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6月12日に米国防総省が明らかにしたところによると、ユタ州にある陸軍の研究施設から誤って生きた炭疽菌(たんそきん)のサンプルが各地に送られていた問題で、2005年に在日米軍のキャンプ座間にもこの施設からサンプルが届いていました。
炭疽菌は生物兵器として利用されてきた歴史があります。
生物兵器への利用が可能な病原体には、
1、短期間で致命的な感染症を起こす
2、ヒトからヒトに感染(伝染)しない
3、有効な治療薬・ワクチンがある
4、使った後での環境修復が容易
という性質が特に重要視されますが、炭疽菌は 1,2,3 の条件を満たしており、さらにその培養も比較的容易なので、第2次世界大戦の頃から各国の軍事機関によって生物兵器としての応用が考えられ、積極的に研究された細菌の一つでした。
しかし国際法(生物兵器禁止条約)で生物兵器が禁止されたのに加えて、炭疽菌の特性(芽胞形成によって土壌汚染が半永久的に持続するため、使用した後の土地への移入などができなくなる(上記 4 の理由を満たせない)ことや、ワクチンの効力が十分とは言えないこと)が明らかになるにつれて、戦争では、少なくとも「公式には」実戦への投入は行われなかったものです。
日本ではバイオセーフティーレベル3 (BSL-3) の病原体として扱われ、また研究施設での使用、保管状況が厳重に監視されているものです。
国防総省によると、サンプルはキャンプ座間で、生物兵器に対する防護策の訓練や機材の試験などに用いられたということです。
この生きていたとされるサンプルは訓練プログラムの終了に伴い2009年に廃棄されたとされています。
こんな危険なものが、国民も政府も知らない間に持ち込まれていることに恐怖を覚えます。米軍基地の治外法権をなくすことが・・・。いや、基地の撤去しかないですね!
【時代の正体】重なる戦争指導者の姿 山崎雅弘さん
神奈川新聞6/12
①現実認識能力の欠如②対外交渉能力の欠如③人命軽視の思考④憲法と立憲主義への侮辱
これら問題点はいずれも、先の戦争で日本を破壊へと導いた戦争指導者の特徴と重なる