人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

尾高忠明 ✕ 新日本フィルによるR.シュトラウス「英雄の生涯」の公開リハーサルを見学する ~ 大管弦楽によるスケールの大きなゴージャスなサウンド

2022年09月30日 07時17分10秒 | 日記

30日(金)。昨日 29日は日中国交正常化から50年を迎えました そこで最初に、最近の日中問題について取り上げたいと思います 東京では朝晩は だいぶ涼しくなりましたが、日中はまだ暑さが残ってますね

さて、月末を迎えたので、恒例により9月の3つの目標の達成状況をご報告します ①クラシック・コンサート=11回、②映画鑑賞=11本、③読書=5冊でした ①については、他にオケの公開リハーサル2回、オペラのゲネプロ1回(本日)見学しました また②については、他にNetflixで「工作 黒金星(ブラックビーナス)と呼ばれた男」を観ました こうしてみると、9月も毎日、3つの目標のうちどれかをやっていたことになります

ということで、わが家に来てから今日で2819日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は、自発的に投降した軍人に最長で10年の懲役刑を科す法改正を承認したが、動員令の発令で混乱が広がる中、軍の規律を引き締める狙いがあるとみられる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     これじゃあ ますます徴兵拒否したくなる  プーチンは国民など何とも思っていない

 

         

 

昨日、夕食に2週間に1度のローテにより「鶏の唐揚げ」を作りました 本当は金曜日なのですが、オペラのゲネプロの終了時間の関係で1日繰り上げました

 

     

 

         

 

昨日、すみだトリフォニーホールで新日本フィル「第644回定期演奏会」の公開リハーサルを見学しました 本公演は10月1日(土)トリフォニーホール、同3日(月)サントリーホールで開かれます 本番のプログラムは①リヒャルト・シュトラウス「セレナード変ホ長調」、②同「4つの最後の歌」(ソプラノ=ユリアーネ・バンゼ)、③同:交響詩「英雄の生涯」です この日は交響詩「英雄の生涯」のリハーサルのみ公開されました   念のため、最近ちまたで起きた「Auの障害」でも、「英雄(ひでお)の生涯」でもありませんので誤解のないように

新日本フィルの「公開リハーサル」は賛助会員・維持会員など1年間に1万円以上の寄付をしている会員を対象に実施していますが、今回については私も会員になっている「すみだクラシックへの扉シリーズ」定期会員を対象に公開されました その狙いについてパトロネージュ部の登原さんに聞いてみたら、①年間1万円以上の寄付をしていただければ、今回のような公開リハーサルが年間6~8回程度聴けることを知ってもらうこと、②今回初めての試みとして「扉シリーズ」公演でなく「定期演奏会」のリハーサルの案内を出したのは、違うシリーズの公演のリハーサルを聴いてもらい、本番を聴いてみたいとチケット購入に繋がれば嬉しい、ということでした なお、この日のリハーサルへの来場者は10月1日と3日の公演のチケットが3割引きで購入できる(合言葉が必要)とのこと 年間1万円で公開リハーサルが6~8回聴けるのは大きなメリットです また、寄付金は税額控除の対象となります。皆さんも1口いかがでしょうか

 

     

 

R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」はリヒャルト・シュトラウス(1864ー1949)が1898年に作曲、1899年3月3日にフランクフルトで作曲者自身の指揮により初演されました 第1曲「英雄」(第1主題部)、第2曲「英雄の敵」(スケルツォ)、第3曲「英雄の妻」(第2主題部)、第4曲「英雄の戦場」(展開部)、第5曲「英雄の業績」(展開と再現)、第6曲「英雄の引退と完成」(終結部)の6曲から成ります

オケは14型で弦は左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつもの新日本フィルの並び ステージ下手にはハープ2台とチェレスタがスタンバイ、クラリネットのトップには元新日本フィル首席で東京藝大教授も務めた山本正治氏がスタンバイしています ホルン9本は壮観です コンマスは崔文洙です

白のTシャツに黒のパンツ、スニーカーというラフなスタイルの尾高忠明氏が指揮台に上りリハーサルに入ります

第1曲から入ると思っていたら、第2曲「英雄の敵」から入りました スケルツォ風の音楽で、やかましい批評家たちのおしゃべりをフルート等が皮肉って演奏します それ以降、演奏しては止め、指示を出しては演奏し、ということをかなり細かく繰り返しました 休憩を挟んで、リハーサルを進め、最後に第1曲「英雄」を仕上げました 「メリハリをつけて演奏するように」という趣旨の指示が印象に残りました リハーサル中の尾高氏の言葉を拾ってみると、「リヒャルト・シュトラウスって守銭奴だったって知ってます?」「(英雄の業績では)過去のシュトラウスの作品を思い浮かべることが出来るように」「バナナマンのオカッパ頭の方」・・・すべての指示を聞き取れないのが残念ですが、作曲者のエピソードなどを披歴することを通してオケのメンバーをリラックスさせ、うまく”乗せて”リハーサルを進めていく姿勢が、尾高氏らしいと思いました 全体を通して、リヒャルト・シュトラウスらしい大管弦楽によるスケールの大きい演奏が展開し、ゴージャスなサウンドが楽しめました 個人的には森明子さんのコーラングレと崔コンマスのヴァイオリン・ソロが心に沁みました 今回の公開リハーサルを聴いて、やっぱり「英雄の生涯」は生演奏で聴かなければ本当の良さは解らない と思いました

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