磐田市の向笠公民館で
第21回目の野菜ソムリエクラブが開催されました。
今回のテーマは、
「メロンサミット@野菜ソムリエクラブ」。
先月に袋井市で開催された
「全国メロンサミットin袋井」で学んだことを
受講生の皆さまにお伝えし、
小規模でも、充実した内容にしようと
準備を進めてきました。
今、メロンの消費が伸び悩んでいる背景、
メロン農家が抱えている問題などをお話し、
静岡県で温室メロンが栽培されるようになったいきさつも、
原産地のニジェール川沿岸から順を追って
説明していきました。
今回集めたメロンは9種類です。
●エスパ(愛知県産、ノーネット、白肉)
●イエローキング(愛知県産、ノーネット、白肉)
●カナリアン(秋田県産、ノーネット、白肉)
●ニューメロン(袋井産、ノーネット、白肉)
●マリア―ジュ(山形県産、ネット、赤肉)
●アンデス(茨城県産、ネット、青肉)
●タカミ(愛知県産、ネット、青肉)
●キスミー(秋田県産、ネット、青肉)
●マスクメロン(袋井産、ネット、青肉)
カットした断面もご覧ください。
●エスパ、イエローキング、カナリアン
●マリア―ジュ
●アンデス、タカミ、キスミー
●マスクメロン
9種類のメロンの食べ比べも行いました。
一番人気は、袋井産マスクメロンでした。
地元贔屓というのではなく、
やはり味、香り、肉質のきめ細やかさが他品種とは
大きく異なるという意見が多かったです。
山形県産のマリア―ジュは、濃厚で甘みが強い点が好まれました。
黄色い皮のノーネットのメロンは、
地元で夏に採れるキンコウ瓜をイメージしてしまい、
食べたいと思わなかったという人がほとんどでしたが、
食べてみると、甘いのにさっぱりとした食味で、
意外なおいしさだったそうです。
メロンが食べられなくなった理由に
「食べ頃がわからない。」ということが挙げられています。
今回、色々な種類を集めてみて、
それぞれが一番おいしい時に、受講生さんにお出しすることが
どんなに難しいことかよくわかりました。
ご参加くださった皆さま、
ニューメロン(古くから日本で作られていた露地栽培のメロン)を
提供してくださった生産者さま、
そして、急なお願いにも関わらず、資料を提供してくださった
静岡県農林技術研究所さま、
心から感謝申し上げます。