28日(火)。わが家に来てから今日で1426日目を迎え、北朝鮮で日本人観光客の男性が拘束されている問題で、北朝鮮は男性が日本政府とは無関係と判断した模様で、朝鮮中央通信は「人道主義の原則に従って寛大に許してやり、国外に追放することにした」と伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
何を偉そうに”寛大に許す”とか言っているのか! 拉致国家体質は変わらないじゃん
昨日、夕食に「手羽中のスペアリブ」「マグロの山掛け」「生野菜とアボカドとタコのサラダ」を作りました 「手羽中~」は2回目のチャレンジかも。とても美味しく出来ました
現在 私はブログを書く時の参考書として音楽之友社「音楽中辞典」(昭和54年11月1日第1刷。同年12月15日第2刷。507ページ)と神保環一郎著「クラシック音楽鑑賞事典」(講談社学術文庫。1983年11月10日第1刷。2015年5月15日第37刷。1003ページ)を使っていますが、両者とも内容が古すぎて時代にそぐわなくなってきたので、新しい参考書を購入することにしました
「クラシック音楽鑑賞事典」に至っては、2015年に最新印刷になっているにも関わらず、マーラーは交響曲第2番”復活”、大地の歌、歌曲集「さすらいの若者の歌」(原文のまま)、同「亡き児をしのぶ歌」の4曲しか紹介されていないし、バーンスタインに至っては名前さえ載っていません。これではお話になりません
そこで、池袋のジュンク堂書店本店の最上階にある「芸術コーナー」に行き、音楽の友社ほかから出ている音楽事典・辞典類を比較検討して、井上和男編「クラシック音楽作品名辞典 第3版」(1981年11月20日初版発行。2009年6月15日第3版発行。1234ページ。三省堂。税別4800円)を購入しました 収録されている作曲家は1243名で、約45,200曲が紹介されています。マーラーはすべての交響曲が載っているのはもちろんのこと、室内楽、歌曲まで網羅しており、バーンスタインも詳細に紹介されています 今まで古い辞典・事典で調べて載っていない項目はネットで調べていましたが、手元にすぐに引ける辞典があれば迅速に文章が書けます 毎日ブログを書く私にとっては手放せない道具になりそうです
昨日、東銀座の東劇で「METライブビューイング アンコール2018」のプッチーニ「トゥーランドット」を観ました これは2009年11月7日に米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で上演されたオペラのライブ録画映像です 2010年1月に初めて観て、同年から2013年まで毎年8月にアンコール上映で4回観たので 今回が6度目となりますが、観るたびに新たな感動をおぼえます
キャストはトゥーランドット姫=マリア・グレギーナ、リュー=マリーナ・ポプラフスカヤ、カラフ=マルチェッロ・ジョルダ―二、カラフの父ティムール=サミュエル・レイミ―他です 指揮はラトビア出身のアンドリス・ネルソンズ、演出は現在最高の演出家フランコ・ゼフィレッリです
METライブビューイング「トゥーランドット」は、同じゼフィレッリの演出、ニーナ・ステンメのトゥーランドット、マルコ・ベルティのカラフというキャストで2016年1月30日に上演され、日本では同年2月27日から1週間上映されましたが、今回のアンコール上映に選ばれたのは2009年の上映作品でした それは両公演を比べて観れば一目瞭然です
トゥーランドットは、見た目からして美人ではあるが冷酷無比でなければならず、劇的な感情表現の出来る強靭なソプラノでなければ務まりません その点、マリア・グレギーナはトゥーランドットにピッタリです 幕間のインタビューで、トゥーランドットを歌うことについて訊かれたグレギーナは「地獄のようです」と答えていましたが、それほど、高音の強靭な歌声を持続させることが要求されます
2010年1月に初めてライブビューイングでマリア・グレギーナのトゥーランドットを観て感激した私は、翌2011年2月20日にNHKホールで上演されたワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー・オペラの「トゥーランドット」を観に行き、生でグレギーナを聴きました 期待通りの圧倒的な存在感に感激しましたが、演出面では METのゼフィレッリの絢爛豪華な舞台・演出を観た経験を持つ身には、物足りなさを感じたことを告白せざるを得ません ただ、トゥーランドット姫に求婚したものの3つのクイズに答えられなかった若者に対する「首を切れ」というジェスチャーは、この公演でもグレギーナならではの冷酷さが出ていてゾッとしました
プッチーニのオペラの主人公は、「トスカ」にしても、「蝶々夫人」にしても、「マノン・レスコー」にしても、「ラ・ボエーム」のミミにしても、愛する男を思いながら死んでいく「悲劇のヒロイン」です この「トゥーランドット」では、愛するカラフのために自己犠牲を払って自死するリューがその役割を担っています ポプラフスカヤはピアニッシモによる可憐な歌声で「悲劇のヒロイン」リューを歌い演じ 満場の喝采を浴びました カラフを歌ったジョルダ―二は余裕さえ感じさせるテノールで、有名な「誰も寝てはならぬ」をはじめとするアリアを朗々と歌い上げました カラフの父ティムールを歌ったレイミ―はよく通るバスで魅力を発揮しました また、ピン、ポン、パンの3人の歌手も抜群の歌唱力と演技力で楽しませてくれました
充実した歌手陣に負けず劣らぬ活躍を見せたのがアンドリス・ネルソンス指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団によるドラマティックでメリハリの効いた演奏でした
最後に、この公演を成功に導いた最大の要因はフランコ・ゼフィレッリによる舞台・演出と言っても過言ではないでしょう ただ絢爛豪華な舞台というのではなく、舞台装置の細部に至るまでリアリティーが追求され、一度観たら決して忘れられない舞台になっています 上にも書きましたが、この素晴らしい舞台・演出を観たら、他のプロダクションによる舞台・演出が物足りなく感じます そういう意味では、私は次のように言わなければならないかも知れません
誰も観てはならぬ
METライブビューイング「トゥーランドット」は、休憩2回、歌手・指揮者へのインタビュー等を含め3時間4分の上映です 東劇での今後の上映日程は、本日=28日(火)午前11時~、29日(水)午前11時~、9月29日(土)午後2時~の3回です この公演はMETの歴史に残る記念すべきオペラ公演です。これを観て感動しない人はいません。断言します