19日(土)。わが家に来てから今日で2179日目を迎え、家庭用磁気商品の「オーナー商法」で多額の現金を集めた「ジャパンライフ」について、警視庁と愛知など5県警の合同捜査本部は18日、元会長の山口隆祥容疑者ら14人を詐欺容疑で逮捕した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
元会長は「桜を見る会」の招待状で顧客を勧誘してたな 前政権の負の遺産 なぜ今?
昨日、夕食に「鶏のから揚げ」「生野菜とワカメのサラダ」「冷奴」を作りました 「唐揚げ」は娘も私も大好きなので2週間に一度は作ります 栗原はるみ先生のレシピによる「うまみ醤油」(醤油、ニンニク、ショウガ、削り節)に鶏もも肉を漬けてから、片栗粉をまぶして 3分+2分の2度揚げをします 何回食べても飽きません
新国立劇場から「オペラ『こうもり』実施決定のお知らせと特別先行販売のご案内」が届きました 11月29日、12月1日、3日、5日、6日の5公演で、アトレ会員の優先受付となっています 新型コロナウイルス感染予防の観点から、新時代の生活様式に基づき演出の一部を変更して上演し、1階1列~3列の座席は販売しないとしています。また、「座席継続」の希望者の席は、これまでと同じ席番を確保することは困難であるとしています。早い話が客側で座席指定できないということです
シーズン第1回目のブリテン「夏の夜の夢」(10月公演)の出演者が、当初予定していた海外在住者が全員来日できなくなった事実を踏まえ、今回の「こうもり」もそのリスクを勘案して、S席は避けA席を取ることにしました
昨日、ヒューマントラストシネマ有楽町でマルコ・ベロッキオ監督による2019年製作イタリア・フランス・ブラジル・ドイツ合作映画「シチリアーノ 裏切りの美学」(152分)を観ました
舞台は1980年代初頭、マフィア間の抗争が激化の一途を辿るシチリア パレルモ派の大物ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・ファビーノ)は抗争の仲裁に失敗しブラジルに逃れるが、残された家族や仲間たちはコルレオーネ派の報復により次々と殺害されてしまう ブラジルで逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは、マフィア撲滅に執念を燃やす判事ファルコーネ(ファウスト・ルッソ・アレシ)から捜査への協力を求められる 麻薬と殺人に明け暮れる犯罪組織「コーザ・ノストラ」に失望していたブシェッタは、組織の罪を告白することを決意する それはコーザ・ノストラの「血の掟」に背く行為だった
ブシェッタが組織を裏切ったのは、コーザ・ノストラに失望したからというのはその通りですが、組織で誰がどういう犯罪を犯したかを詳細に告白したのは、判事ファルコーネの執念の賜物です ブシェッタは劇中「ファルコ―ネは自分を理解してくれる唯一の人物だ」と述べています 反対側にいる人間の信頼を獲得するのは並大抵のことではありませんが、ファルコ-ネ判事はそれをやってのけました 彼の説得がなければ、今でもイタリアでは昔のようにマフィアがはびこっていたことでしょう
映画の中盤で、ブシェッタの内部告発により逮捕されたマフィアのメンバーの名前と犯罪名と刑期が次々と読み上げられますが、そのバックに流れていたのはヴェルディの歌劇「ナブッコ」の第3幕でヘブライ人たちが故郷を想って歌う合唱曲「行け、我が想い 黄金の翼に乗って」です この歌はイタリアの第2の国家とも言われています マフィアから見ればブシェッタは「裏切り者」ですが、市民から見れば「英雄」です この選曲にはそういう思いが込められていると思います
また、ファルコーネ判事がマフィアにより車を爆破されるシーンでは衝撃的な音楽が流れていましたが、多分、ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈り」の中間部で演奏される音楽です イタリアといえばヴェルディですから、そこはマルコ・ベロッキオ監督は外さないでしょう