今日の「お気に入り」は、時折り、脳の奥底からよみがえり、口ずさむ歌。
覚えているのは、太字の部分のフレーズのみ、他は朧朧(おぼろおぼろ) ・・・ 。
「1 轟く砲音(つつおと)、飛来る弾丸(だんがん)。
荒波洗ふ デッキの上に、
闇を貫く 中佐の叫び。
『杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや』。
2 船内隈なく 尋ぬる三度(みたび)、
呼べど答へず、さがせど見へず、
船は次第に 波間に沈み、
敵弾いよいよあたりに繁し。
3 今はとボートに 移れる中佐、
飛来る弾丸(たま)に 忽ち失せて、
旅順港外 恨みぞ深き、
軍神廣瀬と その名残れど 」
「 1 俺ら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を祈って 灯をかざす 灯をかざす 」
最初の歌は、1912年(明治45年)『尋常小学唱歌 第四学年用』に初めて出たという文部省唱歌
『廣瀬中佐』(作詞作曲不詳)。幼い頃、1909年(明治42年)生まれの母が歌ってくれたのを、
耳から覚えたのだと思います。三番まである歌詞のところどころ、断片的に、前後の脈絡なく、覚えています。
因みに、廣瀬武夫さんは、1904年(明治37年)3月27日、日露戦争開戦の年に、清国の旅順港外で、
同港閉塞作戦に従事中、満35歳で亡くなりました。
二番目の曲は、『喜びも悲しみも幾歳月』(作詞・作曲:木下忠司)。4番まである歌詞のうち、覚えているの
は1番だけ。
この二曲、海つながり。私の頭のなかはどうなってるんでしょう?