”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

なぜスーパーのみょうがは花が咲かない?

2015-07-21 11:32:32 | 野菜

先日、みょうがのことで、こんな記事を書きました。

冷蔵庫に入れておいても、花が咲く。

その花びらを摘み取っても、また花が咲いている・・・。

  

  

そうしたら、ブログを読んでくださった方から

こんな質問をいただきました。

「スーパーのみょうがを冷蔵庫に入れておいても

 花が咲くのを見たことがないのですが、

 どうしてでしょうか?」

  

そう、確かにそう!!

スーパーで売られている3個入りのみょうが。

冷蔵庫の中で萎れることはあっても、

花が咲いたのは見たことありませんね。

  

  

これは調べてみなくては!!

みょうがと言えば、高知県。

JA四万十さんにお尋ねしてみました。

  

  

まず、私たちがみょうがとしていただいているのは

みょうがのつぼみの部分です。

そのつぼみに花が咲くのは、

ストレス(急な温度変化、乾燥など)がかかるためです。

  

高知県産のみょうがは、ハウス栽培で、

年間を通して25℃~30℃の中で栽培されます。

そんな中ですくすくと育つみょうがは、

樹の高さが4m~5mにもなります。

  

この丈夫な樹にできるつぼみは、とてもふっくらしています。

しかし、ハウス内の温度も夏場は上昇します。

遮光することにより、温度管理を工夫しても、

やはり夏場は、樹の育ちが悪くなり、

つぼみの太り具合も悪くなります。

 

こうやって、十分に太らなかったつぼみは、

出荷の途中で花が咲いてしまうこともあるそうなのです。

  

つまり、みょうががどれだけストレスを受けたかどうかが

花に現れます。

  

露地栽培の(というか、家の日陰に生えている)みょうがは、

いくら日陰で育っているとは言え、

天候、気温の変化、乾燥、湿気など

様々なストレスの中で生きています。

 

  

  

みょうがの花は、箱入り娘ではない、

自然児の証なのかもしれません。 (*^_^*)

  

  

突然のお電話にもかかわらず、

丁寧に教えてくださったJA四万十さん、

勉強する機会を与えてくださったJunJunちゃん、

本当にありがとうございました。

 

コメント
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