人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

リドリー・スコット監督「最後の決闘裁判」 & キャリー・ジョージ・フクナガ監督「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を観る ~ リニューアル・オープンの新文芸坐で

2022年04月29日 07時14分41秒 | 日記

29日(金・祝)。わが家に来てから今日で2665日目を迎え、ブリンケン米国務長官は27日、上院歳出委員会で証言し、ロシアによるウクライナ侵攻に関し「ロシア軍が民家の洗濯機やおもちゃの中に爆弾を仕掛けたという信頼できる情報がある」と述べ、非道な行動だと非難、残虐行為に及んだロシア兵だけでなく、行為を命じた人物の戦争犯罪の裏付けを進める考えも示した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     民間人を狙った極悪非道な犯罪行為だ ロシアは大統領から一兵士まで腐り切ってる

 

         

 

昨日、夕食に「豚肉のスタミナ焼き鳥風」「生野菜サラダ」「冷奴・ウニ醤油かけ」を作りました 「豚肉~」はロース薄切り肉に「シソの葉」と「ニンニクの微塵切り」を巻いており、タレは醤油、砂糖、日本酒で、七味唐辛子を振ってあります

 

     

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐で「最後の決闘裁判」と「007  ノー・タイム・トゥ・ダイ」の2本立てを観ました 新文芸坐は今年開館21周年を迎え、1月31日から4月15日まで、ロビーのレイアウト変更、映写・音響設備のリニューアルのため休館していました 幸か不幸か、ちょうどこの間、私は腰痛のため映画館通いを控えていたのでほとんど影響がありませんでした 新文芸坐で映画を観るのは昨年11月21日以来約5か月ぶりです。受付デスクとロビーがスッキリしました 実はこの日(4月28日)は「友の会」の1年間の有効期限が切れる日でしたが、休館日数分が延長されるというので7月中旬まで有効になります。ラッキーでした

 

     

 

「最後の決闘裁判」はリドリー・スコット監督による2021年製作アメリカ映画(153分)です

騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴えるが、目撃者もおらずル・グリは無実を主張する 真実の行方は、カルージュとル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる 勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は罪人として死罪になる。そして、もし夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を受けることになる 人々はカルージュとル・グリのどちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれる 果たして決闘の行方はいかに

 

     

 

本作は、1386年、百年戦争のさなかに中世フランスを舞台に、実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語です

本作は第1部「カルージュの真実」、第2部「ル・グリの真実」、第3部「マルグリットの真実」の3部構成になっています 3人それぞれの回想がスクリーン上に再現されますが、この手法は明らかに黒澤明監督「羅生門」を模倣しています ある武士の殺害事件の関係者の目撃証言が、語る者によって異なるという芥川龍之介の短編小説「藪の中」の世界です この手法を採らなければ、この映画は1時間もかからないと言えます

通常の裁判であれば裁判官が双方の言い分を聞いたうえで判決を言い渡し、有罪となれば被告人は刑に服すだけの話ですが、カルージュが決闘で決着をつけることを認める「決闘裁判」を選んだのは、「男としてのプライド」が許さないからです 江戸時代の武士流に言えば「武士の沽券にかかわる」ので生死を懸けた決闘で決着をつけるという考え方です

いつの時代も、自分の主張を貫き通すために武力に訴える男というものは、つくづく馬鹿な存在だと思います そういえば現代のロシアにもいましたね、独立国家に侵略して悪事の限りを尽くして世界中を大混乱に陥れている独裁者が

 

         

 

「007  ノー・タイム・トゥ・ダイ」はキャリー・ジョージ・フクナガ監督による2021年製作アメリカ映画(164分)です

現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンド(ダニエル・クレイグ)のものに、CIA出身の旧友フィリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる 誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす細菌兵器の最新技術を有した黒幕を追うことになる

 

     

 

本作は「007」シリーズ第25作目の作品です 相変わらず、アクションありカーチェイスあり大爆発ありの痛快な作品です

007といえば愛車「アストンマーチン」が登場します。初代アストンマーチンでは、スイッチ一つで助手席の敵が空中に投げ出されるシーンを思い出します あれは痛快でした 本作では敵に囲まれハチの巣のように銃撃されても完全防弾ガラスで守られ、スイッチ一つで左右のライトから機関銃が出現して敵を蹴散らします これも痛快でした

ボンドが現役を離れている間に、後任の007が就任していた、しかも女性だった、というのは意外でした 永久欠番ではなかったわけですね

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は「死ぬ時ではない」ですが、本作のラストは、ボンドは敵の要塞から逃げ遅れてしまうが、そこをめがけて英国が発射したミサイルが着弾し、要塞が爆発します これでボンドも一巻の終わりか、と思いきや、最後の最後にスクリーンに次の1行が現れます。「007 will be return 」。どうやらダニエル・クレイグは5度目の本作をもって007を引退するけれど、次回は新しいボンドが登場するということでしょうか

 

     

コメント
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