
★ シェルパ風トゥクパ(カレー煮こみうどん) ★

『トゥクパを食べよう~インドのごちそうスープ~』という絵本があります。
今日紹介するのはこのトゥクパです。
わたしが実際食べたことがあるのは、
ラダック(インド北西部)、
ネバールのトレッキング途上の村々、
ダージリン(インド北東部)、
シッキム(インド北東部)などです。
いずれも、ヒマラヤの麓の地域です。
食べている人々は様々で、
ネパールやインドの山岳系の人々、
チベット系の人々、
または、チベット内蒙古からインドに移った人々などです。
この絵本の人々は、チベット系のようです。
さて、味や作り方、うどんは地域や家庭で色々あるようです。
ただ、どこでも、〝ごちそう〟というよりは、〝普段の食事〟という気がしました。
特別の仕様というのがあるかもしれません。
トゥクパで思い出すのが〝ほうとう〟です。
山梨県育ちの私の母は、しょっちゅうほうとうを作ってくれました。
母が若い頃は毎晩家族のためにほうとうを作っていたと聞きました。
うどんも自分で捏ねて。
トゥクパも同じようなもの(味付けは違いますが)と、感じたことでした。
ほうとうのヒマラヤ地域版と考えればよいかと思っています。
トゥクパには、私の知る範囲でざっと二通りあって、
一つが、いま言ったヒマラヤ風ほうとう、もう一つは、肉うどん風。
違いは、肉うどんの方は野菜が入らない、
ほうとうスタイルはやさいが(肉も入れます)しっかり入る、という点です。
土地柄かなと思います。
チベットは野菜少なそうです。
【材料】(4人分くらい)
玉ねぎ 1ケ
トマト 中1ケ
ジャガ芋 2ケ
青菜・からし菜 適量
肉 200gくらい
辛子油 大さじ2-3
ターメリック 小さじ1/2
クミンシード 小さじ1/2
にんにく 1-2片(みじん切り)
生姜 親指大(みじん切り)
塩

うどん
○乾麺ならかたゆでにしてください
○自分で中力粉を捏ねて作れば最高!
全粒もオーケー。
切ったらそのまま投入。
あまり長くないほうが良いです。
2cmくらいの円盤状の団子にするとシェルパ風です。

【作り方】



野菜から出てくる水でしばらくふたをして炒めるとよい。



できあがり。
コリアンダーやネギを散らして、
アッチャールやギーがあれば一緒にどうぞ。
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2025年1月号より転載しました。