7月21日、午前6時からCSテレビのザ・シネマで観た。
解説
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー共演の青春作。原作者のスティーヴン・チョボスキーが監督を務め、自身の小説「ウォールフラワー」を基に、思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで映し出す。
困難を乗り越え成長する少年の心象風景が観る者の心を強く揺さぶる。
シネマトゥデイ (外部リンク)
あらすじ
1991年、シャイで物静かな高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、クラスメートたちに“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られていた。だが、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによってすっかり様変わりする。チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっていたが……。
若手スター3人の新しい才能を引き出した青春映画
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出演者
1999年にアメリカで出版され、「ライ麦畑でつかまえて」の再来とも言われたベストセラー青春小説を、原作者のスティーブン・チョボウスキーが自らのメガホンで映画化。
「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のローガン・ラーマン、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン、「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラーが共演する。小説家を志望する16歳の少年チャーリーは、高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられてしまう。
誰からも話しかけられず、「壁の花(Wallflower)」のようにひっそりと息を潜めて毎日をやり過ごすことに注力していたチャーリーだったが、陽気なパトリックとその妹で美しく奔放なサムに出会い、生活が一変。初めて友情や恋を知るが、過去のある事件をきっかけに、3人の青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める。
2012年製作/103分/G/アメリカ
原題:The Perks of Being a Wallflower
名作の誕生には、ベストなキャストが揃う時期に作られるかどうかのタイミングも大きな鍵を握っている。「ウォールフラワー」は原作者であるスティーブン・チョボスキーが小説に対して誠実な脚本が書けるようになるまで待った時間が、その幸運をもたらした作品だ。
透明人間同然の高校生活を過ごす覚悟をしていた16歳の少年チャーリーが、かけがえのない仲間や良き教師と出会い、持ち前の繊細な感性で自身や人生を見つめ、未来への扉を開いていく。少女漫画でもいけそうな設定のもと、チャーリーのワケありな事情をほのめかすだけで観客に気づかせる大人なスタイルで、青春の切なさや煌めきをさらりと浮かび上がらせて、いい歳をした大人も胸キュンさせるチョボスキーは、脚本家としても監督としても素晴らしい才能の持ち主だ。
けれども、映画とは生身の役者の肉体を通して語られるもの。主演のローガン・ラーマンのみならず、親友兄妹を演じたエズラ・ミラーとエマ・ワトソンの3人は、それぞれにヘビーな問題を抱えながらも、恋愛や将来への不安や希望といった誰もが10代の頃に抱く高校生たちの思いを観客の胸にリアルに響かせて、その才能に驚かせずにいないのだ。メジャー系エンタメ路線を歩んできたラーマンをはじめ、3人が3人ともこれまでのキャリアとはまったく別な顔を見せてくれることともあいまって、彼らのポテンシャルの高さには興奮せずにいられない。
もちろん、この若手スターたちの才能を最大限に引き出したのはチョボスキーの素晴らしい脚本と演出であることもまた事実。名作との出会いのみならず、いい役者との新たな“出会い”にもときめかせてくれるこの作品、今年のべストワンになる人も少なくないはず。杉谷伸子
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エズラミラーを見たくて鑑賞
ちょっと危なげな役がほんまに似合う
でもこの作品はパワフルな面も多くて
こんな友達ほしいなあ!と思った。
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原作が本だと聞いて、
タイプライターで打つ「トモダチ」は
鑑賞者のこと指してるのかなって思った。
読み手、鑑賞者に自分の体験を語ってる様な。
チャーリーは作家志望だし!
たしかスタンド・バイ・ミーもそんな感じだった気がする。
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最初はウォールフラワーでしかなかった
チャーリーが友情、恋愛を経験して
失敗も過去のトラウマも乗り越えようとして、成長していく過程が良かった。
10代の時観たかった…!この映画で救われる若い人たくさんいたんじゃないかな。
生きていてほしいですね、どうか。
いい作品だった
音楽ガンガン流して
トラック乗って両手広げたい
彼らの青春が羨ましくも感じたが、
自分の青春もより愛おしくなった。
今までの出逢いは幸せだったし皆に感謝したいけど、これからの世界に無限の期待を持てるような、映画らしい映画でした。
高校の時観たかったなぁ笑
辛い過去の記憶ってだんだん断片的になっていくけどその時の気持ちは鮮明に残っていて、時々思い出して死にたくなるけれど、いろんな人と出会って前を見て今を生きていこうと思える。みんなそれぞれ過去や現在にも苦悩を抱えているけれど、みんなといると少し楽になる。
主人公のトラウマが断片的にしか説明されていないぶん感情移入しやすくて、自分が高校生の時に観たらどんなふうに感じただろう。
よくある学生ものかと思ったらなかなか重かった
じんわりくるシーンが多い
デヴィッドボウイを聴くきっかけをくれる映画
地味で学校に馴染めずにいる主人公が友人や恋人と成長していく青春物語。
これだけ読むと、ありきたりだと思われるかもしれない。
しかし、主人公とその友達たち、また好きな人が抱える問題がシビアすぎて惹かれてしまう。
ゲイ、ゴス、レズ、性犯罪、トラウマ、暴力、キス、成績、、、
この映画の魅力だと思ったことは、主人公が抱えているトラウマについて直接的な描写がないことである。普通だと主人公目線であることから主人公について学ぶことが多いが、この映画は断片的にしか観せてくれないので、結局わからないところがある。主人公がどのような人なのか、何を抱えているのか、映画を観ている際中にそれに注目していて欲しい。
高校生であったあの当時の私だから観る価値があったと思う。これを書いている今はもう大学生だけど、まだ気持ちは高校生ということで、みんな観て欲しい。馬鹿みたいに悩んで、馬鹿みたいに遊んで、全力で恋愛したり、親と揉めたり、そんな日々に戻りたくないような恋しいような、、、ウォールフラワー、壁にある花でも青春がある、そういうような内容な映画だ。
俺この半年でボウイのheroesが流れる映画何本観たんだ?って気分です。
まぁ最高なんですけどね!!
あえて含蓄のある表現やストーリー仕立てだったけどめちゃ良い青春映画でしたね。
あとどうでもいいけど途中何回か出てくるロッキーホラーショーって一体なんだったんだ、、、
優しい映画。高校生のときに見たかったなあ。友だちとか、他人との関わりを大切にしようと思った。苦しくなって自分を見失いそうになったとき、もう一度見たい。
ザ・青春映画って感じやけど、音楽とか周りの個性が凄くいい。
トンネルのシーンはたまらん。
人の好きなものを否定しないこととか、未来は変えていけるということとか、日頃自分も大事にしていることの再確認みたいな映画だった。
皆見えない暗さがあるし、それは人にはわからないものだなってこと、昨日の俳優の自殺を思った。
サムの部屋のロックのポスターバリバリ机周りと超ガーリーベッド周りのギャップが見どころ。
人生のいつにでもパトリックみたいな人がいてくれたら救われる。
=音楽が唯一の理解者だと思っていた頃
苦しくてたまらない過去
仕方ない どうしようもない
けれど 心とつきあっていく
共存すると気づき 一歩前進
抱きしめたい 大好きな人達に出会えた
さぁ、青春はこれからだ‼️
配信
朝日新聞社
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