29日(日)。昨日、池袋パルコ8階のスペイン料理Pでランチしました 息子が帰省したので家族揃って外食することにしたものです
最初は前菜です
続いてメインディッシュです
続いてパエリヤです
最後はアイスクリームとチーズケーキのデザートです どれもが美味しかったです
たまにはスペイン料理も良いものだと思いました
ランチの帰りに、娘がパルコ内のデザイン・シャツ専門店で主に室内で着るシャツ(長袖)を買ってくれました 3日遅れのクリスマス・プレゼントといったところです
惑星と銀河鉄道をあしらった斬新なデザインは、自分では絶対に選ばない種類のものです。「これ、カッコイイよ
」という言葉につられて買ってもらうことにしました
私から娘へのプレゼントは、品物が選べないので、気に入ったものを買って 後で請求してくれと伝えてありますが、まだ商品は決まっていないようです
プレゼントは嬉しいですが、請求書が怖い
楽あれば苦あり
ということで、わが家に来てから今日で1917日目を迎え、国土交通省は28日までに、全国の鉄道で2018年度に発生した駅員や乗務員への暴力行為は670件に上がったと発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
駅員だって人間だ 殴られたら 殴り返せばいいんだ ただし 後のことは知らないよ
26日の朝日夕刊に「回顧2019音楽」が掲載されていました 経済紙の日経と違い、朝日はかなりのスペースをとってポピュラー、ジャズ、クラシックを取り上げています
クラシックについては、かつて評論家の吉田秀和氏が「音楽展望」とともに執筆していたコラムですが、現在は朝日新聞編集委員・吉田純子さんが書いています
記事の見出しは「国内オケ成熟 世界レベル」です
吉田さんは、まず読響を9年間率いて退任したシルバン・カンブルランと東響音楽監督ジョナサン・ノットを取り上げ、「日本の楽団全体のモチベーションを高めた」と評価し、「こうした海外の名匠たちの献身を得て、山本直純や小澤征爾が歯を食いしばって耕してきた日本のオーケストラ界が いよいよ贅沢かつ多様な実りの時期を迎えているとあらためて思う」と述べています
名匠たちの活躍として、ベルリン・フィルを指揮したズービン・メータ(ブルックナー)、NHK交響楽団を指揮したネーメ・ヤルヴィ(息子のパーヴォではない)、ヘルベルト・ブロムシュテット、マレク・ヤノフスキ(英雄交響曲)、レザール・フロリサンを率いたウィリアム・クリスティ(メサイア)、大坂フィルを振ったシャルル・デュトワ(幻想交響曲)、オーボエのハインツ・ホリガ-らを挙げています
一方、新世代の旗手として、ムジカ・エテルナ+コパチンスカヤとのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」を指揮したテオドール・クルレンティス、オランダ・バッハ協会管弦楽団の音楽監督に就任した佐藤俊介、ピアノの小菅優、葵トリオを取り上げています
予想外だったのは地方オケの活躍です 吉田さんは「鈴木秀美と山形交響楽団が古楽の手法で挑んだ『英雄』は、細部に刻印された若きベートーヴェンの直球の情熱を聴く者の胸先にぐいと突きつける快演。日本のオーケストラは今や、世界へと発信するに足る『日本の文化』である
」と最大限の評価を与えています
また、今年死去したアーティストとして、アンドレ・プレヴィン、ラドミル・エリシュカ、マリス・ヤンソンス、ジェシー・ノーマンの名前を挙げています
上記の記事を読んで思うのは、吉田さんの指摘の通り、海外の評論家からも「日本のオケのいくつかは世界レヴェルに達している」と言われている現状です 「おやっ
」と思ったのは、ネーメ・ヤルヴィについては「悠々たる諧謔のタクトに魔法の靴を履かされ、童心に戻ってフランス音楽の妙味に踊った」と評価している一方で、指揮するたびに熱狂的な反響を呼んでいる息子のパーヴォ・ヤルヴィについてはまったく触れていないことです
まさか、彼がロシアのプーチン大統領に顔が似ているからという理由ではないと思いますが
シャルル・デュトワについては、クラシック界でさんざん騒がれたセクハラ疑惑はどうなったのでしょうか その後、何のニュースも流れないので実情が分かりません
セクハラと言えばプラシド・ドミンゴは来年 予定通り来日するようですが、当初共演する予定だったMETの看板ソプラノ歌手ルネ・フレミングは急きょ来日が取りやめになり、代演が立つようです
これもどうなっているのでしょうか
コパチンスカヤ+クルレンティス指揮ムジカエテルナによるチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」は2月にすみだトリフォニーホールで聴きましたが、今年聴いたうちで最も強く印象に残るコンサートでした 吉田さんによれば「一見放埓だが、己のアイデンティティーを礎に、作曲家の魂へまっすぐ向かってゆく素朴なエネルギーで、楽曲本来の魅力を解き放った」ということになります
なお、この記事には音楽評論家・東条碩夫氏の「私の3点」が併載されています
①ヘンデル「メサイヤ」:ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサン(10月14日・東京オペラシティコンサートホール)
②R.シュトラウス「サロメ」:シャルル・デュトワ指揮大阪フィル(6月8日・大阪フェスティバルホール)
③シェーンベルク「グレの歌」:ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団(10月6日・ミューザ川崎シンフォニーホール)
残念ながら、私はいずれも聴いていません さて、来年はどんなアーティストやオーケストラが活躍するのでしょうか
私の「クラシック・コンサート 2019年 マイベスト10」は12月31日付ブログで発表します