人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジャフリー・アーチャー「運命のコイン」(上・下)を読む ~ コイン・トスで二つの人生を生きる

2019年12月14日 09時19分58秒 | 日記

14日(土)。昨夜、元の勤務先が入居する内幸町のNPCビル地下1階の「焼き鳥O」で、同じ階に入居するW調剤薬局主催のクリスマス・パーティーがあり、同僚OBのS氏とともに参加しました 現役時代から声をかけていただいているパーティーですが、この会では毎年「プレゼント交換会」があります 参加者は各自1200円以上のプレゼントを持参して主催者に渡し、それに番号を付して、くじ引きで誰かのプレゼントをもらえるというものです 私はハンディな携帯ポケットボトル(お茶カップ1杯程度入る)を用意しましたが、調剤薬局の若い女性に当たりました。一方 私がクジで引いたのは13番で、調剤薬局Fさんからのプレゼントでしたが、何と一回り大きい携帯ボトルでした これにはビックリしました 最初ビールを飲んで、焼酎のお湯割りに変えましたが、あまりの口当たりの良さに7~8杯はお代わりしたと思います 主催者のWさんご夫妻、サンタクロース姿で登場した弁護士のKさん、調剤薬局のダイアナさんをはじめご参加の皆さん、お陰様で楽しいひと時を過ごせました。ありがとうございました

ということで、わが家に来てから今日で1902日目を迎え、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が米タイム誌の「今年の人」に選ばれたことに関して12日、「今年の人」の最終候補に選ばれていたトランプ大統領がツイッターに「全くばかばかしい。グレタは(怒りをコントロールする)アンガーマネジメントをしてから、友だちと懐かしの映画を観に行くべきだ!落ち着け、グレタ、落ち着け!」と投稿したが、このコメントの直後、グレタさんは自分のツイッターの自己紹介欄を「アンガーマネジメントに取り組むティーンエージャー。今は落ち着いて、友だちと懐かしの映画を観ている」と変更し、落ち着いた対応を見せた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

        大人気ないトランプと 大人の対応を見せたグレタさんのどっちが上手か明らかだ

 

         

 

昨日、夕食に「ポトフ」を作りました 寒い冬は暖かい調理が食べたいですね

 

     

 

         

 

昨日、バッハ・コレギウム・ジャパンから来シーズンのチケット5枚が送られてきました さっそく来年の手帳の日程表に書き加えておきました これで、現時点で手許にある来年1年間のコンサート・チケットは105枚となりました

 

     

 

         

 

ジェフリー・アーチャー著「運命のコイン(上・下)」(新潮文庫)を読み終わりました ジェフリー・アーチャーは1940年英国生まれ。オックスフォード大学卒。1966年に大ロンドン市議会議員として政界デビュー。69年には最年少国会議員として下院入りを果たす 一代貴族。彼の作品は全7部・14巻から成る「クリフトン年代記」をはじめとして、新作が発売されるたびに当ブログでご紹介してきました これは英国のベストセラー作家ジェフリー・アーチャーの最新作です(以下、ネタバレです。ご注意ください)

 

     

 

この作品は、上巻・下巻ともに第1部から第7部までの7つ部分からなります 上巻の「第1部」では、1968年のソ連で、前途有望な青年アレクサンドル・カルペンコは、父親が同級生ウラジーミルの密告によって当局に惨殺され、母エレーナと共に国を捨て国外に脱出する決意をし、コインの表が出たらアメリカへ、裏が出たらイギリスへ密航するという”賭け”が描かれます そして「第2部」に移るのですが、最初の章で「サーシャ」という名前と「サウサンプトンへ」という文字が目に入ります。読み進めていくと、サーシャとは主人公のアレクサンドルのことで、密航船はイギリスへ向かっていることが分かります 驚くのは、次の章ではまったく別の「アレックス」という名前と「ニューヨークへ」という文字が目に入ってくることです 言うまでもなく「アレックス」とはアレクサンドルのことで、密航船はアメリカに向かっていることが分ってきます つまり この作品は、主人公のアレクサンドル・カルペンコが、コインで決めた2つの亡命先での生き様を、主人公の名前を変えて同時並行的に描いているのです これには意表を突かれました

その後、イギリス労働党に入党し政治家としても階段を上り詰めていくサーシャと、ヴェトナム戦争への参加を経てアメリカの経済界でのし上がっていくアレックスの姿が描かれます やがて東西冷戦の終結、ベルリンの壁崩壊などを経て20世紀が終わる頃、それぞれの主人公であるアレクサンドルは、生まれ故郷に錦を飾るべくロシアに向かうことになります しかし、そこで待っていたのは歓迎の嵐だけではありませんでした 果たしてそれぞれの主人公アレクサンドル・カルペンコの運命はどうなるのか 最後の1行を見て読者は唖然とします。「ああ、そういうことか。してやられた」と

 

     

コメント
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