人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

スダーン✕東響でモーツアルト「交響曲第34番」、「交響曲第38番”プラハ”」を聴く~東響モーツアルト・マチネ / 読売日響2019年度会員継続につき検討中

2018年10月07日 07時24分09秒 | 日記

7日(日)。わが家に来てから今日で1465日目を迎え、「日本の台所」と称された東京都の築地卸売市場「築地市場」が6日に営業を終了した というニュースを見て感想を述べるモコタロです 

 

     

       築地場外市場が残るからいいけど もし残らなかったら場外乱闘になっていたかも

 

         

 

先日、読売日響から2019-2020年シーズンの会員継続案内が届きました 読売日響は来年4月から常任指揮者がカンブルランからセバスティアン・ヴァイグレに代わります 古典から現代まで評価の高かったカンブルランに代わるヴァィグレはどうなのか?  私はまだ一度も聴いたことがないので まったく未知数です

読売日響の定期コンサートは①定期演奏会(サントリーホール)、②名曲シリーズ(同)、③土曜/日曜マチネシリーズ(東京芸術劇場コンサートホール)、④みなとみらいホリデー名曲シリーズ他がありますが、現在私は①の定期会員になっています

新体制での各プログラムのラインナップはどうなのかと ざっと見渡してみると、どうしても聴きたいというコンサートが少ないように感じます   強いて挙げれば①定期演奏会の10月公演=テミルカーノフ指揮によるハイドン「交響曲第94番」とショスタコーヴィチ「交響曲第13番」、②名曲シリーズの2月公演=ポゴレリッチのピアノによるシューマン「ピアノ協奏曲」とドヴォルザーク「交響曲第7番」他、③土曜/日曜マチネの2月公演=ラドゥロヴィチのヴァイオリンによるハチャトゥリアン「ヴァイオリン協奏曲」とマーラーの「花の章」「交響曲第1番」が、指揮者はともかく ソリストが面白いと思います

定期会員券申込書の返送期限は10月20日なので、コースやランクの変更を含めて しばらく時間をかけて検討したいと思います

 

     

     

     

 

         

 

昨日、ミューザ川崎で東京交響楽団「モーツアルト・マチネ 第35回 モーツアルト✕交響曲」を聴きました プログラムはモーツアルト①交響曲第34番ハ長調K.338、②交響曲第38番ニ長調”プラハ”K.504です 指揮は東響桂冠指揮者ユベール・スダーンです

 

     

 

オケはいつもの東響の並びで、左にヴァイオリン・セクションを集めています コンマスはグレヴ・二キティンです。楽員を見渡すと、気のせいか みんな眠そうに見えます   午前11時開演なので、1時間前には会場入りしているでしょうから、それは眠いだろうと思います   楽団員の皆さんは、土曜・日曜のコンサートは慣れているでしょうが、いずれも午後か夜かの公演でしょうから、午前中の公演はかなりきついのではないかとお察しします

さて、1曲目は「交響曲第34番ハ長調K.338」です   この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756‐1791)がザルツブルク時代の1780年8月終わりに作曲しました この曲の特徴は、モーツアルトの多くの交響曲が4楽章形式であるのに対し、この第34番と次に演奏される第38番は「メヌエット」楽章を欠く3楽章形式で出来ていることです 第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「アンダンテ・ディ・モルト・ピゥ・トスト・アレグレット」、第3楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります

スダーンが登場し舞台中央にスタンバイしますが、彼はいつものように指揮台と指揮棒を使用しません 

スダーンの合図で第1楽章が勇壮な音楽で開始されます 歯切れのよい演奏を聴くと、モーツアルトっていいな、と思います モーツアルトはテンポです。ちんたらちんたらの演奏はモーツアルトではありません その点、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者を歴任しているスダーンのテンポは理想的です 第2楽章は、弦楽合奏によるディヴェルティメント風の優雅な音楽が続きます 第3楽章はテンポアップして軽快な音楽が展開しますが、オーボエの荒絵理子、篠崎隆、フォゴットの福士マリ子の演奏が光ります


     


2曲目は「交響曲第38番ニ長調”プラハ”K.504」です 1786年5月に「フィガロの結婚」がウィーンで上演されると、プラハにも評判が及び、モーツアルトはプラハに招待されます 1787年1月にプラハで開かれた演奏会で彼はこの「交響曲第38番」を演奏し好評を博しました そのためこの曲は「プラハ」という愛称で呼ばれるようになりました 第1楽章「アダージョ~アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「プレスト」の3楽章から成ります

フルートの甲藤さちと高野成之が加わりますが、ここで初めて 交響曲第34番はフルートがなかったことに気が付きます

第1楽章が重々しい序奏から開始されます   その後、急激にテンポアップし軽快な音楽が展開しますが、こういうところはモーツアルトらしいな、と思います 第2楽章は優美そのものです オーボエの荒絵理子、フルートの甲藤さち、ファゴットの福士マリ子の演奏が冴えわたります 第3楽章に入ると、速いテンポで愉悦感に満ちた音楽が展開します。ここで、また「モーツアルトはいいなあ」と思います

何度もカーテンコールが繰り返されスダーンが呼び戻されますが、東響の第2代音楽監督を務めたスダーンはいつまでも聴衆に支持されているんだな、とつくづく思います

気分良くJR川崎駅に向かう途中の遊歩道を歩いていたら、モーツアルトの「交響曲第39番K.543」の第4楽章「アレグロ」が流れてきました いつもは第3楽章「メヌエット」なのに珍しいな、と思いながら帰途につきました

川崎はいつからモーツアルトの街になったのか

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