日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

多摩地域の医療の充実──原のり子都議の情景が目に浮かぶ質問

2018-03-05 | 東京都政・都議会のこと

 2日の都議会本会議で、共産党都議団の原のり子都議が一般質問を行いました。

 「多摩格差」の具体例をあげてその解決を迫っていく──原さんの質問を聞くと、情景が目に浮かびます。

 例えば、

 「東京都周産期医療体制整備計画」でも、「周産期医療資源が不足している」と書かれています。
 知事、これは明らかに23区と多摩の間の格差ではないでしょうか。東京のどこに住んでいても、安心して子どもを産み育てていくことができるように支えていくことが重要です。知事の認識をうかがいます。

 これに対して、知事は

 今後とも、必要な医師や看護師の確保を進めながら、限られた医療資源を最大限に活用いたしまして、多摩地域におけます周産期医療体制の充実を図っていく所存でございます。

 と答えました。

 さらに、私自身も町田市民病院との関わりで、一貫して充実を求めて来た課題である、地域医療支援ドクター事業の充実。

 福祉保健局長は、

 東京都地域医療支援ドクター事業についてでありますが、この事業は、医師の確保が困難な、多摩・島しょの公立病院等に小児、周産期、救急、僻地医療の分野に従事する医師を一定期間派遣し、地域の医療体制の確保を支援するものでございます。
 都は、これまでも公立病院等からの要請に応えられるよう、地域医療支援ドクターの確保に向けて取り組んでおり、現在改定中の東京都保健医療計画では、より多くの医療機関に医師を派遣する仕組み等を検討することとしております。 

 と答えました。

 前向きに動く可能性を示唆する答弁であり、多摩地域の医療にとっては大きな朗報だと思います。

 また、子どものリハビリについて取り上げましたが、最初にも書いた通り情景が浮かぶ質問でした。

 中学校の授業中、意識を失い倒れた中学生が、小児総合医療センターに搬送されました。脳梗塞でした。急性期のリハビリを2か月間受けたのち、都外の病院へ転院。それから半年以上、家族と離れてリハビリ治療を受けました。突然、昨日まではできた動きや会話ができなくなっていることに向き合いリハビリにとりくむこと、しかも家族と離れた状態で長期間過ごすことは、どんなにつらく寂しかったことでしょう。(中略)

 成人のリハビリは、「獲得されていた機能の回復」が目的ですが、子どもの場合は発達途上であることから、「機能の回復」だけではなく、「まだ獲得されていない機能の獲得」も目的となります。そして、成人とは違う回復スピードをみせるときもあるので、段階に応じたアプローチが必要になってきます。急性期からの経過をみながらの対応がきわめて重要です。(中略)

 子どもの成長・回復の可能性を考えたとき、中高生世代の後天性脳損傷への対応を強化していくことが重要です。こうした中高生世代も含め、支援を必要とする患者に対し、それぞれの症状に応じたリハビリテーションが提供されるよう、取り組みを進めるべきと考えますが、見解をうかがいます。

 これに対する答弁は、「今後とも中高生世代も含め、患者の症状に応じたリハビリテーションが適切に行われるよう取り組みを進めてまいります」というものでした。

 「まだ獲得されていない機能の獲得」──なぜ小児リハビリが必要なのかを一言で表す本当に説得力のある内容。

 原さんの質問から、私自身も多くを学びました。

 (写真は、長島可純さん撮影。写真の無断転載、二次利用はご遠慮ください)

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大問題「有給休暇以外、労働時間の規制を適用除外し、残業代も支払われない」小池晃書記局長の質疑

2018-03-04 | 国政のこと

 小池晃書記局長が参議院予算委員会で行った基本的質疑が、大きな注目を集めました。(参考:3月4日「赤旗」小池晃書記局長の基本的質疑

 ぜひ、この参議院予算委員会の質問についてご覧いただければと思います。

 「有給休暇以外、労働時間の規制を適用除外し、残業代も支払われない――残業代ゼロ制度と呼ぶ以外にないではないか」

 高度プロフェッショナル制度対象者が、一般労働者が適用される事項がほとんど適用されないという大問題を指摘し、年間104日の休日以外はどれだけ働かせても良いという重大問題について詰め寄りました。

 「法律上、年104日間休ませれば、残り年間6000時間労働でも違法とされない」ということも明らかになりました。

 「働き方改革」のおおもとは、財界の要求であることは明らかです。つまり働かせる側の要求によって形作られていることは大問題です。

 過労死を増やすような働き方は絶対に認めるわけにいきません。

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都立町田高校夜間定時制の卒業式に出席しました

2018-03-03 | 活動のこと

 都立町田高校夜間定時制(町定)の卒業式に出席させていただきました。

 都立高校の卒業式に出席するのは、2003年3月に私自身が卒業して以来のことです。

 夜間定時制高校は、多様な生徒が通うかけがえのない場所です。

 卒業式で答辞を行ったのは、50代の生徒さんでした。

 「高校を中退したことが、どこか棘のように刺さっていた」「もう一度学びなおしてみよう」と夜間定時制の門をくぐったと言います。自分の子どもと同じ年代の生徒と学び合う中で感じたことを率直に述べられていました。

 「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、お互いに励ましあい、刺激し合いながら卒業の日を迎えたということが伝わってくるとても感動的な答辞でした。

 (写真は、長島可純さん撮影。写真の無断転載、二次利用はご遠慮ください)

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都民の「困った」に徹底的に寄りそい、どうすれば解決できるかを提案──原都議、原田都議が都議会一般質問

2018-03-02 | 東京都政・都議会のこと

 都議会一般質問が行われ、日本共産党都議団からは原のり子都議と原田あきら都議が質問に立ちました。

 現場の声を丁寧に汲み上げ、まっすぐに知事にぶつけました。

 本日は、14人が質問に立ちましたが一人ひとりの「困った」に寄りそい、どうすれば解決することができるのかを指し示し、東京都に迫る質問は原さん、原田さんの質問がピカイチだったと思います。身内びいきかもしれませんが、そう強く感じました。

 他党の議員からも、2人の質問に「いい質問だった」という声が寄せられたのは、その何よりの論証だと思います。

 詳細については、後日報告したいと思います。

 (写真は、長島可純さん撮影。写真の無断転載、二次利用はご遠慮ください)

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都議会代表質問で追及と提案──あしたは一般質問に原のり子都議、原田あきら都議が立ちます

2018-03-01 | 東京都政・都議会のこと

 本日は、都議会代表質問が行われ先ほど終了しました。

 共産党都議団は白石たみお都議が質問。

 質問の詳細は後日お伝えしますが、オリンピックの選手村と岸記念体育館移転問題という2つの重大疑惑について徹底追及。

 暮らしの問題は、認可保育園や特養ホームの増設、国保の負担軽減など都民生活の実態を告発しながら質しました。

 明日は、一般質問。

 原のり子都議、原田あきら都議が質問に立ちます。

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