みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

祝・朝青龍優勝

2009-01-25 23:49:26 | Weblog
今日は朝青龍の相撲を見ていて思いきり泣いてしまった。
ふだん憎たらしいほどに怖い表情で相手を威嚇する朝青龍の表情が今日だけは違っていた。最初からとても悲しそう。これまでの人生のことやさんざんバッシングされたこととか、それこそ他人に推し量ることのできないいろんなものが去来していたのだろうナと思ってしまう。それに引き換え対する白鵬の方が今日はいつもよりはるかに怖い形相をしていた。その意味では最初の対戦は戦う前から朝青龍に勝ち目はなかったのだろうと思う(最初はきっと負けるだろうナとファンならきっと思ったに違いない)。
そして、優勝決定戦の直前の朝青龍の表情は先ほどの取り組みの前よりもさらに悲しそうな表情をしていた。でも、これこそ彼の本当の心の中なんじゃないのかナ?とも思えた。この瞬間、きっと私と同じように、一人だけ悪者にされる朝青龍の姿に心の中で「頑張れ」とエールを送っていた人も多かったに違いない。
とにかく、今日は嬉しい(「朝青龍は帰ってきました」と言った時の彼の嬉しそうな表情が彼のファン全員の顔だ)。

ジャズフルートのジェレミー・ステイグさんの

2009-01-21 00:06:46 | Weblog
絵本出版記念パーティが横浜のジャズライブハウスで行なわれそれに誘われ行く。なぜにジェレミーさんが絵本なんか出版するのか私自身もちょっと「?」だったが、彼のお父さんが映画「シュレック」の原作者と聞き納得する(本人に聞くとそれはあんまり関係ないとは言っていたが)。
ジェレミーさんといえば、私がクラシックのフルート奏者以外でもっとも尊敬するアーティストの一人。彼がビル・エバンスと共演した1969年録音の「what's new」はジャズの名盤中の名盤。私はこれでフルートの楽器としての可能性の何たるかを生まれて初めて知った音源だ。ある意味私の人生を変えた録音でもあった。その名盤を残したジェレミーさんと出会い、今夜は彼と一緒に演奏もした。
別にピアニストがいるわけでもなくベースがいるわけでもなく演奏するのは私とジェレミーさんのフルート2本のみ。
「キーを決めて演奏しましょうか?」と私が水を向けると「いやキーなんか決めるのよそう」という答え。完全フリーの二人の共演になったが、音と音で対話するこれぞ音楽!というハッピーな時間でもあった。
先週もあるジャズのライブハウスで初めて顔を合わせたピアニストと即興演奏を何曲も楽しんだが(いきなり飛び入りで演奏させられた!ハハハハ)、今年は昨年とは違い演奏にもっと時間を使えと言われているような気がする。やはり、私は演奏している時がベストなのかもしれない。
今、毎週土曜日渋谷の恵比須で行なっている生涯教育の講座でも演奏はしているが、これとはまた違う意味での楽しさだ(こちらは講議がメインなので演奏は付け足しのようなものだから)。
私の場合、毎年1月に起こることがほぼ一年を決めてきたので(昨年は1月にフルムスのコンサートがあり、それがほぼ一年間の私の活動の中心になっていったように)今年はやはり演奏の年になるような予感(笑)。

2009年がどんな年になるのか?

2009-01-03 22:39:37 | Weblog
なんてことは誰にも予測はできないけれど、自分なりの希望は毎年年の初めに持つ(きっと誰でもそうなのだろうけど)。
昨年はこれまでの人生で最悪と言ってもいいぐらいのdown,downの連続だったので、まあこれ以上下がることはないでしょう?ぐらいオプティミスティックな心境が現在の私(プラス思考は私の最大の長所なので)。
昨年の最後の仕事でもあり、今年の最初の仕事でもあるお台場のホテルでのカウントダウンコンサートの仕事を終えたその足で伊豆の家に滞在している(ここ数年年末年始はここで過ごすの自分なりの慣例にしている)。
テレビもない家なので、ここでできることは音楽を聞くこと、練習すること、温泉に入ること、海を見ること、おいしい魚を食べることぐらいに限られているけれど、ある意味、それだけあれば生きるのに十分過ぎるほどという気もする。
昨年までは手製のおせちを作っていたけれど、今年は大晦日まで仕事だったためその時間はまったくなく正月らしい食べ物は、田作りぐらいか?(これぐらい作るのはそれほど時間もかからないので)
その代わり、庭になったアマナツのマーマレードを作った。苦味が心地よくてけっこう病みつきになりそうな味だ。