人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

おめでとうクァルテット・インテグラ! / 「ギンレイホール」11月27日に閉館 ⇒ シネ・パスポートは引き続き有効 / 原田ひ香著「ランチ酒」を読む ~ テイストとペーソスに満ちたグルメ本

2022年09月13日 07時01分03秒 | 日記

13日(火)。新聞各紙によると、世界最難関のコンクールとして知られる第71回ミュンヘン国際音楽コンクールの弦楽四重奏部門で10日、日本の「クァルテット・インテグラ」が2位に入賞しました ファイナルではベートーヴェンとバルトークを演奏し、聴衆賞も獲得しました おめでとうございます! 「クァルテット・インテグラ」は2015年に桐朋学園大学の卒業生、ヴァイオリン=三澤響果、菊野凛太郎、ヴィオラ=山本一輝、チェロ=築地杏里の4人で結成したカルテットです サントリーホール室内楽アカデミー(第5・6期生)などで研鑽を積み、2021年のバルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門でも優勝しています

私も過去のサントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデンで何度か彼らの演奏を聴きましたが、バルトークとシューベルトが特に良かったという印象があります

昨日、トリトン・アーツ・ネットワークから届いた主催公演のチラシに彼らのコンサートが紹介されています 来年1月28日(土)14時から晴海の第一生命ホールで彼らのリサイタルが開かれます プログラムは①ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第1番」、②バルトーク「弦楽四重奏曲第1番」、③ブラームス「弦楽四重奏曲第1番」という「3大B」による「第1番」が選ばれています 彼らのこだわりを感じさせるプログラミングです ますますの活躍が期待されます

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2802日目を迎え、ロイター通信によると、10月2日のブラジル大統領選の有力候補、ルラ元大統領は9日、ボルソナロ大統領について「トランプ前大統領よりややひどい」とし、「より無礼で品がなく、粗悪な模造品だ」とこき下ろしたというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     トランプより無礼で品がなく 粗悪な模造品とは よほど救いようのない人物らしい

 

         

 

昨日の夕食は、娘のリクエストで「王将の羽根つき餃子」を焼きました 焼き加減にムラがありますが、味は同じでとても美味しいです あとは「生野菜とアボカドとササミのサラダ」「冷奴」「豚汁」です もちろん餃子にはサッポロCLASSICです

 

     

     

     

 

         

 

ミニシアターの先駆け的存在「ギンレイホール」のホームページに「ギンレイホール閉館のお知らせ」が載っていました それによると、「同ホールは1974年(昭和49年)の創業以来48年間、神楽坂で営業してきた この度、入居する築63年の銀鈴会館ビルの老朽化に伴い、ビル所有者が建て替え工事をすることになり、ギンレイホールは立ち退き移転することになった ついては令和4年11月27日(日)をもって閉館することとする 同日までは通常通り営業する。移転については、現在準備中のため移転場所等営業再開の予定が決まり次第改めてお知らせする」となっています また、「ギンレイ・シネマクラブ会員の皆さまへ」というお知らせには、「劇場の移転・再開までは一時休館となるが、再開後もシネ・パスポートは引き続き利用できる」と書かれています あまりにも急なことだったのでびっくりしましたが、いつからどこで上映再開となるのか、今後のホームページに注目したいと思います

 

     

 

         

 

原田ひ香著「ランチ酒」(祥伝社文庫)を読み終わりました 原田ひ香は1970年神奈川県生まれ。2006年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞優秀作受賞。2007年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞 著書に当ブログでもご紹介した「ランチ酒 おかわり日和」「三千円の使いかた」他がある

 

     

 

実は何も知らないで「ランチ酒 おかわり日和」の方を先に読んでしまったので、順番が逆になってしまいましたが、どちらから読んでも不都合はありません

主人公の犬森祥子はバツイチ・アラサーで職業は「見守り屋」です 営業時間は夜から翌朝までで、様々な事情を抱える客からの依頼で人やペットなど、頼まれたものを「寝ずの番」で見守るのが仕事です 昼夜逆転生活の祥子の唯一の楽しみは、夜勤明けにお酒を飲みながらランチを食べる「ランチ酒」です 中目黒、中野、御茶ノ水。新宿、十条、秋葉原などの各地で、仕事を終えて訪ねたお店で、ある時はビール、ある時は日本酒、ある時はワインをたしなみながら、それぞれのお店の名物料理を堪能します その時 祥子の頭に浮かぶのは別れた夫のもとで暮らす愛娘・明里のことです   果たして自分は正しい選択をしたのだろうか、と今でも悩みます

祥子が「ランチ酒」を楽しむ各地のお店は、どうやら実在するようですが、名前は伏せてあります いずれの店の料理も、原田ひ香さんの描写にかかるとすごく美味しそうでビール片手に食べてみたくなります その一方で、子供を夫の元に残して、一人で暮らす祥子の心情が切々と迫ってきます その意味では、テイストとペーソスに満ちたグルメ本と言えるかもしれません

「ランチ酒 おかわり日和」ともどもお薦めします

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