見たけれども、覚えていたストーリーよりは過激ではなかったので「そうか、こんなにわりとあっさりとしたストーリーだっけ」という感じ。
今の映画だったら「このストーリーは事実を基に脚色されたストーリーで...」とかいったクレジットが最後に出るところだろうけど、この時代にそんなスタイルの映画はほとんどなかったので、映画を見終わった時の後味も若干微妙。
まあ、それほど明確に「反原発」というスタイルにしたくはなかったのかもしれない。
私自身ははっきりとした原発擁護派でも反原発派でもない。
正直言って、人類にとってこれほど微妙な問題もないと思うからだ。
核の恐怖は別に私から言うまでもなく、世界中の人たちが知っていることだろう。
でも、だから「原発をなくさなくては」とも簡単には言えない。
こういうモノは人間がいったん持ってしまった以上それを捨てることは永遠にできないのじゃないのか?と思うからだ(実際、核廃棄物は地球上から永遠に捨てさることができないのだから)。
ただ、今回の私たちの国で起こったとてつもなく悲劇的な出来事にしてもアメリカのスリーマイル島での事故の問題にしても、私が一番不快なのは原発の恐怖そのものではなく、それを作るためにその回りでどれだけのお金がバラまかれてどれだけの人間がそのお金で顔をひっぱたかれてきたかということ。
その光景自体が吐き気がするほど不愉快だ。
原発、イエスかノーかではなく、「お金欲しくないの?」と札束でほおっつらをひっぱたかれることほど人間性を踏みにじるものはないと思うのだが、実際にそこにいる当事者の人たちはそうではないのだろうか?
自分がもしそういう立場に立たされたら?と想像する。
お金を受け取る?受け取らない?
そんなヤツが目の前に来たら、私は本気で何をしでかすかわからない。
正義感なんかからじゃなく、そんなことはメチャクチャ不愉快なことだから。
人間の品性をこれほど損なう行為もないような気がする。
世の中きれいごとだけじゃなすまないよというのは正論だけれども、私は「きれいごとだけで生きていければそれに越したことはない」と考える。
昨日オケのメンバーの女性たちと話していて、「若い時、あるTV局の大物男性プロデューサーから誘われたことがあったけど断った」という衝撃の告白をした(私はゲイじゃないけれど男性から誘われたことは何度もある)。
その当時(まだ30代だった)この話を友人のミュージシャンたちにしたら「みつとみさん、一晩ぐらい誘いに乗ればよかったのに。そうしたらもっと有名になってたよ」と言われた(ホントかナ?)。
でも、「金」で心や身体を売ってしまったら自分で自分の人生に対して申し開きが立たない。
今でもそう思っている。
今の映画だったら「このストーリーは事実を基に脚色されたストーリーで...」とかいったクレジットが最後に出るところだろうけど、この時代にそんなスタイルの映画はほとんどなかったので、映画を見終わった時の後味も若干微妙。
まあ、それほど明確に「反原発」というスタイルにしたくはなかったのかもしれない。
私自身ははっきりとした原発擁護派でも反原発派でもない。
正直言って、人類にとってこれほど微妙な問題もないと思うからだ。
核の恐怖は別に私から言うまでもなく、世界中の人たちが知っていることだろう。
でも、だから「原発をなくさなくては」とも簡単には言えない。
こういうモノは人間がいったん持ってしまった以上それを捨てることは永遠にできないのじゃないのか?と思うからだ(実際、核廃棄物は地球上から永遠に捨てさることができないのだから)。
ただ、今回の私たちの国で起こったとてつもなく悲劇的な出来事にしてもアメリカのスリーマイル島での事故の問題にしても、私が一番不快なのは原発の恐怖そのものではなく、それを作るためにその回りでどれだけのお金がバラまかれてどれだけの人間がそのお金で顔をひっぱたかれてきたかということ。
その光景自体が吐き気がするほど不愉快だ。
原発、イエスかノーかではなく、「お金欲しくないの?」と札束でほおっつらをひっぱたかれることほど人間性を踏みにじるものはないと思うのだが、実際にそこにいる当事者の人たちはそうではないのだろうか?
自分がもしそういう立場に立たされたら?と想像する。
お金を受け取る?受け取らない?
そんなヤツが目の前に来たら、私は本気で何をしでかすかわからない。
正義感なんかからじゃなく、そんなことはメチャクチャ不愉快なことだから。
人間の品性をこれほど損なう行為もないような気がする。
世の中きれいごとだけじゃなすまないよというのは正論だけれども、私は「きれいごとだけで生きていければそれに越したことはない」と考える。
昨日オケのメンバーの女性たちと話していて、「若い時、あるTV局の大物男性プロデューサーから誘われたことがあったけど断った」という衝撃の告白をした(私はゲイじゃないけれど男性から誘われたことは何度もある)。
その当時(まだ30代だった)この話を友人のミュージシャンたちにしたら「みつとみさん、一晩ぐらい誘いに乗ればよかったのに。そうしたらもっと有名になってたよ」と言われた(ホントかナ?)。
でも、「金」で心や身体を売ってしまったら自分で自分の人生に対して申し開きが立たない。
今でもそう思っている。