みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

大晦日

2005-12-31 23:20:52 | Weblog
まあ、今年もいろいろありました、というか怒濤のような下半期でしたが、なんとか乗り切れたようです(9月から11月の間にアメリカとメキシコに仕事で行くというのは、商社マンじゃあるまいし、ちょっとキツかったです)。
今は、例年のように伊豆の家に来て、畑仕事をしたり(といっても、春にいろんなモノを植えるために畑を耕して土作りをしているだけですが)、本を読んだり、練習をしたりと東京ではあまりできないことをやっています(ここでは、作曲や原稿などの仕事は一切行いません)。
ここはテレビもないので、実に人間的に暮らせます(ネットだけはこうやってやってるのですが)。
テレビがある風景というのは、どうも私にはカッコ悪く思えてしょうがないのです。これは音のウルサさだけではないような気がします(テレビの音はホントにうるさいですが)。
実は、今も紅白をFMラジオで聞きながらこれを書いていますが、ちょっと別のFMチャンネルに回すと、これが実に静かなのです。きっと、テレビの番組を作る側の体制にも問題があるような気がします(自分もその中の一人ではあるのですが)。ことばで言うと、作る側の「押し付け」というか、「上からモノを見る態度」というか。
アーティストであっても、台本作家であっても、ディレクターであっても、プロデューサーであっても、「見ていただく、聞いていただく」という姿勢がない限り、いつか天からのシッペ返しがあることを忘れてはならないと思います。
要は、謙虚さを忘れないということでしょうか。人間、謙虚さと礼儀を忘れたら最後ですネ(と、私は、いつも自分自身に言い聞かせていますが)。

それにしても(と、突然話題を変えて...笑)、DEF TECHと平原綾香はよかった(何の話じゃ)。
個人的には石川さゆりは好きなんですが、いつまでも『天城越え』じゃカワイソウですネ(夏川りみもそうだけど)。

といった感じの年の瀬ですが、今年も黒豆を煮て(これが、3日もかかるので、ホントは買った方がはるかに簡単なのですが、自分でやった方が絶対にウマいですよ)、その他の煮物もたくさん煮て正月の準備は万全(ハハハ)。
ホント料理教室でも始めようかナ?マジで(笑)。


人生いろいろ

2005-12-28 09:23:16 | Weblog
今日も朝起きると雲一つない空。冬は寒いに決まっているが、それでも12月というのは一番過ごしやすい(はず)。2月ぐらいになると東京や関東は風が吹いてくるので体感温度がぐっと下がり、それこそ耐えられないほどの寒さを感じるようになるが、12月はまだそれほどでもない(はず)なのに、今年はかなり寒く感じる。というか、実際寒いのだろう。今年は例年にない忙しさも手伝って、かなり外に出るのがツライ時も多い(こんなこと言ったら雪国の人たちに「あまい!」と叱られそうだが)。
仕事がたてこんでいるこの時期でも忘年会の誘いはボンボンやってくる。よっぽど厳選しないと身体がもたない。昨日は、若いフルーティスト2人と私の3人でこじんまりした忘年会。でも、場所が代官山のメキシコ料理の店で、これがけっこうおいしかった。ついこの間行って来たメキシコではメキシコ料理ばかり食べていたクセに、ちっともおいしいとは思わなかったが、やはり日本で食べる料理の方がおいしい。単純に日本人のテイストにあわせているのだから当たり前と言えば当たり前なのだろうが、それでも日本人の舌の感覚は世界でもトップクラスだと思う。また行ってみよう(笑)。
昔から何でこんなに相談を受けるんだろうと思うぐらいいろんな相談を受ける。別に、格別自分が他の人よりもモノ知りだとも、とりたてて人生を悟っているとも思わないが、「新宿のオジサン(?)」にでもなって街角に立ってやろうかと思うぐらいいろんな相談を受ける(占いはできないけどネ)。まあ、その相談の大半は若い人たちからなのだが、たまに年輩の人からも相談される。若い人たちからの相談は、ある意味、聞いた瞬間に答えが出るぐらいの他愛のないモノからかなり深刻なモノまで多種多様だが、年輩の人の相談は、人間関係でのトラブルが圧倒的に多い。人間も年をとってくるとそれだけシガラミが多くなってくるので、悩みもそれだけ増えるということだろう。
でも、私自身は、昔からあまり人間関係で悩むことは少なく、ほとんどノー天気に過ごしてきている。「まあ、そういう人も世の中にはいるさ」ぐらいですましてしまうからだろう。あまり団体行動が好きではないので、いつも一人で原因と結果を考え結論を出している。単純に、自分で責任のとれることしかしない。という主義で生きてきたので、今でも何でも自分で決めて自分でやることがほとんどだが、何か最近はそうもいかないことが多くなってきた。仕事が多すぎるのかナ?

2005年もいつの間にか終わってしまう!

2005-12-27 00:18:37 | Weblog
いやいや、久しぶりに自分の日記というかブログを開けてみてビックリ。こんなにも自分の日記を更新していなかったのか!と(我ながらあきれるばかり)。
もうこれでは日記としての役目を果たしていないので、閉鎖してしまおうかとも思ったけど、それも寂しいので、ちょっと芸風を変えて書いていきましょう(もともと芸風なんてないに等しいんですが)。
というか、ちゃんと日記にしよう(とイバってみても、どういうのが正しい日記なのかわからないので、以前はエッセイ風とか言っていたのをこれからはちょっと雑談風に...あまり意味ないかナ?)。

『ミセス』という雑誌で原稿を書いている関係で、最近いろんなアーティストのインタビューをしています。先日、浜田真理子さんという歌手の方のインタビューをしました。その前日は、三味線と歌で小唄や都々逸などを高座で演奏する俗曲師のうめ吉(女性です)さんという方にも会いました。二人ともとっても素敵な女性です。世の中には輝いている女性が本当にたくさんいらっしゃいますネ。ピアノを弾きながら歌う(いわゆる弾き語りというヤツですが)彼女の歌に心動かされない人はおそらくいないのではないでしょうか?本当に素敵な「うた」を歌う素敵な方です。
うめ吉さんは、世襲がほとんどの和の世界に大人になってから急に飛び込んだ女性で、最初からハンデを承知で芸の世界で頑張っている女性です。大体において、都々逸、端歌、小唄の類いは、お座敷芸ですし、高座でも落語と落語の間のとても地位の低い芸なのですが、そこにあえて女性一人で飛び込んでいき頑張っている姿は、「粋」でかつ健気です。とても素敵だと思います。
そんな浜田さんやうめ吉さんの音楽や人となりを、『ミセス』と『毎日が発見』という雑誌で紹介しました。機会があれば御覧になってください。

明日がどうなるかわからない私ですが(文字通り、冗談抜きで目まぐるしく変わるのが私の人生です)、明日本当にどうなっているでしょう?(ハハハハ)