今日の「お気に入り」は、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」掲載の記事をいくつか。
「 イースト・アングリア大学( University of East Anglia, UEA )は、イングランド東部、
ノーフォーク州、ノリッジに本部を置く1963年に創立されたイギリスの国立大学。
約320エーカー(東京ドーム約28個分)の広大なキャンパスには、2015年時点で
約13,000名の学生が在籍・・・。」
「 イースト・アングリア大学では、4つの学群( Faculty )の下に23学部( School )
が配置されるという構成を取り、300種以上の課程を提供している。」
「 イギリス国内におけるランキング評価:
National Student Surveyによる学生満足度調査では3位に位置し、調査開始から5位
以内を維持し続けている唯一の大学である。」
「 同校のモットーは、” Do Different ”、公式サイト www.uea.ac.uk 」
「 イースト・アングリア大学のある『ノリッジ( Norwich )』は、イングランド東部、
ノーフォークの州都。人口約17万人(2010年現在)。慣用的にはノリッジまたは
ノリッチと表記され、またノーリッチ、ノーウィッチと表記されることもある。
Norwich は古英語で「北の町」(north town)を意味し、英語圏の各地に同名の場
所が存在する。」
同校の「卒業生」の中には、「カズオ・イシグロ」さんもいらっしゃいます。
「サー・カズオ・イシグロ( Sir Kazuo Ishiguro OBE FRSA FRSL、漢字表記: 石黒 一雄、
( 1954年11月8日 - )は、長崎県出身の日系イギリス人小説家。
1989年に長編小説『日の名残り』(原題:The Remains of the Day )で英語圏
最高の文学賞とされるブッカー賞を、2017年にノーベル文学賞を受賞した。
Knight Bachelor。ロンドン在住。」
同氏の最終学歴は、上記のイースト・アングリア大学( UEA )大学院、学位は Master of Arts in creative writing 。
「 1986年以来、ソーシャル・ワーカーのLorna MacDougallと結婚している。
娘のナオミ・イシグロもまた作家である。」
「 両親とも日本人で、本人も成人するまで日本国籍であったが、幼年期に渡英しており、
日本語はほとんど話すことができないとしていた。しかし、2015年1月20日に英国紙の
『ガーディアン』では英語が話されていない家で育ったことや母親とは今でも日本語
で会話すると述べている。さらに英語が母語の質問者に対して、” I'm pretty rocky,
especially around vernacular and such. ”など『言語学的には同じくらいの
堅固な(英語の)基盤を持っていません』と返答している。最初の二作は日本を舞台
に書かれたものであるが、自身の作品には日本の小説との類似性はほとんどないと語
っている。」
「 1990年のインタビューでは『もし偽名で作品を書いて、表紙に別人の写真を載せ
れば『 日本の作家を思わせる 』などという読者は誰もいないだろう』と述べている。
谷崎潤一郎など多少の影響を与えた日本人作家はいるものの、むしろ小津安二郎や成
瀬巳喜男などの1950年代の日本映画により強く影響されているとイシグロは語っ
ている。日本を題材とする作品には、上記の日本映画に加えて、幼いころ過ごした長
崎の情景から作り上げた独特の日本像が反映されていると報道されている。」
「 2017年10月のノーベル文学賞の受賞後にインタビューで、『予期せぬニュース
で驚いています。日本語を話す日本人の両親のもとで育ったので、両親の目を通して
世界を見つめていました。私の一部は日本人なのです。私がこれまで書いてきたテー
マがささやかでも、この不確かな時代に少しでも役に立てればいいなと思います』と
答えた。なお、ノーベル財団では公式な国別の受賞者リストを出していないという立
場であり、公式ホームページにおける出生国による受賞者のリストは便宜上の非公式
なものである。ノーベル財団は公式のプレスリリースにおいて『2017年度のノー
ベル文学賞は英文学作家のカズオ・イシグロに授与された』( The Nobel Prize in
Literature for 2017 is awarded to the English author Kazuo Ishiguro. )と
発表している。」