4日(水)。わが家に来てから今日で1892日目を迎え、小惑星「リュウグウ」を先月離れていた探査機「はやぶさ」が3日午前11時過ぎ、メインエンジンであるイオンエンジンに点火し、来年末の地球への帰還をめざして1年に及ぶ約8億キロの旅に出た というニュースを見て感想を述べるモコタロです
「はやぶさ」が帰還する1年後 日本の政治・経済情勢はどうなっているんだろう?
昨日、夕食に「サバの塩焼き」「ちぎり厚揚げと豚バラの和風炒め」「味噌汁」「生野菜サラダ」「炊き込みご飯」を作りました 満腹です
昨日、新宿ピカデリーでMETライブビューイング、マスネ「マノン」を観ました これは今年10月26日にニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で上演されたオペラのライブ録画映像です
キャストはマノン=リセット・オロペーサ、騎士デ・グリュー=マイケル・ファビアーノ、レスコー=アルトゥール・ルチンスキー、ブレティニ=ブレッド・ポレガート。管弦楽=メトロポリタン歌劇場管弦楽団、指揮=マウリツィオ・ベニーニ、演出=ロラン・ペリーです
マスネの「マノン」とプッチーニの「マノン・レスコー」は同じ原作(アベ・プレヴォ―作『騎士デ・グリューとマノン・レスコーの物語』)に基づいて作曲した作品なので、こんがらがってしまいます
いずれにしても、愛よりも贅沢な暮らしを選び、男を破滅させる小悪魔的な女性マノンと、彼女に一目ぼれして駆け落ちするも、”金の尽きが運の尽き”とばかりに捨てられ、一旦よりを戻すものの再び振り回される一途な男デ・グリューの物語です
それだけにマノンには男を誘惑して止まない小悪魔的な魅力がなければなりません 最初オロペーサが登場したときに感じたのは、ちょっとタイプが違うのではないか、ということでした どちらかと言うとコケティッシュな魅力が勝っているように思いました しかし、田舎から出て来たばかりの少女(16歳)が、幕が進むにしたがい魔性の女に変貌を遂げていく様を見ているうちに、何の違和感も抱かなくなるようになりました リリカルで美しい高音が魅力です 特筆すべきは彼女のフランス語による歌唱の美しさです デ・グリュー役のマイケル・ファビアーノが幕間のインタビューで「イタリア語は流れが自然で歌いやすいが、フランス語は歌いにくい。歌詞を正確に歌わないといけない」と語っていましたが、オペローサにとっても同様でしょう そのファビアーノは歌の巧さは言うまでもなく、迫真の演技力に引き込まれます レスコーを歌ったアルトゥール・ルチンスキーは深みのあるバリトンが魅力でした
ベニーニ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団は歌手に寄り添いつつ、自らベルカントを歌い上げていました