人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ウィグルスワース✕バートレット ✕ 東響でモーツアルト「ピアノ協奏曲 第24番 K.491」、マーラー「交響曲 第1番 ニ長調」を聴く

2019年12月09日 07時20分30秒 | 日記

9日(月)。わが家に来てから今日で1897日目を迎え、菅義偉官房長官は7日、訪日外国人の受け入れ拡大に向け、高級ホテルの建設を後押しする考えを示した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     桜を見る会問題にはさっさと見切りをつけて トランプホテルでも誘致するのか?

 

         

 

昨日、サントリーホールで東京交響楽団の第676回定期演奏会を聴きました プログラムは①モーツアルト「ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491」、マーラー「交響曲 第1番 ニ長調」です 演奏は①のピアノ独奏=マーティン・ジェームズ・バートレット、指揮=マーク・ウィグルスワースです

 

     

 

オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという編成。コンマスはグレブ・二キティンです

1曲目はモーツアルト「ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491」です この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)が1786年に作曲した作品です モーツアルトのピアノ協奏曲(全27曲)のうち短調の作品は、この第24番と「第20番ニ短調K.466」(1785年作曲)の2曲しかありません 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「ラルゲット」、第3楽章「アレグレット」の3楽章から成ります

2014年に17歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーを受賞した実力者マーティン・ジェームズ・バートレットがピアノに向かい、ウィグルスワースの指揮で第1楽章に入ります バートレットのピアノはリリカルそのもので、一音一音の粒立ちがとても綺麗です 安田和信氏のプログラム・ノートによると、「カデンツァはフンメル作曲のものが用いられる予定」となっていますが、バートレットは叙情的に、そして情熱的に弾き切りました 第3楽章ではバートレットのピアノと荒絵理子のオーボエとの対話が楽しく聴けました ウィグルスワース ✕ 東響は前面に出ることなく、終始 ソリストのサポートに徹しました

大きな拍手に、バートレットはJ.S.バッハ「パルティータ第2番」から第6曲「カプリッチョ」を鮮やかに演奏、再び大きな拍手に包まれました


     

 

プログラム後半はマーラー「交響曲 第1番 ニ長調」です この曲はグスタフ・マーラー(1860-1911)が1883年から1888年にかけて作曲(1893~1896改訂)した作品です。J.パウルの小説「巨人」に発想の根拠を持つ2部5楽章の「交響詩」として初演しましたが、その後、第2楽章「花の章」を除いた4楽章の交響曲に改作しました 第1楽章「ゆるやかに、重々しく」、第2楽章「力強く力動して、しかしあまり速くなく」、第3楽章「荘重に威厳をもって、緩慢にならずに」、第4楽章「嵐のように揺れ動いて」の4楽章から成ります

第1楽章では、舞台裏からトランペットの音が聴こえますが、2階RA2扉が少し開いていたので、あの扉の向こうで演奏していたのでしょう。すごく素晴らしい演奏でした 第2楽章でウィグルスワースは、7本のホルンにベルアップ奏法を求めました 第3楽章冒頭の久松ちずのコントラバス・ソロによる「フレール・ジャック」の演奏はしみじみと良い演奏でした 第4楽章終盤でウィグルスワースはホルンに立奏を求めました。マーラーの指示通りでしょう。7人のホルン奏者が立ち上がってホルンを吹く姿は壮観です 金管楽器、木管楽器、弦楽器、打楽器が一体となって奏でるフィナーレは圧巻でした

ウィグルスワースと東響との共演は2010年以来、今回が5回目とのことですが、相性が良いようです

 

     

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