何が問題?「アベノマスク」「持続化給付金」、税金を使った政府の発注のカラクリとは

2020年07月28日 17時58分19秒 | 社会・文化・政治・経済

アベノマスクや持続化給付金など、税金を使った政府の発注(政府調達)について不透明性が指摘されている。政府調達というのは特殊な分野なので、多くの人にとって馴染みが薄い。

官公庁向けにビジネスをする企業は少なく、社内でも官公庁営業の部署は特殊な位置付けになっていることが多い。

だが政府調達は本来、多くの企業に開かれるべきものである。この記事では、今回、発覚した諸問題を材料に、政府調達の仕組みや、どうすれば入札などに参加できるのかなど、政府調達のイロハについて解説する。

経済評論家 加谷珪一

 

アベノマスク何が問題なのか?


<目次>
税金を使った政府の発注のカラクリとは
随意契約にするためには相応の理由が必要
政府はどのように事業者を選ぶのか、「入札」の仕組みとは
政府調達には「入札」と「随意契約」の2種類しかない

税金を使った政府の発注のカラクリとは

 政府調達とは、政府が税金を使って物品やサービスを購入する一連の手続きのことを指す。これは国民の税金を使った買い物なので、その手続きについては透明性の確保が強く求められる。特定企業が政府と癒着し、不正にお金が流れることがあってはいけないので、政府調達の手続きは「会計法」という法律と、「予算決算及び会計令」という政令で厳格に定められている。 

 アベノマスクや持続化給付金では、事業者選定のあり方に問題があったとされ、随意契約や総合評価方式など聞き慣れない言葉がメディアを賑わした。だがキーワードが聞き慣れないだけで、政府調達のやり方は以外とシンプルである。 

 会計法には、政府が民間企業と契約する場合には「公告して申込みをさせることにより競争に付さなければならない」と記されている。政府は、いつ、どのような買い物をするのか、すべての人が理解できる形で告知する必要があり、政府にモノやサービスを販売したい事業者は自由に申し込むことができ、そして、政府は各社を競争させた上で最も有利に調達できる事業者を選定する、という意味である。 

 ここで言うところの競争というのは「入札」のことを指している。入札というのは、申し込みを行った複数の事業者に同時に価格を提示させ、最も価格が安かった事業者と契約するという方法である。 

 しかしながら、すべての製品やサービスについて、価格のみで事業者を選定できるとは限らない。特殊な技術を用いていたり、権利関係などから特定の事業者しか製品を納入できないこともあるし、価格以外にも評価すべき点が存在することもある。こうした場合には、事業者を最初から特定した上で契約を結ぶ「随意契約」を選択しても良いことになっている。 

 だが随意契約というのは、恣意的に事業者を選択するということであり、事業者と政府、あるいは事業者と公務員の癒着が発生しやすくなる。このため随意契約は、あくまで特例という位置付けであり、通常は、入札を通じて事業者を選定するのが標準的なやり方である。 

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特定企業が政府と癒着し、不正にお金が流れることがあってはいけないので、政府調達の手続きは「会計法」という法律と、「予算決算及び会計令」という政令で厳格に定められている
(Photo/Getty Images) 

随意契約にするためには相応の理由が必要

 ちなみにアベノマスクについては、マスクという一般製品の購入であるにもかかわらず、入札を行わず、特定事業者に発注する随意契約が行われたことが問題視された。先ほども説明したように、随意契約は、競争入札ができない特殊な場合にのみ認められている手法だが、どういうわけかアベノマスクではこの調達方法が最初から選択された。 

 随意契約が可能な場合として会計法では緊急性という項目を定めているが、同じく会計法では、緊急性を要する場合には入札の公告期間を半分に短縮できるとの規定もあるので、やはり随意契約にする明確な理由が見当たらない。特定の事業者と契約するため、あえて随意契約にした可能性は否定できないだろう。 

 随意契約は基本的にイレギュラーな調達方法だが、随意契約の案件は意外と多い。 

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 本当に競争が馴染まないという理由で随意契約が選択された可能性もあるが、中には特定事業者への発注が最初から想定されている案件も紛れ込んでいる。こうした案件の場合、正面から申し込んでも受注できない可能性が高いので、随意契約の案件を見かけた場合には、なぜ随意契約になっているのか分析し、慎重に対処する必要があるだろう。 

 随意契約については、その不透明性が指摘されたことから、政府は契約の内容や相手方の名前、随意契約にした理由などについて公表を義務付けるようになった。政府と随意契約を結んだ企業名とその理由は公開情報なので、関係者以外でも知ることができる。 


アベノマスク、“問題の本質”を専門家が指摘「状況に応じて出すべきメッセージを難しくさせた」

2020年07月28日 17時55分31秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

政府の新型コロナウイルス感染拡大防止策の目玉として、466億円の血税を投じ、1世帯あたり2枚が無料配布された「アベノマスク」。ところが、実際には配布は遅れ、不良品も相次いで報告された。
またマスク不足が解消された今月も、未配布分の約8千万枚が介護施設や保育所等向けに配られるなど、迷走は続いている。
この一連の騒動を巡り、アベノマスクの問題の本質を「状況に応じて出すべきメッセージを難しくさせた」と指摘するのは、感染症対策の専門家である神戸大学岩田健太郎教授だ。岩田教授はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染症対策の不備を指摘したことで話題にもなった。
「2月の中旬ぐらいまでは日本の国土の中で感染者はほとんど出ていなかった。だからこそ、ダイヤモンド・プリンセスの感染者を国内に降ろすことがかなり躊躇われた。一方、感染者がほとんどいなかった日本において、外に出るときにずっとマスクをしなければならないというのは、全くナンセンス。これは、晴れているときに傘を差すようなものだ」
 そのように述べた岩田氏は「ところが感染者が増えると、今度はザーザー降りの雨の状態。周りの感染者のリスクが増えると、予防手段をとらなければならないが、マスクは数々の専門家が指摘しているように、ウイルスを完全にブロックする力は非常に弱い。マスクをしていれば大丈夫ということはない」と続けた。
 

神戸大学の岩田健太郎教授

 実際に感染拡大が広がっていく中で、マスク着用の有効性と必要性については、専門家も含めて異なる意見と報道が混在した。  そのことについて岩田氏は「じつは雨がザーザー降りになって、災害レベルの大雨になったら、傘を差す(マスクをする)ではなく、『外に出るな』ということになる。これがソーシャル・ディスタンスやステイホームの骨子になる。状況によって出すべきメッセージがある」としたうえで、アベノマスクがもたらした問題の本質について次のように指摘した。

「本来は状況に応じて出すべきメッセージがあるが、出すことを難しくさせた最大の理由がアベノマスク。マスクを配ると言ってしまった以上、マスクはあまり意味がないとは言えなくなった。専門家会議の専門的な知見と厚労省の政治的なメッセージが混在して、何が政治的なステイトメントで、何が科学的なステイトメントなのかが、ごちゃごちゃになってしまった」

 その背景について、岩田氏は次のようにも持論を展開し、政府の対応について苦言を呈した。 「いついつに緊急事態宣言を解除する方針で調整を進めている。いついつに専門家会議を開いて最終的に決定するなどということが報道で聞かれたが、これはつまり政治的な根回しが先にあって、最後に専門家会議がお墨付きを与えるということ。本来であれば科学的なデータの解析があり、専門家会議の決定があり、それについて政治的な発信が検討されるべき。順番としてはサイエンスがあって、ポリティクスとなる。それが混在しており、何がサイエンスで、何がポリティクスなのかがわからない。だからマスクについても、政府や厚労省は明確なステイトメントはずっとできていなかった」 (ABEMA『ABEMA的』ニュースショーより)

 

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小倉智昭氏、「アベノマスク」8000万枚追加に疑問「何で今更追加するのか。あれだけたたかれたのに」

2020年07月28日 17時51分10秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

 28日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、政府から全世帯に配布された布マスクアベノマスク」が介護施設などに追加で8000万枚が配布されることを報じた。  
この問題にフリーアナウンサーの小倉智昭氏(73)は「保育所にいる児童には使えるかもわからないですけど、仕事をしている大人にとってはちょっとあのマスクはという声は大きいようですし」とあまり好評ではなかったことを指摘し、「何でまた今更追加するのかね。あれだけたたかれたのに」とさらに配布されることに首をかしげた。  
また「閣議とかの映像とかを見ても、あのマスクを使っているのは総理しかいないというのは、ちょっとなぁと思いますけど」と国会議員の使用率の低さを嘆いていた。

報知新聞社

 

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志らく アベノマスク8000万枚配布にあ然「狂気の沙汰」

2020年07月28日 17時50分07秒 | 事件・事故

配信

 落語家の立川志らくが28日、TBS系「グッとラック!」で、アベノマスクが介護施設や保育施設に、更に8000万枚配布されるというニュースに「狂気の沙汰」「殿、ご乱心」と驚きの表情を浮かべた。
 番組では冒頭にアベノマスクが更に8000万枚配布されるというニュースを紹介。
志らくは渋い表情で「これは本当なんですかね?」と言うと「狂気の沙汰というか、総理がこれを決断したというのなら、殿、ご乱心というか…」とあ然呆然でこのニュースを受け止めた。
 アベノマスクについても「総理以外誰もつけてない。町中でも見かけない」と指摘し、「必要としている人もいるかもしれないが、町中にマスクは出ている。それ相当のお金がかかるんだから、保育所、もっと助けて欲しいこといっぱいあるはず」ともコメント。
 予算があるのなら、医療関係や、豪雨の被災地に回すことも考えるべきだと訴え「なぜ、このようなことを…」と最後まで納得いかない表情だった。
 

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志らく アベノマスク8000万枚配布にあ然「狂気の沙汰」

2020年07月28日 17時43分27秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

 落語家の立川志らくが28日、TBS系「グッとラック!」で、アベノマスクが介護施設や保育施設に、更に8000万枚配布されるというニュースに「狂気の沙汰」「殿、ご乱心」と驚きの表情を浮かべた。
 番組では冒頭にアベノマスクが更に8000万枚配布されるというニュースを紹介。
志らくは渋い表情で「これは本当なんですかね?」と言うと「狂気の沙汰というか、総理がこれを決断したというのなら、殿、ご乱心というか…」とあ然呆然でこのニュースを受け止めた。
 アベノマスクについても「総理以外誰もつけてない。町中でも見かけない」と指摘し、「必要としている人もいるかもしれないが、町中にマスクは出ている。それ相当のお金がかかるんだから、保育所、もっと助けて欲しいこといっぱいあるはず」ともコメント。
 予算があるのなら、医療関係や、豪雨の被災地に回すことも考えるべきだと訴え「なぜ、このようなことを…」と最後まで納得いかない表情だった。
 

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玉川徹氏、アベノマスク8000万枚追加に辛らつ「愚策ですよね。政策自体を否定することになるから、やめられない」

2020年07月28日 17時40分27秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

28日放送のテレビ朝日羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、政府から全世帯に配布された布マスクアベノマスク」が介護施設などに追加で8000万枚が配布されることを報じた。  
この問題にコメンテーターで同局の玉川徹氏は「6月22日に発注しているんですよ。その時点でアベノマスクに関してどんな評価だったのかは、皆さんご存じの通りですよ」と追加配布に納得できず。  
アベノマスクについて「なぜか知らないけど布マスクをわざわざ国内に発注してですよ、なぜか知らないけど口を覆うことがうまくいかない小さいマスクを作って。まあ愚策ですよね」と切り捨て、「その愚策ですけど、6月22日に執行を止めることも出来たんですよ。でも、やめてしまうとアベノマスク政策自体を否定することになるから、やめられないんですよ」と話した。

報知新聞社

 

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小沢一郎氏、アベノマスクさらに8000万枚に「正気だろうか。やることなすこと全てが間違っている」

2020年07月28日 17時35分38秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

 国民民主党小沢一郎衆院議員(78)が28日、自身のツイッターを更新。政府から全世帯に配布された布マスクアベノマスク」が介護施設などに追加で8000万枚配布されることに言及した。
 この問題に小沢氏は「正気だろうか。500億円も使って一体何をやっているのか」とし「一度決めたら途中でやめられない。正に戦前の軍部と同じ。結局はお友達利権」と切り捨てた。  
さらに「これだけ巨額の予算を、なぜ赤字に苦しむ医療現場支援や、PCR検査の拡大に回さないのか」と疑問を呈し「この内閣は、やることなすこと全てが間違っている」とツイートした。

報知新聞社

 

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青木理氏、アベノマスクさらに8000万枚をバッサリ「他のことに金を使ってくれ」

2020年07月28日 17時33分21秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

28日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、政府から全世帯に配布された布マスクアベノマスク」が介護施設などに追加で8000万枚が配布されることを報じた。  
この問題にコメンテーターでジャーナリストの青木理氏は「必要な人います? ほんの一部でしょ、いたとしても」とバッサリ。  
政策について「未知のウイルスなので完璧な対策なんて無理ですし、探りながらやっていくんだろうけど」とした上で、「日本の今の政権に関していうと、やるべきことはやらずやったことは全て後手後手でピント外れで、これが象徴みたいになっているわけですよね」と指摘。
さらに「検査の拡充や医療機関の支援を本来やるべきことなのに、そっちは手薄で後手後手で布マスクやGoToキャンペーンなんてものに、ものすごお金を使う」と続けた。  
また「一回決めてもね、まずいなと思ったら立ち止まって引き返してということをしていかないと。決まっていたとはいえ、これから8000万枚ですよ」と疑問を呈し、「こんなものに金を作るぐらいだったら、他のことに金を使ってくれ」と訴えた。

報知新聞社

 

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介護施設などへ布マスク8000万枚 “不要論”に菅官房長官「継続配布は有意義」

2020年07月28日 17時27分14秒 | 社会・文化・政治・経済

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菅義偉官房長官は28日午前の会見で、新型コロナウイルスの感染者(無症状者・軽症者)のうち、自治体が準備したホテル利用者を自宅療養者が上回っていることについて、「政府としては報告を受けていたし、指摘もしてきた」と述べ、「確保については国が交付金で全額支援しているし、十分でない自治体には早急な確保を求めたい。
政府としても全面的に協力したい」とコメントした。
【映像】厚労省「コロナうつ」を調査へ  また、介護施設や保育園に布マスク8000万枚を配布することが報じられたことに関して、記者から「市場に出回っているということもあり、現場からは必要ないとの声もある。配布が必要だと考える理由と、見直す考えはないか」との質問も出た。  
菅長官は「3月以降、介護施設などの全て利用者と職員を対象に順次配布してきたが、関係者からは関係者からはお礼のご連絡を頂いている、布マスクは繰り返し利用できることからコスト面でも相対的に安価であり、需要の抑制にも資する。高齢者などは重症化するリスクが高いと言われる中、今後の感染拡大への備えという観点から、重点的に対策が認められている。継続配布は有意義であると考える。9月中旬までに配布していくと聞いている」と答えた。(ANNニュース)
 

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《あおり運転初公判》宮崎文夫被告(44)のその後 マンションは差し押さえられ近隣住民は引越し……

2020年07月28日 16時02分31秒 | 事件・事故

7/28(火) 11:54配信
文春オンライン

常磐道上り線での実況見分で、当時の状況を確認する捜査員ら(茨城県守谷市) ©時事通信社

 2019年7~8月、茨城県をはじめ、愛知県や静岡県の高速道路で“あおり運転”を行ったとして強要などの罪に問われている会社役員・宮崎文夫被告(44)の初公判が7月27日、水戸地裁で開かれた。宮崎被告は起訴内容をすべて認め、「日本中を恐怖の渦に巻き込んだ責任を痛感しております」と頭を下げた。

【画像】20代の男性に暴行を加えた宮崎文夫被告

 当時はあおり運転そのものを処罰する法律がなかったが、この事件をきっかけに厳罰化を求める声が高まり、2020年6月に道交法と自動車運転死傷処罰法が改正された。道交法ではあおり運転を「妨害運転」と規定し、逆走、急ブレーキ、急な車線変更、ハイビーム、執拗なクラクション、幅寄せ・蛇行など10項目を対象とした。罰則は最高で5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せるようになった。

「週刊文春デジタル」では、あおり運転などの迷惑行為を繰り返していた宮崎被告の人物像について事件直後から詳しく報じていた。当該記事3本を再公開する。(※記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。初出2019年12月21日)

◆ ◆ ◆

 高速道路で蛇行しながら「あおり運転」を繰り返した揚げ句、前に回って急停車。車を降りるなり相手を大声で怒鳴りつけ詰め寄ると、開いた窓から5発の強力なストレート。同乗女性は男と一緒に車を降りて、ガラケーを取り出し、暴行の一部始終を撮影――。

 茨城県守谷市の常磐自動車道でおきた「あおり運転暴行」事件。8月18日、傷害と強要容疑で茨城県警に逮捕された会社役員の宮崎文夫容疑者(43)と恋人の”ガラケー女性”は、その強烈なキャラクターもあり、今年のお盆シーズンの情報番組で連日報道され話題となった。

病院食堂で他の患者に絡み、「殺すぞ」と恫喝
 水戸地検は9月25日、宮崎の刑事責任能力の有無を調べるため、12月23日まで鑑定留置することを決めた。実は宮崎は昨年3月、京都市内でタクシー運転手を監禁し逮捕された後も京都府内の精神科に約4カ月入院している。

「彼は看護士がいないと大音量で音楽を流したり、禁止とされていたパソコンを持ち込んでゲームをしたり、無茶苦茶でした。食堂で他の患者に絡み、『殺すぞ』と恫喝することもあった。お金はあるようで弁護士が頻繁に来ていた」(病院関係者)
退院後、宮崎は出会い系サイトを通じて数人の女性と交流するものの、揉め事を繰り返していたのは既報の通り。今年2月、”ガラケー女性”と出会い、交際をスタートさせた。女性は宮崎の仕事面のパートナーでもあった。宮崎は女性と不動産管理会社、コンサルタント会社を経営し、派手な暮らしぶりをSNSに掲載していた。

 2人は仕事や旅行で全国を転々とする一方で、常磐道での「あおり殴打事件」をはじめ各地でトラブルも起こした。

事故後、マンションはユーチューバーの配信場所に
 全国指名手配を受けた際、女性と共に潜伏していた大阪市東住吉区のマンションの一部は宮崎が家族から引き継いだ物件だ。だが11月5日以降、所有権はカード会社や税務署など3カ所から差し押さえられている。

「宮崎さんのポストに郵便物がたまり、あふれて床にこぼれ落ちるほどでした。多くが税金やカード会社などの借金の督促状だった。12月初め、大阪地裁の執行官と鑑定人が来てマンションを査定していて、競売にもかけられているそうです。事件後、マンションにはユーチューバーが配信しに来たり、変な形で有名になってしまい、うんざりして数人の住民は引っ越していった。ガラケー女性が潜んでいた部屋も空き部屋になっている。早くオーナーが別の人になってほしい。彼が戻ってきたら、何をされるかわからないから」(マンション住民)

 宮崎をかくまったとして犯人隠避の疑いで茨城県警に逮捕されたガラケー女性は、9月20日水戸簡易裁に略式起訴され、30万の罰金を払い、既に一般社会に戻っている。事件前まで東京の拠点として借りていた品川区内のアパートは9月末に引き払っていた。川崎にある実家の一軒家にも帰ることもなかったという。

 近所に住む親族の男性は「事件後一度も会っていない」と安否を心配している様子だった。

被害男性は地元・茨城を出ていった
 一方で、暴行事件の被害男性は茨城県を出て、県外で暮らし始めたという。実家の母親に話を聞いた。

「職場が遠方だったのですが、その付近に引っ越しました。2、3週間前です。事件とは関係ないと思います。最近はあのときの話題もしないから。宮崎に対しては、息子も大きな怪我をしてなかったので仕方ないのかな。そういう悪い人もいるから……」

 警察庁は12月6日、自民党の交通安全対策特別委員会において、道路交通法に「あおり運転」に関する規定を新設する考えを説明した。来年の通常国会に関連法案が提出され、「あおり運転」をしたドライバーに対して、免許取り消し処分ができるようにするための道交法改正を目指す方針だ。

「週刊文春デジタル」編集部


「ドーナツで窒息死」特養あずみの里事件 介助の准看護師、逆転無罪

2020年07月28日 16時02分31秒 | 事件・事故

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高裁判決前の21日に会見する弁護団(2020年7月21日、東京・霞が関の厚労省記者クラブ、弁護士ドットコム撮影)

長野県安曇野市の特別養護老人ホーム「あずみの里」で2013年、入所者の女性(当時85歳)がおやつを喉に詰まらせ亡くなったとされる事件で、介助中に十分な注意を払わなかったなどとして、業務上過失致死罪に問われた准看護師の山口けさえ被告人の控訴審判決が7月28日、東京高裁であった。

【写真】実際のドーナツ 大熊一之裁判長は7月28日、罰金20万円の有罪判決とした一審判決を破棄し、無罪を言い渡した。

●事件の争点は 一審・長野地裁松本支部は、女性の死因はドーナツを詰まらせたことによる窒息と認定。注視義務違反は認めなかったが、約1週間前に窒息防止などのため女性の間食をゼリー状のものに変更していたことなどから、間食の形態を確認して事故を防止すべき義務があったとして、求刑通り罰金20万円の有罪判決を言い渡した。

控訴審の争点は、(1)女性の死因は、ドーナツによる窒息か、(2)ゼリーではなくドーナツを配ったことが「過失」と言えるか、だった。 弁護側は、山口さんに過失はなく、死因はドーナツによる窒息ではなく脳梗塞によるものなどと主張していた。

弁護士ドットコムニュース編集部

 

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東京生まれで、一時期東京で育った女優ジョーン・フォンテイン

2020年07月28日 14時19分01秒 | 社会・文化・政治・経済

ジョーン・フォンテイン(Joan Fontaine, 1917年10月22日 - 2013年12月15日)は、アメリカの女優。
本名ジョーン・デ・ボーヴォア・デ・ハヴィランド(Joan de Beauvoir de Havilland)。イギリス人の両親の間に日本で生まれ、1919年に姉であるオリヴィア・デ・ハヴィランドとともに、アメリカのカリフォルニア州に移住した。

不遇をかこっていたフォンテインの運命は、とある晩餐会でハリウッドの大物プロデューサーであるデヴィッド・O・セルズニックと隣席になったことで一変することとなる。

フォンテインとセルズニックはこのとき、イギリスの小説家ダフネ・デュ・モーリアの作品『レベッカ (Rebecca)』について語り合った。

そしてセルズニックは、フォンテインにこの作品の映画版のヒロイン「わたし」役のオーディションを受けてみないかと薦めている。6カ月間にわたって数百人の女優が受けた過酷なオーディションに勝ち残り、『レベッカ』のヒロイン役に決まったのは、フォンテインが22歳の誕生日を迎える直前のことだった。

 
1945年に広告に掲載された写真。
 
フォンテインとイギリス人俳優ローレンス・オリヴィエとの共演となった『レベッカ』は、イギリス人監督アルフレッド・ヒッチコックが初めて手がけたハリウッド映画でもあった。1940年に公開された『レベッカ』は大評判となり、フォンテインもアカデミー主演女優賞にノミネートされている。
このときのアカデミー賞で主演女優賞を獲得したのは、『恋愛手帖』に出演したジンジャー・ロジャースだったが、翌1941年にケーリー・グラントと共演したヒッチコック監督作品『断崖』で、フォンテインはアカデミー主演女優賞を受賞した。
ヒッチコックの監督作品が受賞したアカデミー賞の中で、このフォンテインの主演女優賞が唯一俳優に贈られたアカデミー賞となっている。
1940年代のフォンテインは恋愛メロドラマ作品に多く出演した。この時期の評価が高い作品として、3回目のアカデミー主演女優賞にノミネートされた『永遠の処女 (The Constant Nymph)』(1943年)をはじめ、『ジェーン・エア』(1944年)、『Ivy』(1947年)、『忘れじの面影』(1948年)などがある。
また、姉のデ・ハヴィランドも『遥かなる我が子』(1946年)と『女相続人』(1949年)でアカデミー主演女優賞を受賞しており、フォンテインとデ・ハヴィランドは2013年現在で唯一の主演賞を獲得した兄弟姉妹である。
フォンテインは1940年代から1990年代にかけて、舞台、ラジオ、テレビ、そして映画で女優活動を続け、1978年には自伝『No Bed of Roses』を出版した。50年以上にわたって女優活動を続けていたフォンテインが最後に映像作品に出演したのは1994年のことだった。
フォンテインはカリフォルニア州カーメル・バイ・ザ・シーの邸宅ヴィッラ・フォンタナで暮らし、2013年12月15日にこの邸宅で96年の生涯を閉じた。
デ・ハヴィランド・エアクラフト社を創設した、ジェフリー・デ・ハヴィランド(父)はいとこである。
本名 Joan de Beauvoir de Havilland
生年月日 1917年10月22日
没年月日 2013年12月15日(96歳没)
出生地 日本の旗 日本、東京府
国籍 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
活動期間 1935年 - 1994年
配偶者 ブライアン・エイハーン(1939年-1945年)
ウィリアム・ドジャー(1946年-1951年)
コリアー・ヤング(1952年-1961年)
アルフレッド・ライト Jr.(1964年-1969年)
著名な家族 ウォルター・オーガスタス・デ・ハヴィランド(英語版)(父)
リリアン・フォンテイン(英語版)(母)
オリヴィア・デ・ハヴィランド(姉)
幼少期
ジョーン・デ・ハヴィランドはイギリス人の両親の間に、1917年に東京(現在の東京都港区)で生まれた。
父親のウォルター・オーガスタス・デ・ハヴィランド(1872年8月31日 - 1968年5月23日)はケンブリッジ大学を卒業後に1893年に兄を頼って来日し、函館や神戸の日本聖公会の教会で英語・サッカー・クリケットを日本人の少年たちに教えた後に、1898年から数年間は金沢の旧制第四高等学校で、1904年から1906年よりは東京高等師範学校(現在の筑波大学)で英語教師の傍らサッカーの指導者として現在の筑波大学蹴球部の前身の東京高等師範学校蹴球部を指導した。
彼はスポーツマンでサッカーが得意であったため、日本サッカーを広めた功績もあり、函館や金沢では日本サッカーの父と呼ばれ評価されている。その後は早稲田大学法学部教授に転身し、当時の同僚だった人物の妹のリリアンを紹介されて結婚した。
そしてフォンテインが生まれたときには特許専門の弁理士事務所を開業していた。
なお、昔からアメリカや日本の映画雑誌では一貫して、ジョーンの父は東京大学の教授に招聘されて来日と書かれているが、ケンブリッジ大学を卒業してすぐに来日しているので、それは事実ではない。
ジョーンの両親は1914年に結婚したが、ウォルターが日本では芸者遊びにうつつを抜かす浮気がちな男性だったために、2人の結婚生活は必ずしも幸福とはいえなかった。1919年2月に、母リリアンは病弱だった娘たちには東京の気候があっていないのではないかと考え、ウォルターを説得して一家はイギリスへと戻ることを決めた。
イギリスへ戻る途中にオリヴィアが気管支炎となり、高熱で倒れたために一家はカリフォルニアにしばらく滞在している。その後フォンテインも肺炎に罹患したために、リリアンは2人の娘とカリフォルニアに残る決断をし、サンフランシスコから50マイルほど離れたサラトガに移り住んだ。
しかしながら父ウォルターは家族を見捨てて、のちに再婚することとなる日本人家政婦マツクラ・ユキと共に日本へ戻っていった。
フォンテインの両親はその後別居生活となったが、2人が正式に離婚したのは1925年2月になってからだった。
同年に母のリリアンはジョージ・ミラン・フォンテインと再婚し、彼が死去するまで添い遂げた。
 
一方、父のウォルターはマツクラ・ユキとは1927年に再婚したが1958年に離婚し、別の女性と2年後に再婚した。
フォンテインはロス・ガトス高校 (en:Los Gatos High School) に通いだし、まもなく姉のオリヴィアとともに発声法のレッスンを受けるようになった。
フォンテインは16歳のときに、父ウォルターと暮らすために日本へと戻り、東京の聖心インターナショナルスクールに入学し、1935年に卒業した。
東京生まれで、一時期東京で育ったことから、戦後の日本の映画雑誌では"江戸っ子女優"と紹介されることもあった。

 


妻とSNSで知り合った20歳男性自衛官を恐喝 数回会ったことに夫激怒か…20数万円奪い"夫婦"逮捕

2020年07月28日 14時14分58秒 | 事件・事故

配信

自衛隊員の20歳の男性を路上で脅迫し現金を奪ったとして、23歳の夫婦が逮捕されました。  
恐喝の疑いで逮捕されたのは、北海道富良野市に住む土木作業員の23歳の男と、自称コンビニエンスストア従業員の23歳の女です。  
夫婦の2人は5月1日滝川市泉町の路上で、滝川市の20歳の自衛隊員の男性を脅迫して、20数万円を奪った疑いが持たれています。  
警察によりますと、男性と妻がSNSで知り合い数回会っていたのを知った男が怒り、女とともに男性を脅したということです。  
調べに対し2人は、容疑を否認しています。

UHB 北海道文化放送

 

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「他の男と仲良くしているんじゃないか?」交際女性襟つかみ引きずり回す暴行も…逮捕20歳大学生の男否認

2020年07月28日 14時12分13秒 | 事件・事故

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交際していた20歳の女子大学生を引きずったり、転倒させたりしてケガをさせたとして、20歳の大学生の男が逮捕されました。  
暴行と傷害の疑いで逮捕されたのは、北海道江別市に住む20歳の大学生の男です。  
男は2019年10月ごろと12月ごろ、交際していた20歳の女子大学生の共同住宅の部屋で、服の襟をつかんで引きずり回したほか、2020年4月ごろには路上で背中を押して転倒させ、腕や腰、足に打撲のケガを負わせたなどの疑いが持たれています。  女子大学生が警察に通報し、事件が発覚しました。  
警察によりますと、女子大学生は男から「他の男と仲良くしているんじゃないか?」などと言われて暴行されたり、別れ話をめぐり暴行されたなどと話しているということです。  
調べに対し男は「心当たりがない」などと容疑を否認していて、警察が調べています。

UHB 北海道文化放送

 

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「すぐ帰るから」笑いながら20代女性宅上がり込む…約30分後逮捕の25歳男"なぜいたのか覚えてない"

2020年07月28日 14時08分32秒 | 事件・事故

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20代女性の家に、無理やり上がりこんだとして25歳の男が逮捕されました。
 住居侵入の現行犯で逮捕されたのは、住所・職業不詳の25歳の男です。
 警察によりますと男は7月26日午後10時50分ごろ、北海道旭川市に住む20代女性の部屋に無理やり上がり込みました。  
男がそのまま居座ったため、女性が警察に「知らない男が入ってきた」と通報し事件が発覚。駆けつけた警察官に約30分後に現行犯逮捕されました。
 当時男は酔っ払っていて、女性の家のインターホンを鳴らし、女性がドアを開けると無理やり上がりこみ、「すぐ帰るから」などと笑いながら女性に話したということです。  
調べに男は容疑を認めていますが、「酔っぱらっていて、なぜそこに居たのか覚えていない」と供述しているということです。

UHB 北海道文化放送

 

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