高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、48年の歴史をもつ共同購入の会です。

うちの畑にようこそ 12月4日記

2017-12-15 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。

「顔と顔の見える場所」

11月17日から週末を挟んで三泊四日で東京に出向いた。
どうしても出かけなくてはならない用が出来てしまったためだ。
まだまだ圃場の方は台風21号の被害の後片付けや補修、収穫など
終わってはいなかったのだがそうも言っていられない。
台風のことがあるのにその上に心配事が・・と正直参っていた。
しかし、そうと決めたら不思議なもので、東京で出来ることを
盛り沢山くっつけてやってやるぞという気になった。

夏以降、東ティモールのオーガニック・フェアートレードの
コーヒーの生豆を自分で焙煎して飲んでいるのだが、その豆を扱っている
神田にあるNPO法人「パルシック」にも是非行ってみたいと思っていた。
グループ展を銀座の画廊ですることになっていた友人のところにも
タイミングよく行けることになった。

友人の企画した「高知と小豆島の美味しいものたち」を集めた
『しましまローカルマーケット』に出店参加することができた。
台風後の忙しい折、もともと野菜を送って参加だけの予定だったのだが、
自分で販売する機会が出来たというわけだ。

場所は東京・中野にある《暮らしのアトリエ ひらや》。
ひらやさんはベジタリアンのためのレンタルスペースとして営業している古民家カフェだ。
主催者が厳選した美味しいものたちを集めた、ミニライブ公演ありの
1dayマルシェは顔と顔の見えるつながりを大事にする人たちの集いとなった。
今流行りの ゆるカフェといった佇まいの空間に
いい空気が溢れていてなんとも居心地が良く私も買いたいもの満載。
店番そっちのけで「おーい、お客さんよ~」と呼ばれることしばしば(反省)。
うちの野菜たちは東京の真ん中で立派に「あたしら元気いっぱいで~」と
にぎやかにワイワイガヤガヤやってくれていた。
と私には見えた(笑)なんとも有意義な東京訪問となったのでした。
今度はもう一つの素敵な東京での出会いをお話しします。

2017年、一年間、本当に有難うございました。
皆様のご支援と生産者に対する温かい眼差しをしっかり心に受け止め、
困難なことがあってもたくましく美味しい野菜作りに励んでいきます。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年1月号より転載しました。
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