高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

横山製麩所へいってきました

2012-01-18 22:37:24 | 生産者をたずねて
1/18(水)、共同購入委員3人で、横山製麩所へお邪魔しました。

土といのちでは「おつゆ麩」と「麩菓子」を、企画時のみ取り扱っています。

上写真の中央にいらっしゃるのが、代表取締役の横山 明さん。
選りすぐりの原材料について、麩の作り方、おいしい麩のいただき方など、
たっぷりとお話を伺うことができました。


お店には、形、色、原材料も様々な種類の麩が並んでいました。

なかでも、横山さんが自信を持ってすすめる最も安心できるものは、
土といのちで取り扱いのある「国内産麦おつゆ麩」「国内産麦カルシウム麩」とのこと。

香川県産の小麦を石臼で挽き、グルテンも国内産という貴重なものです。
仕込み水は、横山さんご自身がみつけた四万十源流の湧水です。

味噌汁の具に麩や海藻などを入れることは、
脱塩・利尿作用が働くので塩分の摂りすぎにならず、理にかなっているのだそうです。

焼き麩が、手間暇かけて丁寧に作られていることも知りました。

小麦とグルテンを混ぜた生地をねかせる

焼く(手作業)

干す(太陽の下で天日干し。雨の日は乾燥機。)

切る

こちらの麩菓子もおすすめ。いちご味です。

香北町産の朝摘みいちごを夕方仕入れて作る果肉汁を、
砂糖だけで溶いて、1本1本ハケでぬっているのが自慢。

原材料の小麦、グルテンともに国内産です。

原材料に国内産小麦、国内産グルテンを選ぶようになったきっかけもお聞きしました。

ある施設での調査で、奇形のサルが生まれる原因が
ポストハーベスト処理をされた輸入はだか麦などの
餌だったとされたことを報道により知り、
人間も同じだ、危険だ、と思ったのだそうです。

今のところ土といのちでは取り扱いのない、美味しそうな品も並んでいました。

こちらは「生麩」。国産もち粉とグルテンで作られます。

よもぎ、青のり、粟(あわ)の3種類。

油との相性が抜群で、ステーキのように焼いたり、
揚げて田楽にしたりすると美味しいのだそうです。

こちらは「麩まんじゅう 笹巻き」。

生麩であんをくるみ、笹で巻いています。

種類は、こしあん、栗あん、よもぎあん、ゆずあん、苺あん。

吸いつくようなしっとり感で、もっちりふにふに!
今後の取り扱いを検討したくなる、魅力的なおいしさです。

「赤ちゃんが食べても大丈夫なものを作りたい」とおっしゃる横山さん。

お話を伺っている間も、お買い物に立ち寄るお客様の姿が何度か見られ、
とてもいい意味で「昔ながら」の、地元の方に愛されるお店なのだと感じました。

お忙しいところ、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

土といのちの会員の皆さん、次の企画をどうぞお楽しみに。


【麩匠 麩富 横山製麩所】
場所:高知市愛宕町2丁目15-11
電話:088-872-3670
WEBサイト:http://www.futomi.co.jp/


(事務局員Y)

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