綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆防衛大学で太平洋戦争などが侵略戦争であることを認めない教科書使用

2008年11月11日 | 平和○・憲法○・米軍基地×

 11月11日のしんぶん「赤旗」を開いて、びっくり。またまた赤旗のスクープです。
 こんなおもしろい新聞、ほかにはないですよ~。表面的な時代の流れではなくて、奥底の流れがわかるのですね。だから未来の方向性も見えてくる。そんな新聞です。まだの方はどうぞお申し込み下さい。
https://ssl.akahata.jp/akahata_form.html

 さて、その記事のポイントは、
1)「ドイツにおいて、民族主義が燃え上がって報復を決意するのは当然の結果」と、ヒットラーの侵略を当然視。

2)日本の起こした戦争に対して、「戦争原因は欧米列強によるアジア侵略からの自衛を基本とし権益の増大とその衝突であり」として、侵略戦争ではなく「自衛が基本」との戦争観。

 平和憲法をなくそうとした安倍内閣の政治の方向が、こうした事態をひきおこしているのでしょう。いま問題になっている自衛隊の田母神俊雄前航空幕僚長の侵略戦争肯定論はこうした土壌からでてきたわけで、こうした勢力が大きくなることに警鐘を大きく鳴らさないとたいへんな時代がやってきてしまいます。

 いま、立ち上がる時、ではないでしょうか。


過去の戦争「自衛を基本」

「日清から大東亜まで」

防衛大教科書で侵略正当化

本紙が入手

 防衛大学校で必修科目となっている「防衛学概論」で使用される教科書『防衛学入門』が、第二次世界大戦について「自衛を基本とし権益の増大とその衝突」などと記述されていることがわかりました。同教科書は十日までに本紙が政府関係者から入手したもの。日本政府の立場に反して、日本は侵略国家ではないとした論文で更迭された田母神俊雄前航空幕僚長の論旨とも類似する内容で防衛大学校の歴史教育が問われます。

 『防衛学入門』は安倍内閣当時の二〇〇七年三月に、同大学校防衛学教育学群国防論教室が編さん。同書は「防衛大学校において教育する防衛学の全体を範囲とし、4年間の教育期間に取り扱う防衛学各分野を総合したもの」(はしがき)と位置づけられ、「安全保障」「現在の戦略」「わが国の防衛と自衛隊」など七章、全文百四十三ページです。

 第四章第二節「世界戦争史」では第二次世界大戦までの戦争について「苦役的・刑罰主義的なヴェルサイユ体制下に置かれたドイツにおいて、民族主義が燃え上がって報復を決意するのは当然の結果であった。また、この熱狂的な民族主義は、イタリア、日本、スペイン等に伝搬していった」と記述し、ヒトラーのナチスドイツや日本軍国主義の侵略を当然視しています。

 第四章第三節「日本戦争史」では、日本の過去の戦争を「日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、支那事変及び大東亜戦争」と当時の呼称のままで表記。それらの「戦争原因は欧米列強によるアジア侵略からの自衛を基本とし権益の増大とその衝突であり」と明治以後の日本の侵略戦争(行為)をすべて「自衛が基本」との戦争観で書かれています。

 五百旗頭(いおきべ)真防衛大学校長は「毎日」(九日付)への寄稿で「防大における歴史教育の内容がどのようなものであるか、改めて調べてみた。あの戦争を賛美するような講義内容は…まったく見あたらなかった」としていました。


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