人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ロシアのウクライナ侵攻の影響で窮地に立つソプラノ歌手アンナ・ネトレプコ ~ METへの復帰が先か、プーチン政権の崩壊が先か ?

2022年04月03日 07時25分17秒 | 日記

3日(日)。わが家に来てから2640日目を迎え、米ニューヨーク市にあるアマゾンの拠点で労働組合の結成案が賛成多数で可決された  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     「一人はみんなのために  みんなは一人のために」 これが労働組合の基本精神だね

 

         

 

「月刊音楽祭」はロシアのソプラノ歌手アンナ・ネトレプコの近況について相次いでツイートしています 1本目は「ネトレプコがロシアのウクライナ侵略に反対、プーチン大統領との関係を否定する声明」という見出しの記事です   記事は以下の通りです

「休養宣言を出していたスター・ソプラノ歌手アンナ・ネトレプコがロシアのウクライナ侵略に反対し、プーチンと手を結んだことはないと断言する新たな声明を発表した 声明の中でネトレプコは『私はウクライナに対する戦争を明確に非難し、この戦争の犠牲者とその家族に思いを馳せます。私の立場は明確です。私はいかなる政党のメンバーでもなく、ロシアのいかなる指導者とも手を結んでいません。私の過去の行動や発言が誤解される可能性があったことは認め、反省しています』と語っている また、ウクライナ侵略を始めたプーチン大統領との関係については『大統領とは芸術賞の受賞やオリンピックの開会式などでお会いしたことがありますが、人生で数えるほどしかありません。それ以外には、ロシア政府からいかなる金銭的支援も受けたことはなく、オーストリアに居住し、納税者でもあります』と述べている 声明では、5月から演奏活動を再開させることも表明、声明を『私は祖国ロシアを愛し、芸術を通じて平和と団結を求めているだけです』と結んでいる ネトレプコは2014年にロシアがクリミア半島を侵略した際、ロシアが支援する分離主義者に対する支持を表明。そのこともあり、ロシアのウクライナ侵略後は、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場をはじめとして、出演をキャンセルされ、休養宣言を出していた

2本目は「ネトレプコのロシアでの公演中止へ、戦争批判声明への”報復”か?」という見出しの記事です    記事は以下の通りです

「ロシア・ノボシビルスクにある国立オペラ・バレエ劇場は、6月2日に予定されていたスター・ソプラノ歌手アンナ・ネトレプコのコンサートを『ロシアの行動を非難した』ことを理由に中止すると発表した ネトレプコは3月30日、Facebookへの投稿を通じて、ロシアのウクライナ侵略によって生じた戦争を非難、また、プーチン大統領との関係についても否定する声明を発表している 劇場の決定はこの声明に対するプーチン政権の”報復”とみられ、声明で『昨日、アーティストが我が国の行動を非難する声明を発表した。ヨーロッパに住むこと、ヨーロッパの会場で演奏する機会が、彼女にとって祖国の運命よりも重要であることが判明した』と厳しく非難している また、声明は『故郷を棄てる文化人がいることを恐れてはいけません。私たちの国は才能に富んでおり、昨日の偶像は明確な市民的立場を持つ他の偶像に取って代われれるだろう』と指摘。劇場は次の公演に、チューリッヒ歌劇場の『マクベス』の公演でネトレプコの代役に立ったヴェロニカ・ディジョーエヴァを起用する演奏会を入れ込んだ 3日の声明については出された直後、彼女の降板を決断した米国のメトロポリタン歌劇場のピーター・ゲルブ総裁が『ニューヨーク・タイムズ』紙に対して、『私たちは、自分たちの立場を変える用意はない。もし、アンナが長期的にプーチンと本当に完全に縁を切ったことを示すなら、会話をする用意はある』と述べるに留まっている 一方、プーチン政権は政権を批判する行動を厳罰に処すための法律の制定などに乗り出しており、3日の声明以降、ネトレプコのロシア版SNSが閉鎖され、ネトレプコは当面、出演の場が限られるという厳しい状況が続きそうだ

この記事で「3日の声明」という記述が2度出てきますが、いずれも「30日の声明」の誤りだと思われます いずれにしても、このままでは、ネトレプコは祖国ロシアでも、海外でもまったく歌えない状況が続くことになります     ネトレプコのメトロポリタン歌劇場への復帰が先か、プーチン政権の崩壊が先か、世界中のオペラ愛好家が見守っています

 

     

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