またまた北陸

今年になってこれで３回目の北陸の旅。
すべて仕事での旅なのが勿体ないが、１月の南砺市、５月初めの金沢市についで、今度の旅は白山市。
白山市というところが一体どんなところかと思ったけれども、私も学生時代に行ったことのある松任市を含む８市町村の合併してできた市だという（その意味では南砺市と同じだ）。
日本中いずこも市町村合併ばやりなのだが、そのことに一体何の意味があるのか？と本当に思わずにはいられない現状を日本のあちこちで実際に見かける（その半分以上は税金の無駄遣いだと言っても過言ではない）。
人間は案外「自分の都合」で生きてしまうものだけど、こうした市町村合併というのはそのほとんどが政治家やお役人の都合ばかりだ。本来は、そこに暮らしている人たちの「都合」がなければならないのだがそれはあんまり見られない。でも、私がそこに本当に関わっていかなければならないとしたら少しでもいい方向にしなければと思う。
あまり具体的なことは言えないが、私自身は、あまり「自分の都合」で動きたくないなと思う。「町おこし」はあくまで「地元の都合」が最優先だ。

そんなこととはまったく関係ないのだが、最近、家でちょっとした騒動が起こっている。
私の家の庭が鹿に荒らされてかなり被害が出ている。
ミカンの木、たくさんあるバラの木たち、イチゴやジャガイモの葉など、おいしそうに見える若い柔らかい葉はことごとく食べられてしまった。
植物は葉が命なので、その被害はけっこう甚大だ。
ここ数年天候が不順なので山の方に食物が不足しているせいなのかもしれない。鹿や動物たちだって生きるのに必死なのだろう。
でも….ちょっとやられ過ぎという感じもする。
鹿の被害というのは、ここ伊豆ばかりでなくあちこちで出ているということだが、相手が動物だとただ怒るだけではなく、どうしたら獣たちと共存していけるかという方法論を考えていかなければならない。
獣だけでなく、鳥だってかなりの葉や実を食い荒らす。もちろん、虫たちも侮れない。都会と違って伊豆の自然の中で暮らすということは、こうした「自然環境のリスク」からどうやって戦っていくかいうことも生活の一部にしなければならないのだから。