12日(木)。わが家に来てから今日で1900日目を迎え、11月に閉幕したラグビールドカップ日本大会で初の8強入りを果たし、列島を熱狂させた日本代表チーム”桜の戦士”たちが11日、東京都千代田区の丸の内周辺でパレードを行い 多くの人々から声援を受けた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
同じ桜でも 政府の「桜を見る会」の方は 声援を受けるどころか非難ごうごうだ
昨日、夕食に「ポーク・カレー」と「生野菜サラダ」を作りました カレーは久しぶりですが、いつ食べても美味しいです
昨日、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで第22回「芸劇ブランチコンサート~ブラームスはお好き?」を聴きました プログラムはブラームス①愛の歌、②ハンガリー舞曲第5番、③ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34 です 演奏はヴァイオリン=松田理奈(2004年日本音楽コンクール第1位)、崎谷直人(神奈川フィル・コンマス)、ヴィオラ=佐々木亮(N響首席)、チェロ=向山佳絵子(元N響首席)、ピアノ=清水和音です
会場はいつもの通りほぼ満席状態です
1曲目は「愛の歌」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833‐1897)が1877年に書いた歌曲集「5つ歌 作品71」の第5曲に当たる作品です
グリーン系のエレガントな衣装の向山佳絵子が清水和音とともに登場し 演奏に入ります チェロが演奏する最初のメロディーを聴いた瞬間から「何と情感豊かで ふくよかな音だろう」と感嘆しました
ここで、ヴァイオリンの崎谷、清水両氏によるトークに入りました 清水氏が今回初めてこのコンサートに崎谷氏を招へいしたのは、「神奈川フィルのコンマスとして演奏しているのを聴いて、目立とうとしないのに実に良い音で演奏していると感心したからだ」と説明しました 彼はウエールズ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンとしても活躍していますが、読響首席チェロ奏者・富岡廉太郎氏も同じメンバーであることは良く知られています 今回、第1ヴァイオリンでなく第2ヴァイオリンを選んだのは、滅多に第2ヴァイオリンを弾く機会がないことと、ファンである松田理奈さんと一緒に演奏したかったから、だそうです。本音の理由は後者でしょうね 清水氏は「演奏前にリハーサルをやりましたが、弦楽だけで演奏するところを聴いていたら、ピアノが入らない方が良いのではないかと思うほど素晴らしい演奏でした」と語りました。自覚してますね
2曲目は「ハンガリー舞曲第5番」です この曲は1869年と1880年に出版されたピアノ連弾曲集「ハンガリー舞曲集」(全21曲)の一つです 清水和音の伴奏で松田理奈が演奏しますが、松田はメリハリを付けながら緩急自在に弾き切りました
最後は「ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34」です この曲は、最初「弦楽五重奏曲」として完成しましたが、その後1864年に「2台のピアノ用のソナタ」に改作され、さらにピアノと弦楽四重奏による「ピアノ五重奏曲」として完成、1866年にライプツィヒで初演されました 最初の構想から完成・初演まで10年以上かけた労作です 第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ・ウン・ポーコ・アダージョ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ」、第4楽章「ポーコ・ソステヌート~アレグロ・ノン・トロッポ」の4楽章から成ります
最初に告白しておくと、何をトチ狂ったか、予習するのに「弦楽五重奏曲 作品111」を聴いていたのです この曲が最初に「弦楽五重奏曲」として作曲されたからという高度な理由ではありません よく考えれば、このコンサートのメイン・プログラムは必ず清水氏のピアノがからむので、弦楽だけの五重奏曲はあり得ないのです わたしばかよねおばかさんよね
5人の演奏で第1楽章に入りますが、冒頭から「ほとばしる情熱」を感じます 第2楽章は、まさに厚みのある弦とピアノとの「極上のアンサンブル」です こういう演奏を聴くと しみじみ「ブラームスはいいなあ」と思います 第3楽章はピアノと弦楽器、あるいは弦楽器同士の丁々発止のやり取りが素晴らしく、思わず引き込まれます 第4楽章は神秘的な序奏から徐々に熱量が高まり、ハンガリー風のメロディーを奏でながらアンサンブルの極致に達します
1時間強のコンサートのためにどれほどのリハーサルをこなしたのか分かりませんが、各自が忙しい身であることを考えるとそれほど多くの時間は費やせなかったのではないかと思われます それだけに、5人の実力とプロ根性を認めざるを得ません。素晴らしいコンサートでした
コンサート後、会場入口近くのチケット売場で来年4月以降のチケットが先行販売されたので、さっそく4月、6月、8月の3回分を押さえました 一般発売は明日からのようです