日本勢トップの4位、五輪代表に大きく前進
◇東京マラソン(2020年3月1日 東京都庁~東京駅前 42・195キロ)
東京五輪マラソン男子代表の残り1枠を争う東京マラソンが1日、東京都庁~東京駅前の42・195キロで行われた。今年のレースは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一般ランナーは参加せず、「エリートランナー」枠の選手のみで実施され、大迫傑(28=ナイキ)が自身の日本記録を更新する2時間5分29秒をマークし、日本選手トップの4位でゴール。五輪代表に大きく前進した。日本記録更新で1億円もゲットした。優勝は2時間4分15秒のB・レゲセ(25=エチオピア)だった。前日本記録保持者の設楽悠太(28=ホンダ)は2時間7分45秒で16位だった。
【写真】どうした…16位に終わった設楽悠太
大迫は、1キロ2分55~56秒でターゲットのゴールタイムが2時間3分4秒~46秒の第1集団でレースを進めた。13キロ付近で一時、集団から離れたが、15キロ付近で追いついた。22キロ付近では再び先頭集団から遅れ始めたが、粘りのレースを見せて33キロ付近で日本人の先頭を走っていた井上大仁(27=MHPS)を追い抜き、そのまま日本人先頭でゴールした。
大迫は昨年9月に行われた「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で3位に入っており、今回の東京マラソンか3月8日のびわ湖毎日で2時間5分50秒の日本記録を更新する選手が現れなければ代表に内定するだけに、あえて出場しないという選択肢もあった。出場した理由について、1月のインターネットの生配信で「走りきったマラソンはずっと3番。新しい自分を見つけないといけない中で、3月の東京が良いチャンスだと思った」と説明していた。
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