
台湾の友人の紹介で、これから半年間日本に滞在するという台湾青年と知り合った。友人からのプレゼントを運んでくれたので、その受け渡しもあり、昨日初顔合わせをした。
場所は、日本の居酒屋に行ったことがないという話だったので、私の職場の近所の居酒屋。ごくごく普通の店に連れて行きました。(あまりおいしいとは言えなかった、ごめんね)
台湾科技大の博士課程にいる学生さんで、日本の大学に調査研究のため半年の期限で滞在するらしい。うちの職場の近所の大学。私こういう世界に疎くて、半年リサーチでラボに入るっていうのがどういうものなのかよくわからないけど、教育の一環なのかな?同じ様なシステムでドイツにも1年いたのだそう。彼が何の研究をしているのかはきいてもよくわからないので、深追いせずにおいた(笑)
うちの夫と3人、英語と中国語をめちゃくちゃチャンポンにしていろいろ話した。
旅行も大好きで、言葉の習得にもすごく興味があるらしい。日本語は勉強したことがないと言っていたけど、来日前に日本のドラマなんかを見て少しずつ覚えているみたい。途中から日本語もかなり混ぜたけど、理解できてる。なんて頭いいの!!
よく台湾の人に感じる、穏やかで、社会に対するしっかりとした考えを持っている聡明なタイプ。この人もそうだ。
アイスランドにオーロラを見に行った話。
ドイツでは魚釣りをするのに免許がいる話。
犬を飼うのにも免許がいる話。
日本は、生活に必要な製品や食品の多くを国産で賄えるのがすごいことだと思う、と言ってたのが印象深かった。あまりそういうことを考えたことがなかったのでなおさら。というと「日本人にとっては普通のことだから気にしてないのは当然です。でも台湾だと、これはどこのがいい、これはどの国のがいいっていちいち考えながら暮らしている部分があるんです」だそう。
日本に来てまだ2週間だけど、朝晩は自炊(写真見せてもらったけど、すごく上手!)をして、週末はいろんなところに出かけているみたい。国営ひたち海浜公園にコキアを見に行ったりしてた。さすが台湾人の情報はすごい、日本人も良く知らない観光スポットを知ってる。列車の旅も好きみたいで「出雲号」に乗りたいという。「サンライズ出雲」のことですね!いまや貴重な寝台車。ぜひ実現してほしい。「青春18きっぷ」をすすめたら「もう18才じゃないから・・」というので年齢制限の無いことを教えておいた。その誤解、日本人にも多いよね。きっと。
言葉はなかなか通じにくいけれど、こんな人と話をするのはとても気持ちがいい。私の知らないことや気付かなかったものの見方を教えてくれる。私の年齢になったら、若い友人も積極的に作りたいもの。
彼の日本滞在が実り多いものになるように、私も何か力になれたらいいな。