人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ドゥダメル✕ロサンゼルス・フィルのマーラー第1番、第9番のチケットを取る(3/20、22日)、岩波ホールで映画「マルクス・エンゲルス」を観る~若き日の二人の出会いと活動を描く:生誕200年記念

2018年05月24日 07時50分32秒 | 日記

24日(木)。わが家に来てから今日で1330日目を迎え、第一生命保険が行った「第31回サラリーマン川柳コンクール」の人気投票で、60代男性の作品「スポーツジム 車で行ってチャリをこぐ」が第1位に輝いた というニュースを見て 一句読むモコタロです

 

     

                コンサート会場で疲れたおじさんを見て詠む 「コンサート  大金払って  舟をこぐ」

 

         

 

昨日、夕食に「豚バラとピーマンの甘辛炒め」と「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました アボカドは食べごろのを選ぶのが難しいですね 固すぎると食べられないし、柔らかすぎると黒ずんでいるし

 

     

 

         

 

グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルのチケットをサントリーホール会員先行発売で2枚取りました 1枚目は来年3月20日(水)の公演で①J.アダムズ「Must the Devil Have All the Good Tunes?」、②マーラー「交響曲第1番ニ長調」で、①のピアノ独奏はユジャ・ワンです 2枚目は同22日(金)の公演でマーラー「交響曲第9番ニ長調」です いずれも午後7時開演で 会場はサントリーホールです

フランツ・ウェルザー=メスト ✕ ウィーン・フィルにも、マリス・ヤンソンス ✕ バイエルン放送交響楽団にも、サイモン・ラトル ✕ ロンドン交響楽団にも食指が動かなかった私ですが、このドゥダメル ✕ ロサンゼルス・フィルだけは絶対に生で聴きたいと思いました プログラムがマーラーなので なおさらです

 

     

 

         

 

昨日、岩波ホールでラウル・ぺック監督・脚本による2017年フランス・ドイツ・ベルギー合作映画「マルクス・エンゲルス」(118分)を観ました   これは、カール・マルクス生誕200年記念作品で、科学的社会主義を構築したマルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若き日の出会いと活躍を描いた作品です

舞台は1840年代のヨーロッパ。産業革命がもたらした社会構造のひずみが経済格差を生んでいた 貧困の嵐が吹き荒れ、不当な労働条件がはびこる社会にいらだちを覚えていたカール・マルクス(1818-1883)は独自の経済論を展開するが、その過激な言動により妻子とともにドイツ政府から追放される フランスへたどり着いたマルクスは、パリでフリードリヒ・エンゲルス(1820‐1895)と出会う それはまったく新しい労働運動を牽引していく二人の運命的ともいえる出会いだった。試行錯誤のうえ二人は後の世界に大きな影響を与える「共産党宣言」を発表する

 

     

 

私が大学に在籍していた1970年代は、学生運動が下火となり 活動家の生き残りたちが”内ゲバ”を繰り返していた時代でした 授業中に外でボカボカと何かを殴る音が聞こえたので窓の外を見ると学生が一人倒れている、そんなこともありました 彼らは「マルクス主義」「マルクス・レーニン主義」を標ぼうし、それぞれの団体が 言論により、角棒により、自己の正当性を主張していました。当時まったくのノンポリだった私は、彼らの”闘争”の影響で学校がロックアウトされ、授業が受けられなくなることに強い憤りを感じていました   そういうこともあって、マルクスの「資本論」も読んだこともなければ「共産党宣言」を見たことがありませんでした このように当時、マルクスにはあまり良い印象を持っていなかったことは確かです

今回、この映画を観て、人間マルクス、人間エンゲルスを垣間見たような気がします 初めて、マルクスが貴族家系の娘を妻にしていたこと、エンゲルスが大工場の社長の息子としてブルジョア階級にいたことを知りました この映画を観る限り、それぞれの配偶者も立派な人たちだと思いました ブルジョアであるエンゲルスの資金にある程度頼らざるを得なかったマルクスの葛藤、ブルジョアの一員として使用人を働かせながら プロレタリアのために闘う立場にあったエンゲルスの葛藤がよく描かれていました

この日の岩波ホールは平日昼の時間帯にも関わらず8割以上は埋まっていたと思います 70年代当時 学生だった人も少なからず観ていたと思います。当時の活動家がこの映画を観たらどう思っただろうか、そんなことを考えながら ホールをあとにしました

 

     

 

 

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