主権論史: ローマ法再発見から近代日本へ

2020年01月14日 22時04分26秒 | 社会・文化・政治・経済

 

 
 

法秩序の正統性の根拠はどこからくるのか。
「主権とは何か」
主権は<無>にして<有>である、なのもかである。
主権が天皇という全能の主権者の形象とわかち難く結び付けられ、「君民一体の国体論」によって国家の一体性が創出された。


内容(「BOOK」データベースより)

中世末期以降、国家とは内実や権力の担い手を問わず、ひとつの法秩序のみを存立の根拠とするようになった。

そして、この法秩序を支える言説の核心、つまり国家と法を成立させる要諦となったのが、“主権”という概念である。近代ヨーロッパが重ねてきた議論の歴史、日本における二つの憲法制定過程、そしてその間にあった国体をめぐる論争…膨大な資料を読み解きながら、主権論という未踏の領域へ挑む。俊英による新たなる思想史。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

嘉戸/一将
1970年大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程中退。相愛大学准教授を経て、龍谷大学准教授。専攻は法思想史、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

本書の特色は、近代日本の天皇制国家論を西洋近代の主権者論ではなく、西田哲学の「絶対矛盾的自己同一」の概念から読み解くことにある。

西洋近代の主権概念はキリスト教的主権概念である。王権神授説における絶対君主の主権概念と社会契約説における主権概念は共に神聖不可侵なものと位置付けられる。

要するに、主権と人権は神があたえた主権概念と天賦人権論に帰着する。これを日本の天皇制国家の主権概念にそのまま適用するには無理がある。吉野作造の民本主義概念のように、主権の所在は問わず、主権の運用を国民中心的に考えることを説くしかない。

あるいは、美濃部達吉の天皇機関説のように、天皇を内閣や帝国議会のような一国家機関と位置付けることである。これは、国家有機体説に由来する概念だ。いずれにせよ、西洋由来の近代的主権概念をそのまま近代日本に適用するのは不都合がある。そこで西田哲学の絶対矛盾的自己同一の概念から主権を定義し直す試みを著者は考える。

西田哲学における国家論は、「一」を本質とする国家と「多」を本質とする個人がそれ自体絶対矛盾的関係にありながら「同一」であることを主張する。なぜなら、一である国家は多である個人を含まなければ、存立し得ない。一方、多である個人が自己実現される場が一である国家である。

国家と個人は互いに他を必要とし、他なくしては成立し得ない。一と多という絶対矛盾の関係にありながら、両者は「同一」なのである。西田哲学にとっての歴史的現実は明治から昭和前期(終戦)までの近代天皇制国家であり、国家と個人を結びつける関係が「国体」を意味する。
このように西田哲学の絶対矛盾的自己同一の概念と国体を結びつけることで、近代天皇制国家の本質を説明できるのである。これは、国体護持とか、近代天皇制国家擁護といった戦前への回帰ではない。あくまでも著者の主権論史の説明概念である。
なかなか面白く、参考になる本である。
少々高価であるが、お勧めの論著である。





 

 


沈黙の子どもたち──軍はなぜ市民を大量殺害したか

2020年01月14日 21時41分23秒 | 社会・文化・政治・経済
 

戦争の時代とよばれた20世紀、全世界で2億人が犠牲になった。

ただし死者の内訳は、兵士30%前後で、残る70%は一般市民だった。
なぜ、兵士たちは市民を殺すのか、本書は、個別な事例はいくつも検証しながら考察する。
人は組織の一部になることで、多くの命を虐殺する冷酷な機械になる。

内容紹介

アウシュヴィッツ、南京、ゲルニカ、沖縄、広島・長崎……。軍による市民の大量殺害はなぜ起きたのか。戦争や紛争による市民の犠牲者をなくすことはできるのか。様々な資料と現地取材をもとに、市民の大量殺害を引き起こす軍事組織の「内在的論理」を明らかにし、悲劇の原因と構造を読み解くノンフィクション。未来を戦争に奪われる子どもたちをこれ以上生み出さないために、いまわたしたちにできること。

======<本文より>==================
本書は、第二次世界大戦とその直前の時期にヨーロッパとアジアで、戦争に伴う形で発生した「軍またはそれに準じる組織(ナチス親衛隊)による市民の大量殺害」の事例に光を当て、なぜその場所で大勢の市民が死ななくてはならなかったのか、その原因と構造を読み解こうとする試みである。 
(…)
本書で扱うのは、軍(またはそれに準じる組織)の内在的論理に基づき、上官の正式な命令に従う形で下級兵士が実行した、組織的な市民の大量殺害の事例であり、それぞれの事例にどんな「理」が存在したのかを、さまざまな方向から光を当てて探求する。 
(…)
こうした悲劇の再発を本当に避けたいと思うなら、個々の出来事を引き起こした原因である軍事組織側の「論理」あるいは組織内で共有される「合理性」に着目する必要がある(…)手頃な「悪者」を特定して糾弾するのではなく、問題行動を引き起こした「合理性」や、その根底にある価値判断の優先順位という思考の土台部分まで掘り進まなければ、我々が過去から学ぶべき本当の根源には、おそらくたどり着けない。 
(…)
われわれは結局、大勢の子どもが犠牲となったあの戦争から、何を学び取ったのか。軍による市民の大量殺害という、理不尽な出来事を将来において繰り返さないために、社会として何を考え、何をすべきなのか。その努力でベストを尽くしているか。命と未来を戦争に奪われた大勢の子どもたちは、今もそれをわれわれに問うている。 

内容(「BOOK」データベースより)

アウシュヴィッツ、南京、ゲルニカ、沖縄、広島・長崎…。軍による市民の大量殺害はなぜ起きたのか。戦争や紛争による市民の犠牲者をなくすことはできるのか。様々な資料と現地取材をもとに、市民の大量殺害を引き起こす軍事組織の「内在的論理」を明らかにし、悲劇の原因と構造を読み解くノンフィクション。未来を戦争に奪われる子どもたちをこれ以上生み出さないために、いまわたしたちにできること。

著者について

1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。軍事面だけでなく、政治や民族、文化、宗教など、様々な角度から過去の戦争や紛争に光を当て、俯瞰的に分析・概説する記事を、1999年より雑誌『歴史群像』(学研)で連載中。また、同様の手法で現代日本の政治問題を分析する原稿を、新聞、雑誌、ネット媒体に寄稿。主な著書に『日本会議──戦前回帰への情念』『「天皇機関説」事件』『歴史戦と思想戦──歴史問題の読み解き方』(すべて集英社新書)、『1937年の日本人』(朝日新聞出版)、『[増補版]戦前回帰──「大日本病」の再発』『[新版]中東戦争全史』(朝日文庫)ほか多数。 ツイッターアカウントは、@mas__yamazaki

 

近代的な軍隊がなぜ市民を大量殺害するようになるのか個別の例を詳しく調べたうえで、誰が悪いとかではなくその出来事の底流にある本質を見極めようとする歴史の検証です。取り上げているのは歴史上のことですが、実態を知ると現在でも十分起きる可能性があることに気が付いてうすら寒くなります。「差別ではない区別だ」などと言っている人はそれに加担するのでしょう。
都合の良いことだけつまみ食いして悦に入る、ネトウヨ歴史本もどきとは全く違います。とてもまともま歴史本です。


戦時下において、軍隊が、敵軍のみならず、自国の市民すら大量に殺害してしまうことがある。本書は、市民の殺害が起きたゲルニカ、南京・上海、アウシュヴィッツ、シンガポール、リディツェ、沖縄、広島・長崎の具体的な状況を描きながら、軍事組織が持つ「内在的論理」を明らかにしようとしたもの。

どのケースも酷い話なのだが、個人的に印象に残ったのは、リディツェと沖縄。
リディツェという地名は覚えていたなかったものの、ナチスドイツの要人ハイドリヒ暗殺の顛末、それに対する報復があったことも知っていた。ただ、著者が本書で指摘した、暗殺に対する報復措置を甘く見ていたチェコスロバキア亡命政府とイギリス政府の責任については、改めて考えるべきことだと思う。
また、沖縄戦についてもだいたいのことは知っていたが、子どもの被害者の多さに慄然とする。疑心暗鬼にかられ、スパイ容疑をかけまくる心境を全く理解できないわけではないが、なぜそれが乳児の殺害になるのかは全く分からない。ナチスによるユダヤ人殺害を思い起こさせるレベルだ。
それと、シンガポールについては知らない人も多いようだが、旅行に行く前がいいのだが、旅行に行った後でもいいので、あの地で何があったのかをちゃんと知って欲しい。

戦争は、人を敵と味方にしか分けて考えられないようにしてしまうものなのだろう。特に、前線にいる軍人ほどそうなるのかもしれない。だからこそ、その状態を作らない努力をするしかないと言える。


哀しいことだが、本書を読んでいて何度も、「ここに書かれていることは、実際に、ほんとうにあったのだなぁ」と思ってしまった。世界中で、あらゆる時代で、人間社会に普遍的に起こっている。特定の独裁者、特定の異常な精神状態だけが引き起こす現象ではなく、人間の「合理性」に起因する。
にもかかわらず、それを防ぐのもまた、個々人の「良心」という、人間が普遍的に持つものである。
そこに希望を感じた。
【上位者の命令に対する盲目的な服従は、人間から理性や良心、罪悪感を奪い取る心理的効果を生み出す。(中略)民間企業やその他の社会集団でも(中略)組織内の上位者が下す命令が、各種の法律や良心に反するものである場合には、独立した個人としてそれに従わないという選択肢を、下位者が常に自覚的に持ち続ける必要がある】の一節に、自分にもできることがある、と励まされた。




LINE等から発覚…14歳中2女子を自宅に泊めたとして逮捕の38歳男

2020年01月14日 21時38分30秒 | 事件・事故

 “みだらな行為”の疑いで再逮捕

1/14(火) 東海テレビ

SNSで知り合った名古屋市の女子中学生を自宅に泊めたなどとして逮捕された東京都の38歳の男が、18歳未満と知りながらこの女子中学生にみだらな行為をしたとして再逮捕されました。


 再逮捕されたのは、東京都新宿区のアルバイト・杉田健一容疑者(38)です。

 警察によりますと杉田容疑者は12月22日、愛知県北名古屋市内のホテルで、SNSで知り合った名古屋市西区の中学2年の女子生徒(14)が18歳未満と知りながら、みだらな行為をした疑いが持たれています。

 杉田容疑者は、12月22日から24日にかけ、この女子生徒(14)を未成年と知りながら親に無断で自宅に泊めるなどした未成年者誘拐の疑いで既に逮捕されていました。

 その後の調べで、2人のLINEのやり取りや供述などから今回の犯行が発覚しました。

 調べに対し杉田容疑者は「間違いない」と容疑を認めていて、警察はいきさつを詳しく調べています。

 

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独自】元教え子に中絶迫る、東進ハイスクール講師を逮捕…著作物多数

2020年01月14日 20時55分21秒 | 事件・事故

1/14(火) 読売新聞

妊娠した交際女性に中絶を迫ったとして、警視庁が大手予備校「東進ハイスクール」講師の板野博行容疑者(56)(千葉県習志野市)を強要未遂容疑で逮捕していたことが捜査関係者への取材でわかった。逮捕は8日で、容疑を認めているという。


 捜査関係者によると、板野容疑者は先月20日午後2時頃、東京都武蔵野市の路上で、交際相手の30歳代の女性に対し、「どうしても子を産むなら、わいせつな動画をインターネット上に拡散する」などと言って脅し、中絶手術を受けさせようとした疑い。

 女性は手術を受けず、警視庁に被害を相談した。板野容疑者には妻がおり、女性はかつての教え子だった。

 板野容疑者は現代文と古文の講師で、古文の単語などを語呂合わせで覚える参考書「ゴロゴ」シリーズなどの著作がある。

 
 

現実的であるものこそ理性的である

2020年01月14日 20時12分26秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽理想的であるものこそ現実的であり、現実的であるものこそ理性的である-ヘーゲルの言葉
理性的というものは、理想的と読み替えてもいい。
「理想と現実を一致させなければならない」」
理想の社会というのは、浮世離れしすぎることなく、現実に即したものでなければならない。
▽現実に安住しては駄目で、理想を求めなければならない。
現実と理想のはざまで悩むのは、まだ発展する余地がある。
期待されるのは、より高いレベルでの現実と理想の一致である。
▽ヘーゲルは『精神現象学』という「哲学史上最も難解」と評される本を書いた人ですが、同時に「あらゆる思想の源泉はヘーゲルにある」と言っても過言ではない、偉大な思想家として世界中で尊敬されています。

ヘーゲルは『精神現象学』に何を書いたか。簡単に言えば、「人生にゴールはない」ということです。生きていると、いろんな悩みや課題が出てきます。目標を達成したと思っても、実はそこは本当のゴールじゃなくて、また新しい問題が現れる。最終的な結論には、なかなかたどり着けない。こういう本です。佐藤優さん


万葉集の原点に「和を以て貴し」

2020年01月14日 20時06分41秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽万葉集の原点に「和を以て貴し」とする聖徳太子の「十七条憲法」の理想がある。
「憤ったり、それを顔に表したりせず、人が自分と違っても怒ってはならない」
「人は自らを賢いと思うからこそ心に怒りを抱いたり、顔に出して怒りを示したりして戦争をする。これに対して太子は、わが身を顧みれば人はみな凡人であるとし、怒りをおさめ、和を大切にしようとした」国文学者・中西進さんの言葉。
万葉集は「人はみな凡人であるという人間宣言の表れ」
「万葉集では、生命力があるかないかで、よい歌と悪い歌が区別される」と教えている。
▽「万葉の人々がいかに切実に人を愛し、いかに切実に人の死を悼んだか、そのエネルギーに圧倒される」万葉集に精通する坂口由美子さんの指摘。

 

万葉集』(まんようしゅう、萬葉集)は、奈良時代末期に成立したとみられる日本に現存する最古の和歌集である。

万葉集の和歌はすべて漢字で書かれている(万葉仮名を含む)。

全20巻4500首以上の和歌が収められており、3つのジャンルに分かれる。

「雑歌(ぞうか)」宴や旅行での歌、「相聞歌(そうもんか)」男女の恋の歌、「挽歌(ばんか)」人の死に関する歌。

和歌の表現技法には、枕詞序詞反復対句などが用いられている。

天皇貴族から下級官人防人(防人の歌)、大道芸人、農民、東国民謡(東歌)など、さまざまな身分人々が詠んだ歌が収められており、作者不詳の和歌も2100首以上ある。

7世紀前半から759年(天平宝字3年)までの約130年間の歌が収録されており、成立は759年から780年(宝亀11年)頃にかけてとみられ、編纂には大伴家持が何らかの形で関わったとされる。

原本は存在せず、現存する最古の写本11世紀後半ごろの桂本万葉集(巻4の一部のみ)、完本では鎌倉時代後期と推定される西本願寺本万葉集が最も古い。


政府、SNS各社にフェイクニュース対策を要望

2020年01月14日 13時07分46秒 | 社会・文化・政治・経済

政府の介入は「極めて慎重であるべき」と自制

2019年12月02日  産経新聞

総務省の有識者会議は29日、SNS(交流サイト)などインターネット上に流れるフェイク(偽)ニュースへの対策についての論点整理案をまとめた。
SNSなどを運営する「プラットフォーマー」と呼ばれるIT企業に対して法規制を打ち出すのではなく、自主的な取り組みを促すことが柱となる。国内外のIT企業や政府関係者らで構成する協議体を設置し、取り組みの状況をチェックすることなども示された。

年明けに最終報告書をまとめる。フェイクニュースをめぐっては選挙の公正性をゆがめたり、国家の安全保障を揺るがす恐れがあるとして各国が規制に動いている。ただ、今回の論点整理案は「表現の自由」の観点から「政府の介入は極めて慎重であるべき」と言及し、法規制ではなく、自主規制を基本に対策を進めることになった。

 具体的には、プラットフォーマーがフェイクニュースと判断して情報を削除する際の基準をあらかじめ明確にして公開。削除の際は実際に対応した結果について公表し、苦情処理なども体制を整備して適切に行うことが望ましいとした。

 官民でつくる協議体ではこうした取り組みの進捗を随時共有する。透明性の確保や説明責任を果たすことで、利用者を含めた関係者のチェック機能が働けば、「本来の自浄作用につながる」(有識者)とみる。

 対策にはニュースが事実かどうかの判別も重要で、第三者機関によるチェックを活性化させたい考えだ。こうした機関への支援策についても今後検討する。

 フェイクニュースをめぐっては、2016年の米大統領選や17年の仏大統領選に際し、SNSなどで候補者を攻撃する真偽不明の情報が拡散し、問題になった。これを受け、フランスでは選挙時のフェイクニュース対策の法律が成立。ドイツやシンガポールなどでも相次ぎ規制法が成立している。

 一方、日本では一昨年の熊本地震の際、ツイッターに「動物園からライオンが逃げた」との嘘の文章とライオンの画像が投稿され騒動になった。もっとも、海外と比べれば深刻な問題になったケースは少なく、表現の自由を萎縮させる懸念も踏まえ「最初から規制をつくって前のめりになる必要はない」(総務省担当者)との判断になった。

 だが、有識者からは「自主規制のみではうまく機能しないのではないか」との意見も出るなど、日本の対策がどこまで実効性を伴うかは不透明だ。このため、論点整理案では自主的な取り組みが不十分だったり、効果がないと認められる場合には「行政からの一定の関与も必要ではないか」として、政府の介入も含め段階的に対応を強化していくことも視野に入れる。

 

関連リンク

 


 

 
 
 
 


とりで利根川たこあげ大会(1月11日土曜日)

2020年01月14日 13時01分53秒 | 社会・文化・政治・経済

とりで利根川たこあげ大会(1月中旬)

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昭和42年に始まった「とりで利根川たこあげ大会」も、今では立派な伝統行事として市民にすっかり親しまれています。
どんどまつりと同日に開催されるので、さえぎるものの無い河川敷でふるさとの思い出にひたりながら新春の一日を過ごすことができます。

毎年自作品たこあげコンクールが魅力的です

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主催:取手市観光協会
後援:日本の凧の会、下総凧の会、朝日新聞社、朝日学生新聞社、日刊スポーツ新聞社、茨城西部朝日会、取手市商工会、取手市
日時:1月11日の土曜日 9:30~14:00
場所:取手緑地運動公園(利根川河川敷)
アクセス:JR取手駅から徒歩15分



取手どんどまつりを忘れる

2020年01月14日 12時38分30秒 | 日記・断片

取手市役所の「広報とりで」1月号が毎日新聞はさまれて配布されていたのに、見なかった。

また、利根川方面への散歩へ1月になって一度も行っていなかった。

そのため、たこあげ大会・どんどまつりの準備状況も知らなかった。

イベント、お祭大好き人間として失態である。

1月12日に久しぶりに利根川の緑地公園へ行ったら、何ら様子(気配)がない。

改めて「広報とりで」1月号を見たら、6面に、たこあげ大会・どんどまつりが1月11日開催と知る。

正月のしめ飾りや門松が減っているようだが、今年も回収されて燃やし、残り火で餅を焼いたのだ。

無病息災を祈り、福もちも200円で販売された。

とりで利根川どんどまつり (例年1月中旬の土曜日)

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取手市新春の恒例行事。

お正月に使ったしめ縄、門松、お札などを集め、竹とワラで作ったやぐらの中で燃やす習わしは「あわのとり」「とりおい」などと呼ばれています。
その残り火で餅を焼いて無病息災を祈る祭りとなっており、竹の先にお餅を付けて焼いて食べると無病息災になると言われ ています。

火の熱さと葛藤をしながら上手にお餅を焼けるかどうかが楽しみの醍醐味です

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 夜になると神秘的です.

主催:取手市観光協会
日時:1月11日の土曜日 16:00~19:00

場所:取手緑地運動公園(利根川河川敷)
アクセス:JR取手駅から徒歩15分
その他:福餅の販売は15:00~(売切れる可能性有り)、


 

 


倫理的消費とは何か

2020年01月14日 12時36分01秒 | 社会・文化・政治・経済

日本は第 3 の消費社会から第 4 の消費社会に移行しつつある
という。

第 4 の消費社会の特徴は、人口が減少する中で高齢化が進み、ノンブランド、シンプル、カジュアルで、日本、地方思考と捉えられている。

第 3 から第 4 への特徴は、
① 個人志向から社会志向へ、利己主義から利他主義へ
② 私有主義からシェア志向へ
③ ブランド志向からシンプル・カジュアル志向へ
④ 欧米志向、都会志向、自分らしさから日本志向、地方志向へ
⑤ 「物からサービスへ」の本格化あるいは人の重視へ

① 「機能的価値」ではなく「精神的価値」を追求し、質的充実を目指す
② 自然及び社会に対する負の影響を回避し、安定に資するように消費
と現代の消費文化を評価している。
これらの消費社会論、消費文化論からも、日本の社会全体の中に地球的境界、
社会的境界をに配慮した、持続可能なグリーン経済への志向が現れていると考
えられる。

倫理的消費とは何か
地球的境界、社会的境界の問題解決への寄与を目指した消費
行動である。

a. 倫理的消費の定義
社会の健全性向上を積極的に支援し、環境・人権などの社会的課題に配慮
して消費すること―豊田尚吾
b. 社会的消費の定義
市場での消費を通じた社会的課題の解決行動―大平修平、薗部靖史、スタ
ニロスキー・スミレ
c. 持続可能な消費
後世の需要を損なうことなく、基本的な需要が満たされ、より質の高い生
活を支える製品とサービスを利用すること。
すなわち、その製品とサービ
スはライフスタイルの全過程において、資源と有毒物質の利用、廃棄物と
汚染物質の排出を最小限に抑えるものでなければならない。―
持続可能な消費はエコロジカルな持続性に重点が置かれており、倫理的消費
の一部である。社会的消費も倫理的消費に含まれる。
生命倫理、環境倫理、社会倫理に基づいた商品・サービスの選択を通じて、環
境問題、社会問題の積極的解決に寄与しようとする消費者の購買行動が倫理的
消費ではないだろうか。倫理も時間的に発展するので倫理的消費も時間と共に
変化する。倫理的消費の適切な定義については詳細な検討が必要である。

多くの倫理的(エシカル)消費に共通する問題は、
a. 商品サービス、企業のエシカル性能(あるいはエシカル度合い)をどう評
価するか
b. エシカル性能の評価、認証の信頼性をどう高めるか
c. エシカル商品サービス普及のための包括的インセンティブをどのように
構築するか
d. 消費者市民に対する教育の向上
である。例えば、環境不動産が注目を集めているが、上記すべての問題を適切
に解決しなければ普及は困難であろう。

わが国においては例えば地方創生は喫緊の社会的課題であり、倫理的消費が
それにどのように貢献するかが問われている。
また 2020 年の東京五輪において
は前回のロンドン五輪を上回る倫理的配慮が求められている。
以上のような諸
問題への対応を含めて、倫理的消費調査を幅広い観点から進めて行くべきであ
ると考える。


非正規雇用者の拡大

2020年01月14日 12時16分16秒 | 社会・文化・政治・経済

199年代以前は、2割に過ぎなかった非正規雇用者は、2000年代に入ると4割まで拡大した。
これは基本的には、各企業が長期不況を生き残るために行った経営上の選択の結果である。

新卒社員の採用を絞る。
人件費削減のため、リストラ増加。
この結果・・・
企業に就職できなくなった若者やリストラされた中高年等失業者が大幅に増加。

正社員は減少し、非正規社員の割合が大幅に増加しはじめる。

非正規雇用者の拡大は、消費の伸びを減退させている。
国内総生産(GDP)の6割を占める個人消費の底上げには、非正規雇用者を減少させるほかない。
子どもにも及ぶ貧困の連鎖は社会問題であり、政治問題である。

 


生きる力を引き出す教育へ

2020年01月14日 08時37分31秒 | 沼田利根の言いたい放題

学校教育は、子どもの幸福のためにある。

では、現状はどうであるのか?
いじめ問題は、何ら解決されていない。
多忙な教師は、決して幸福な生活を送っているとは言い難い。
教師が幸福でなければ、生徒も幸福であるとは言えない。
いじめ現場に鈍感な教師の責任とともに、親たちも鈍感なのではないだろうか。
さらに問題なのは、<心の教育>が真剣になされいるのかどうかなのだ。

生命の尊厳を探求する 学びの教育
生きる力を引き出す 励ましの教育
共に勝利の人生を開く 智慧と慈悲の教育


「医療の原点は慈愛にあり」

2020年01月14日 08時12分06秒 | 医科・歯科・介護

「医療の原点は慈愛にあり」慈しみ、愛する心、その素朴で純粋な気持ちが慈愛会の医療理念です。看護部支援室は、各施設の職員と連携し、看護職員一人一人の個性を認めながら愛情をもって懸命に育てていくための支援をしてまいります。そのような中で成長した職員が、患者様や地域の皆様への慈愛の心をもった看護を届けることができると考えるからです。

社会の状況や医療体制の変化を真正面から受け止め、柔軟な看護力を発揮していくために、皆様と共に悩み考え、前進して参りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

統括看護部長兼看護部 木佐貫 涼子支援室長 

慈愛会 看護部支援室の紹介

当法人は、平成25年度から慈愛会看護部全体を統括支援する体制として、看護部支援室を設置しています。

全病院・施設の看護部の諸問題や課題を取りまとめ、それぞれの病院・施設の看護部が同じベクトルで質の高い看護実践・看護管理ができるようにしていく仕組みが出来上がってきております。

看護部支援室の運営方針は以下の4つのコンセプトを大事にして活動をしております。
 1)  心に届く慈愛の看護を提供できるように支援します。
 2)  それぞれの専門職の力を発揮できるようなチーム医療を推進します。
 3)  慈愛会の使命と役割を認識し、看護職員の教育・研修を推進します。
 4)  働き甲斐のある職場環境と帰属意識が向上するよう支援を致します。
そのために①看護職採用 ②看護職員能力開発 ③看護管理者育成を中心に活動しております。
年間をとおして、離島も含め訪問を行いながら、それぞれの看護部長の支援活動も行っております。



傲慢な人間

2020年01月14日 07時42分27秒 | 沼田利根の言いたい放題

典型的な人間はヒトラー

「傲慢」は、「相手(人間の生命))を見下すこと」という意味の言葉。
「障害者は生きている価値がない」などいう顛倒。
顛倒とは、真の仏の生命尊厳の智慧(理念・哲理)からみれば、根本的に誤っている考え。
<価値のない人間だ>と抹殺する権利など、誰人にも<絶対>あるはずがない。

「傲慢」になってしまう原因
育ち
実はコンプレックスがある
過去の成功体験に囚われている
過去にバカにされた経験がある
自分を客観視することができない
役職など権威がある


生まれ変わった息吹で出発する成人の日

2020年01月14日 06時58分31秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽「先んずれば人を制す」
いかなる勝負も最高の準備こそが
最高の結果を生む。
▽人生は強気でいけ!
▽家庭の食品ロスをなくせば、食費を月5000円節約にも。
▽前進また前進!
▽学びと鍛えの学生時代だ。
嫌なことや苦しいことは、歌を歌いながら笑い飛ばして勝ち進みゆく、強く明るく賢い「正義の走者」に。
▽何があっても、この世に生まれた使命を果たしていくことだ。
▽人生の選択を迫られた際、<一番高い山>に挑むことを心がける。
▽青年たちには、将来への不安という共通の悩みがある。
どう生きていけばいいか分からないという声も聞く。
希望の哲学を掲げ、<あなたは一人ではない>と励ましの心を伝え広げていく。
▽地球的課題の解決に向けて、青年たちへ期待が込められたメッセメッセージの実現へ、他の団体との連携を深めていく。
▽生まれ変わった息吹で出発する成人の日。