=元高校教師・今倉大・80
私の散歩コースの途中に高校の送迎バス乗り場があります。毎朝驚きをもって見る異様な光景があります。20人くらいの男女高校生が黙々とスマートフォンを操作してバスを待っているのです。
誰一人としておしゃべりもせず、ただただスマホに熱中する様子は気味が悪くなるほどです。電車やバスの中で一様にスマホを触っている光景はこのごろ当たり前になっていますが、このバスを待っている高校生たちは同じ学校の生徒です。
朝のあいさつや家での出来事など話のタネはいっぱいあるはずです。
彼らが社会に出て、他人と話ができなくなるのではないかと危惧します。
自然な会話はお互い顔を見て表情を確認しながら行うものです。