ピースボートの災害支援は1995年の阪神・淡路大震災がきっかけ。以来、台湾、トルコでの大地震、ハリケーン・カトリーナ(米国)、スマトラ沖地震と津波被害に見舞われたスリランカなど、世界各国で活動してきました。
2011年、東日本大震災の災害支援を契機にPBVを設立し、以降も日本各地の震災や風水害、豪雪災害の被災地へボランティアを派遣してきました。また、国際ネットワークを活かした海外での災害支援も展開しています。
人こそが人を
支援できるということ
ピースボート災害支援センターは、被災地での災害支援活動や災害に強い社会作りに取組む非営利団体です。
誰しもが、自然災害に遭遇する可能性があります。
国や地域を越えて、すべての人々が互いに助け合える社会を作ることが、困難に立ち向かう力になると信じています。
私たちは、災害に見舞われた地域の回復のために、そこの文化や営みに寄り添い、支援者として自発的に関わる方々の想いをカタチにしていきます。
そして、大切な家族や友人、コミュニティを守るために、防災・減災を学ぶ機会を提供しています。
ピースボート災害支援センター(PBV)の活動
国内外の災害支援
ピースボート災害支援センター(PBV)は、「人こそが人を支援できる」をテーマに、すべての人々が互いに助け合える社会を目指して、国内外の災害支援活動や災害に強い社会作りに取り組む非営利団体です。2011年東日本大震災を契機に設立され、これまで数多くの国や地域で支援活動を実施してきました。日本各地の風水害や地震被害などで緊急支援を行うほか、国際ネットワークを活かした海外での支援活動も展開しています。災害支援現場で一緒に活動したボランティアの数は延べ11万人を超えます。
防災・減災への取り組み
実際の災害現場での活動から学んだ経験やノウハウを研修や訓練、講演会などを通じて全国に届けています。これまでの災害支援の経験を活かすことで、より具体的な災害対応や事前の対策を検討することができます。被災地で起こる課題を整理しながら、平時の研修や訓練を開発してきました。また、課題が複雑化する中で、ひとつの組織できることは限られています。より社会の広い範囲で課題解決が進むように多様なセクターとの連携・協働を目指しています。国内外の様々な階層からなるネットワークに加盟しています。
緊急時体制と災害ボランティア派遣システム
災害の規模や種類により活動内容は異なりますが、まずは被災地へ先遣スタッフを派遣し、現地ニーズ・状況・条件などを調査した上で「ボランティア・物資・資金・情報」の中で適切な支援の形を検討します。同時に、東京事務局でも後方支援の準備を開始することで、ボランティア派遣決定後すぐに募集を始められるようになります。被災地での活動は、日々状況が変わるなかで、組織的かつ責任ある支援活動を進めていきます。
東日本大震災 東北での活動
東日本大震災の発生直後から、現場へスタッフを派遣。宮城県石巻市・女川町でボランティアによる緊急支援を始めました。息の長い復旧・復興支援に携わり、2016年には地域課題に取り組む「一般社団法人 ピースボートセンターいしのまき」を設立しました。地元の方々と協力しながら地域振興の活動を続けています。また、原発事故による放射能への不安が続く福島では、子どもたちや若者を対象とした保養と国際教育プログラムなど、福島と世界をつなぐ活動を行っています。
これまでの支援活動
2024年能登半島地震

2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする最大震度7の強い地震が発生。珠洲市では2023年5月の奥能登地震の影響で復旧作業が続けられており、PBVも支援を行っていました。被害は甚大で、断層の動きにより輪島市沿岸では最大約4メートルも隆起し、被災地各所で道路の寸断や断水が長期化していました。
→中間レポートを見る
2023年台風13号

2023年9月8日、台風13号による影響で「線状降水帯」が発生し、広い範囲で被害がありました。PBVは発災翌日に、被災した千葉県茂原市にて炊き出し支援を実施しました。
→詳細を見る
2023年 ハワイ山火事
2023年8月8日に発生したハワイ・マウイ島での大規模な山火事。死者・行方不明者100名以上、家屋被害2,200棟以上という大きな被害を受けました。過去100年に米国で起きた山火事としては、最悪の被害と言われています。現地調査・支援を行ったスタッフからの報告を動画でご覧いただけます。
→報告動画を見る
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