の在ノルウェー・ドイツ公使も、ヒトラーの命令には逆らえない中で ノルウェー国民が生き残る道を懸命に探って行動したという意味では立派だったと思います

ノルウェーは20世紀初頭にスウェーデンから独立したという事実を、この映画を観てあらためて思い出しました たまにはこういう映画を観るのも勉強になります

 

         

 

「人生はシネマティック!」はロネ・シェルフィグ監督による2016年イギリス映画(117分)です

舞台は1940年のロンドン。カトリン(ジェマ・アータートン)はコピーライターの秘書として働いていたが、人手不足のため彼女がコピーを書くことになり、それが情報省映画局の特別顧問バックリー(サム・クラフリン)の目に留まる そして、ダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した民間人の姉妹の感動秘話を映画化する脚本チームに関わることになる 戦争で疲弊した国民を勇気づけるための映画だったが、製作が開始されると、ベテラン俳優ヒリアード(ビル・ナイ)のわがまま、政府と軍による検閲や横やりなどトラブルが続出し、そのたびにカトリンたちの脚本は書き直しを強いられる 何とか撮影は大詰めを迎えるが、カトリンにとって悲劇が待ち受けていた

 

     

 

この映画では、主人公のカトリンを演じたジェマ・アータートンとともに、ベテラン俳優ヒリアードを演じたビル・ナイが存在感抜群でした この人もそこに居るだけで俳優です

この作品では、クラシック音楽が1曲だけ使われています カトリンたちのシナリオに政府から横やりが入って、アメリカの俳優を使うことになることと関係があるのかどうか分かりませんが、ドヴォルザーク「弦楽四重奏曲第6番ヘ長調」の第2楽章「レント」が使われていました 言うまでもなく、この曲はドヴォルザークが赴任先の”新世界”アメリカで作曲したことから「アメリカ」のニックネームで呼ばれています

カトリンがタイプライターのキーを叩いて脚本を書くシーンがたびたび映し出されますが、その昔、社会人になって早々 英文タイプの学校に通って仕事で生かしたことを思い出しました しばらくして、ワープロが出現し、間もなくオフコンを経てパソコンに置き換えられ、現在に至っていることは現代史が示す通りです

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